投資における冷静さと諦めの重要性

投資は応援したい企業に資金を提供し、その成長を支援する側面がありますが、逆に「銘柄に惚れるな」という格言があるように、感情的になりすぎると、企業の状況に変化があった際に冷静な判断ができなくなるリスクがあります。
たとえば、企業の業績が悪化した場合でも、過度に擁護したり、過信してしまったりする傾向が生まれます。このような贔屓目がバイアスを生み、非合理的な判断を引き起こします。

そのため、自分が感情に流されていないかを定期的にチェックすることはとても重要で、企業の将来に対する信頼が根拠に基づいているのか、自分の予想や期待が現実的かどうかを再評価する必要があります。
そこで、この先のシナリオが分からなかったり、自信が持てない場合は、リスクを最小限に抑えるために投資額を控えることが賢明です。

また、投資においては諦めも肝心です。
期待通りに企業が成長しない場合、いつまでも未練を抱えて持ち続けるのはとても危険です。
市場や企業の状況に応じて、適切なタイミングで撤退する判断が求められます。損失を最小限に抑えるためには、早めの決断が必要です。

確かに、夢や浪漫を持ちたい気持ちは私も100%共感するのですが、現実は厳しいものです。
私たちは投資家であり、寄付をしているわけではないことを忘れてはいけません。冷静な判断と客観的な視点を持ち、必要に応じて諦める勇気を持つことが、長期的な投資成果に繋がるはずです。

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