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158回なので…最低でも316回。
ばじる🍃です。
宜しくお願いいたします。
さて今回は、透析を行うために必要な数多くのデバイスの中から、
〖透析針〗をピックアップです💉
透析の針について、まとめてみたいと思います。
と、その前に。
テーマにある回数。なんだかおわかりでしょうか。
・・・
そう。一年間で一人あたりの患者さまがおこなわれる透析回数158回と刺される穿刺の回数、AV合わせて最低でも316回。(ただし、週3回、A、V穿刺の場合にて。)
最低でもこの回数。。。ってことは失敗したらもっと回数が増えるということ。
これだけの回数を刺されているんですね。
毎日の穿刺について考えるいいきっかけとなります。
・・・
それではさっそくいきましょう。
まず、種類について。
大きく分類すると、金属針とカニューラ針の2種類に分類されます。
ばじる🍃は昔の職場では金属針メインもしくは金属針+カニューラ針でしたけど、今ではカニューラ針オンリーです。ばじる🍃の所属している最近の若い子たちは皆、金属針で穿刺をしたことはありません。
安全面を考えると、金属針よりもカニューラ針の方が良いのかなと思うのですが(金属針だと、肘部に留置されている際に肘の曲げなどの動作により血管を突き破ってしまう可能性があります💦)、金属針の方が好きだと仰られる患者様もいらっしゃいます。なんか、切れ味がいいから痛みの間隔が違うんですって。
おそらく今のご時世、安全面の観点からも、ほとんどのご施設でカニューラ針が採用されているのではないかと思います。
透析治療においては、それなりの血流をだしてあげないといけませんよね。
効率を取りたいのであればなおさら。血液流量は大事な要素となってきます。
それなりの血液流量を出してあげるため、その求められる血液流量に合わせた針の太さの選択がせまられてきます。
💉カニューラ針について。
カニューラ針は、中に金属針が入っていて(内筒と呼ばれています)、外側はプラスチック針となっているものです。内筒は穿刺のためにあるもので、穿刺したら内筒を抜き、外側のプラスチック部分のみ留置し、そこから血液をとります。プラスチック針には、側孔があるものとないものがあります。
針の太さとして、
❶17G (外径の直径1.473mm)
❷16G (外径の直径1.651mm)
❸15G (外径の直径1.829mm)
❹14G (外径の直径2.032mm)
と、17Gから14Gのラインナップがあります。
G とはゲージという単位です。
ここで注意したいのは、数字が下がるにつれ太くなるといった点です。
だいたいのご施設では、17G、16G、15Gが使用されているかと思います。
穿刺の長さについては、長針と短針の2種類あります。
アプローチ部位により、使い分けます。深い血管の場合は、長針を使用したり。
ばじる🍃の施設は、今のところすべて長針です。
他にもダルニードル針といって、これはボタンホールといって、ピアスをイメージしてもらえるとわかりやすいと思いますが、皮膚と血管壁との間にピアスみたいな穴が開いていて、穿刺のための道が固定されているので、毎回同じそのルートをとおすので先端形状が普通の穿刺針とは違って鋭利になっていないものがあったりします。
ダルニードル針の利点としては、
●穿刺が難しい場合でも確実に穿刺ができる
●穿刺痛の軽減
●血管損傷の軽減による瘤予防
などがあげられます。
またまた簡単となってしまいましたが、今回は透析針についてまとめてみましたがいかがでしたでしょうか。ひとまず今回はこれで終了とさせていただきます。
最後までお読みいただきありがとうございます。次回もまた、宜しくお願い致します。