超高純度ウルトラピュアを目指して。
ばじる🍃です。
よろしくおねがいいたします。
本日は、透析用水作製装置について。
以前、透析用水のお水については、↑↑↑コチラ↑↑↑ にも載せさせていただきましたが、
今回は改めて装置について。重複する内容もあるかとは思いますが、まとめていきたいと思います。では早速、参りましょう。
透析といえば、透析液。透析液といえば、A原液、B原液、そして透析用水。透析液の中でも一番配分が多いのがこのお水。1人あたり浴槽1つ分使いますからそれはそれは相当な量です。
このお水。ふつうの水道水のままでは、透析液を作製するための材料にはなりません。
透析液を作製するためのお水として、この装置でそれに見合ったお水と化していくのです。
ふつうの水道水とどう違うか。
ふつうの水道水の中には、不純物が含まれています。水道水中の中には、不純物、ミネラル、塩素や細菌などが含まれています。
そういったものをこの装置で処理してあげることで、なくしていく。
透析用のお水を作製する装置、すなわち、
【 透析用水作製装置 】と言われています。
🍋では、装置の中はどんなんなっているか。
装置の扉をあけてみると、いろいろな部品で埋め尽くされているかと思います。
中には、水道水を処理するためのたくさんの部品があります。
主には、
❶プレフィルター
ゴミや微粒子を除去する。
原水の水質状況にもよりますが、数か月毎に交換します。
❷硬水軟水化装置
交換樹脂により、原水中の硬度成分をNaイオンによって除去する。
日々、NaClすなわち塩水を用いて交換樹脂の再生作業が行われます。主には、透析されていない夜中の時間帯に行われます。
日々の塩補充は重要ですね。普通の食塩より、ボイラーソルトって塩を補充する際は、タンク内の塩水の状態をよく確認し、内部に空洞ができていないことなどを確認していかないといけません。そして、しっかりと軟水化されているか、軟水チェッカーで確認します。
❸活性炭フィルター
塩素やクロラミンを除去する。
日々のメンテナンスとしては、しっかりと塩素が除去されているか、残留塩素チェッカ―や、残留塩素計を用いてチェックします。
数か月毎に交換します。
❹RO膜
不純物を除去する。
装置の中で、一番の要となるところです。処理水側に逆浸透圧といったものをかけて、不純物を取り除いていきます。
エンドトキシンや細菌など、すべてのものがここで除去されます。
エンドトキシンは、発熱物質で有名ですね。
これが、体内に入り込んでしまうのはとても危険。
透析液の無菌化、無発熱化のためにも必須ですね。
こちらは数年毎に交換します。
❺ROタンク
処理されたRO水をためておく。
塩素もない状態の純水は、そのままにしていると菌が繁殖されてしまうため、中にはUV殺菌灯が入っていますね。このUV殺菌灯は、1年ごとに交換となります。
🍓菌がないことをみるために、生菌やエンドトキシンの検査も欠かさず行っていきます。
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ざっと簡単に、このような感じとなっています。
常にきれいな透析用水を作製するためには、日々の点検により、フィルターの性能や劣化具合を確認し、メンテナンスを欠かさず行っていくことが大事になります。
超高純度。スーパーウルトラピュアな状態を目指して。
日々のメンテナンスを怠らず、患者さんのために頑張って取り組んでいきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。