人はなぜLINEオプチャをするのか
今日ほどスマホの利用時間が長くなる時代を人は想像していただろうか。
家族、友人などリアルな人との会話よりLINEのオプチャ(オープンチャット)を利用する時間が僕は長い。
それは単に自分が躁鬱病という病気を持っていて、オプチャでそのコミュニティに入っているから。病気のことを隠さずに話ができるから。それだけなのだろうか。
大人になると色々な場所で、この話はしていい。この話はこの人達には言えないなどの様々な制約が出てくる。
僕の場合はそれが精神病であるから。秘匿にしておきたい事情ということに当てはまる。
でも例えば出会い系のアプリなどでは自分のキャラクターを作ることもあるし、家族や友達の前の自分と恋人の前の自分。親としての自分など人間は様々な顔を持つものだ。
オプチャの仲間になぜ見ず知らずの人とのチャットに多くの時間を使うのか聞いてみた。
寂しいから
病気のことは友達に言えないから
家族とは疎遠になってしまっているから
などなど。色々な意見を聞くことができた。誰とでもリアルタイムにやり取りをすることができる現在。逆にコミュニケーションの温かさが少なくなってきている気が僕はする。
インスタグラムのストーリーズを秒単位で飛ばしながら友人の近況をチェックしたり、Twitterで最新の情報に触れながらインフルエンサーを目指したりする。そんな時代にコミュニケーションの温かさは存在するのだろうか。
コロナとネット社会の相乗効果
コロナで仕事が在宅になった人。家から出ないようにしたり感染に気をつけて生活している人も多いと思う。
オプチャを僕はこれからも使いたいと思うし、オプチャで中々温かい雰囲気を持ったグループに参加している。
例えば一例だが、新しい人が入ったら挨拶はしましょうとか優れた提案のできる管理人が存在する。
また精神病に関しても皆に相談できるのでとても一人で対処するよりは心強い。
もう一年くらいは同じコミュニティに所属しているが、僕自身その間に病気の再発や入院を経験した。
一度抜けていたコミュニティに戻るとおかえりと言ってもらえたことが非常に嬉しかった。
メンバーにリアルでも会ってみたい気持ちもするが、見ず知らずの他人だからこそ話せる内容がある。
それを求めて今日も僕はオプチャを開く。おはよう、おやすみを言うだけでもいい。その時間が僕には大事なのだ。
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