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Another works × bajji 共催イベント 「新しく変わる働き方、これからの社会の働き方と副業の事始め(ことはじめ)〜副業時代の働き方〜」

2020年2月13日、㈱bajjiは、 ㈱Another worksと共催したトークイベントを開催しました。今回のテーマは「副業」。領域の違う2つの会社から見た「現代の副業」と「これからの副業」についてトークしました。
会場は、日本マイクロソフト株式会社が新たにオープンしたAzure Daikanyama Baseにて行われました。
Azure Daikanyama Baseについて、店長ことマイクロソフト株式会社の柴田さんからご説明いただきました。

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登壇者プロフィール

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大林 尚朝 氏(おおばやし・なおとも)
株式会社Another works 代表取締役

早稲田大学在学中に株式会社リアライブに参画しマーケティング責任者として強固な集客基盤を構築。

その後、株式会社パソナ パソナキャリアカンパニーに新卒入社し顧問やフリーランスを業務委託紹介する新規事業に従事。全社総会にて史上最年少で年間最優秀賞を受賞するなどギネス記録を数多く樹立した。

2018年に株式会社ビズリーチのM&A領域の新規事業における創業メンバーとして参画。
M&Aプラットフォーム「ビズリーチ・サクシード」を立ち上げ、マーケティング部隊をゼロから構築し3,000社の買い手企業を1年間で集める。

2019年5月7日に株式会社Another worksを創業。複業したい人と企業をつなぐSaaS型の複業マッチングプラットフォーム「Another works」を立ち上げる。

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小林 慎和 氏(こばやし・のりたか)
大阪大学大学院卒。現在は、株式会社bajji ファウンダー&代表取締役。ビジネス・ブレークスルー大学 准教授

これまでに国内外で7社起業しているシリアルアントレプレナー。

野村総合研究所で9年間経営コンサルタントとして従事、その間に世界17カ国での事業立ち上げを経験。

2016年6月日本に帰国し株式会社LastRootsを創業。日本初となるICOを実行。同社はIBM Blue Hub賞を受賞。2019年4月に上場企業の子会社化し、同社代表取締役を退任。同月、人と人の信頼関係を可視化するSNSをブロックチェーンで実現するべく株式会社bajjiを創業。

主な著書に「海外に飛び出す前に知っておきたかったこと」、「リーダーになる前に知っておきたかったこと」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

Another worksって何?

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本イベントは、主催のAnother worksbajjiについての説明からスタートしました。

Another worksは、「挑戦する全ての人の機会を最大化する」をビジョンに掲げるスタートアップ企業。複業をしたい人と企業とをつなぐSaaS型の複業マッチングプラットフォーム「Another works」を展開しています。

複業をしたい人の登録料・利用料は一切無料。アプリ内に掲載されている求人へ直接エントリーができます。また、企業からスカウトが届くこともあるので、複業の機会拡大をはかれます。現在の登録者数は4000以上。募集職種も幅広くそろえており、利用者は日々拡大しています。

企業は毎月定額料金で、登録者の中から求める人材を探し、無制限にアプローチできます。採用する際の成約手数料が一切かからないため、採用コストが削減できる今までになかったサービスです。2019年9月のサービスリリース以来、一部上場企業からベンチャー企業など、多くの企業に導入されています。

Another works代表の大林は、これまでの経験から求職者と求職者との間にある乖離やそれぞれの立場で悩んでいる人の姿を間近で見てきたことから、これらを払拭するサービスの開発に着手。Another worksをスタートさせました。

Another works
https://aw-anotherworks.com/

bajjiって何?

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一方のbajjiは、「未来を変える出会いを増やす」をビジョンに、ブロックチェーン技術を活用して人との関係性を可視化するSNS『bajji(バッジ)』、浅草橋徒歩1分のコワーキングスペース『BUTAI(ぶたい)』を運営している会社です。

昨年ローンチしたSNS『bajji(バッジ)』は、人と人との関係性を見える化することで、自分にとってふさわしいビジネスパートナーと出会いやすくすることを目的としたものです。その人のリアルな面を知っている人からの他己紹介を元に、今自分が求めている人材やビジネスパートナーを探すことが可能となります。

アプリ内で販売しているバッジを購入し、お世話になっている人や自分が信頼している人などにプレゼントすることで、独自開発されたアルゴリズム「bajjiキセキ」がたまっていくというシステムです。「bajjiキセキの高さ=信頼性の高さ」として認識できるようになっています。

Another worksとbajjiの説明が終わると、4人のパネラーを招いてトークコーナーへ。

bajji
https://bajji.life/

そのままパネラーの方をお呼びして、
バラエティー豊かな経歴を持つパネラーたちの自己紹介後、メンバーが経験してきた「副業」について語り合いました。

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パネラープロフィール

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濱田 淳 氏(はまだ・じゅん)
株式会社bajji COO

不動産営業、照明機器メーカー、ベンチャー企業の創業メンバーを経験。
2017年ビジネスブレークスルー大学で現bajji CEOの小林と出会い、小林が創業した仮想通貨交換業の㈱LastRootsに参画。ブロックチェーンビジネス部 部長を務める。

2019年5月、小林の独立を機にbajjiに参画。株式会社bajjiではCOOとして全プロジェクトの推進に注力している。

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柴田大樹 氏(しばた・だいき)
日本マイクロソフト株式会社
Microsoft Azure プロダクトマーケティングマネージャー 兼 Azure Daikanyama Base 雇われ店長

大学卒業後、日本IBMにて製造業向けセールスとしてキャリアをスタート。
Amazon JapanにてEC事業者向けコンサルティング業務およびバイヤー業務を経験した後、渡英。

2019年マンチェスタービジネススクールにてMBA取得し、現在はMicrosoftにてMicrosoft Azure担当Product Marketing ManagerとしてMicrosoft Azureのビジネス拡大に向けた各種プロジェクトを担当している。Azure Daikanyama Baseの雇われ店長でもある。

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鷲尾 諒太郎 氏(わしお・りょうたろう)
1990年生、富山県出身。
早稲田大学文化構想学部卒。

新卒で株式会社リクルートジョブズに入社し、新卒採用などを担当。株式会社Loco Partnersを経て、フリーランスとして独立。複数の企業の採用支援などを行いながら、ライター・編集者としても活動している。

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石川 裕也 氏(いしかわ・ゆうや)
CCMOコンサルティング代表 行政書士、宅地建物取引士

2008年行政書士事務所を開設し、音楽事務所、会計事務所、学校法人、社会福祉法人、宗教法人の役員や監査、上場会社の不正調査経験。

専門家のプラットフォーム作りを通じて高い専門性のあるワンストップサービスの提供もしており、主に知財や企業防衛を通じた産業スパイ対策、背任・横領対策、クレーム対策支援、役員会、株主総会運営マネージメント、各種書類作成、証拠収集及び作成、起業支援や研修をしている。

パネルディスカッション①いろいろな副業のカタチ

小林:
いきなりなんですが大林さん、「副業」ってどの位から言うんですか?ちょっとでもしたら「副業」になるんですか?

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大林:
ちょっとでもしたら「副業」になると思っています。でも、報酬があるなし関係なく、「副業」には2つの意味があると思っているんです。1つは、みなさんが知っている「複数の仕事をかけ持つ」という意味の「副業」ですね。もう1つは、僕が個人的に「サイドビジネス」というイメージを払拭したいと思っていることもあって、自分の自己実現のためとか、スキルアップしたい、やってみたいとかの、「自分の挑戦を他の企業でする」という意味の「複業」というのがあると思ってるんです。

小林:
なるほど。じゃあ、複(副)業をしてる人の頻度ってどれ位が多いんでしょうか?

大林:
職種にもよるんですが、例えば営業職の場合は週1でやるっていうよりも成果報酬ベースが多いかもしれませんね。僕のまわりだと、リモートワークで仕事して、週1でミーティングに参加するケースが多いですね。エンジニア系は週3からが一般的なんだと思います。

小林:
週3ってなると、本業がある場合はどうなるんですか?

大林:
フリーランスの方はいいけど、本業がある方は朝夜の時間や週末を使ったりしてますね。

小林:
じゃあ、平日フルタイムで働いている人の副業と、フリーランスで月火水はA社、木金はB社、夜中にC社、土曜日がD社みたいな感じで副業をしている人もいるってことですよね?

大林:
そうですね。

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石川:
僕、今、めちゃくちゃ就活してて、週3位で働ける副業を探してます(笑)今、4社の代表と8社の役員をやっているんですが、僕は法律がベースなんで、必要とされることがあまりないんですね。1年に1~2回くらいで、時間も1~2時間くらいなんです。だから、けっこう暇で、色んなことをやりたいんですよね。

小林:
8社も役員をやってるけど、呼ばれるのは年に何回かしかなくて、1社に呼ばれたとして計算しても、月に10~15時間しか働いていないから、月に140時間くらいは空いてると(笑)

石川:
そうなんです。だから今はbajjiさんの活動を布教活動並みにがんばってます。そして、他の会社から怒られるという(笑)そういう時は、「僕はbajjiの広報なんで」って言ってます(笑)

小林:
鷲尾さんは、いわゆるフリーランスでお仕事をしているとおもうんですが、基本的には何社くらいのプロジェクト(あってますか?)を見てるんですか?

鷲尾:
細かく言えば4社ですね。

小林:
どういう業務内容なんですか?

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鷲尾:
1社はフルリモートで、人事とかを1日やっていますね。2社は週1~2で常駐していて、もう1社はライターや編集者として入っている会社なので、それはリモートでやってますね。

小林:
真ん中の2社では何をしてるんですか?

鷲尾:
人事の仕事の一部ですね、採用面談とか。あとは、人材紹介の会社に入ってるので、そこではキャリアコンサルタント的に転職サポートや企業紹介をしています。

小林:
土日が休みなんですか?

鷲尾:
毎日が休みですし、毎日仕事って感じで…。いつでも休めるし、仕事したければ仕事をするって感じですね。丸々一日休みっていうのは、ほぼないです。土日は出勤することがないので、家で記事を書いたりしてます。


パネルディスカッション②みなさんは副業してましたか?

濱田:
僕は、今bajjiっていうスタートアップの会社に入ってるんですけど、その前は電機メーカーに勤めていたんで、その時は自分でマイニングを月10万円くらいコスト払いながらとかしてましたね。その時は、美容家電が流行っていたときでもあるんで、セドリで売ったりとか、そういう小遣い稼ぎみたいなことはしてました。

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小林:
話がちょっとズレるかもしれないんですが、複(副)業禁止の大企業って、報酬をもらわなければ複(副)業してもいいんですか?

大林:
お金よりも経験がほしい場合はいいと思います。
転職活動をするときに、1社だけじゃなくて「他の会社でこういうことをしてました」って言ったほうが有利に働くこともあるんです。それに、自分の新しいポートフォリオができますし、自身の市場価値を上げることにもなるんで、複(副)業ってすごくいいもんなんじゃないかなって思いますね。

小林:
なるほど。じゃあ、次は柴田さん!いろいろな会社を経験されてるそうですね。外資系に勤めてたということなので、一般的な日本人よりも考え方が柔軟だと思うんですが、「日本企業って、頭固いな」って思ったりしますか?

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柴田:
そうですね。ただ、IBMは比較的歴史の長い会社なので、割と企業として成熟しています。先ほどの濱田さんのお話とビズリーチさんのお話で思う所があったんですが、ビズリーチキャンパスやHELLO VISITSなどのOB訪問マッチングサービスを通じて、Skypeなどで30分程度のリモートOB訪問に対応しています。これは自分のキャリアの棚卸になるのでとても効果的なのと、自分より若い方の考えに触れられる貴重な機会なのでやっていますね。
Amazonはまだまだ歴史の浅い会社なのでかなり頭は柔らかいですが、Our Leadership Principlesと呼ばれるAmazonの哲学が至る所に浸透しているのが特徴的です。すべての議論がこのOLPに基づいて行わるのでディスカッションから結論に至るまでのスピードが早いです。

小林:
ちなみに、AmazonとMicrosoftでの複(副)業は?

柴田:
Amazonがダメで、Microsoftが複(副)業オッケーです。実は、複(副)業オッケーというのが、Microsoftに決めた理由のひとつでもあります。

小林:
なるほど。ちなみに、今も複(副)業はされてますか?

柴田:
してます。

小林:
週何回くらいですか?

柴田:
週換算だと難しいんですけど、Microsoftで働きながら、時々家業を手伝ったりする。あと、最近になって接客の仕事に関心を持ちはじめたので、三軒茶屋にあるyonchaというお店のシェアオーナーをやって、バー1日店長をしています。これは、ただただ好きということでやっていますね。

パネルディスカッション③入社したばかりの副業を認めるか認めないか

小林:
最近、話題になってますけど入社したばかりの複(副)業を許可するかどうか

パネラーたちの多数派意見
「その人によりますかね。」
ただ単にプラスαのお金が欲しいっていうだけだと会社にとっても複(副)業をOKにしてもなんの意味もないのではないか。

複(副)業OKな会社は、様々な経験をして自社に役立てて欲しいと思っているからその意図を分かった上でやるといいと思うなどのアドバイスもしていました。

パネルディスカッション④入社して、5年から10年経つ大手企業の中堅層は副業をすべきかどうか

小林:会社にとってはベテランと言われる層が複(副)業をしたいと言ったら会社として送り出してあげるべきでしょうか

パネラーたちの多数派意見
中堅層こそ複(副)業をして、いろんな会社、ビジネスのいいところを社内に持ち帰ったり、刺激をもらうべき。

パネラーの方達からは、
中堅層こそ他社のいいことも知れ、自社で培った経験を他社でも活かせ、これから労働人口が減少していく中で社会にいい影響を与えるとの意見が多かったです。

パネルディスカッション⑤今、副業市場はどんな職種の方が多いんですか?

小林:
こちらはAnother worksの大林さんにお聞きしたいと思います。
会社のNDA(秘密保持)や外に出せない情報などもあるとおもうのですが、
どのような職種の方が複(副)業に向いている、もしくは現在多いのでしょうか。

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大林:
そうですね、やはりエンジニアの方はもちろん多いですし、企業側からの需要もあります。
その他に、ライターさんや広報、あとは店舗でのマネージャークラスの人材を求めていらっしゃる企業もあります。
これからどんどん様々なジャンルの複(副)業のニーズは企業側から出てくると思いますので、みなさんもお金だけではなく知見や自分のスキルを広げる意味での複(副)業にトライしてみて下さい!

お問い合わせ
株式会社Anotherworks
サービスURL:https://aw-anotherworks.com/

株式会社bajji
サービスURL:https://bajji.life/(WEBアプリ、スマホ版のみ)