雀豪昇段講座②〈押し引きの基本的な考え方〉
Vtuber兼Webライターの琲徒シンジ(バイトシンジ)です。
普段は麻雀初心者や雀魂の段位戦で勝てない人を救うべく、簡単に勝てる方法を発信しています。
雀魂における第一の難関は雀豪昇段と考えています。
麻雀経験者であって、「雀荘や仲間内でやる麻雀では勝ち越しています。」「麻雀には少し自信があります。」という人でも雀豪になれず悔しい思いをしている人も多いでしょう。
前回はラス回避麻雀についてご紹介しました。
未だ見られていない人は下記リンクを先に読んで下さい。
今回は、迷う場面の思考システム化第一弾として、押し引きの基本的な考え方について紹介していきます。
押し引きの大前提について
押し引きの大前提として、『リーチされたらテンパイなら押し、ノーテンなら降りる」という戦法があります。
ノーテンはリーチした人よりも1枚多く有効牌を引かないと勝てないという性質上、不利なので潔く降りるということです。
押し引きの大前提について異論は無いですが、雀傑★★以上の人は同じ戦法を使っていることが多いですよね。
他の人と同じ戦法を使った時に、運以外の要素として他の知識や戦略によって勝敗は決まります。
つまり、これだけの押し引き知識では足りないということです。
押し引きの考え方について
大前提を覚えた人に、押し引きの基本的な考え方を紹介します。
押し引きについて学ぶ上で基本的な考え方は、『前提となるシステムを覚えて例外を広げていく』です。
今回の例では『リーチされたらテンパイなら押し、ノーテンなら降りる』を前提とすると、『ただし、○○の状態ならテンパイでも降りる』という例外を追加していくということです。
押し引きだけでなく、迷う場面の思考システム化全てに共通して使える考え方となっているため、是非覚えてください。
それでは実際に追加するべき例外はどんなものがあるのでしょうか。
今回は2つご紹介します。
前提に追加するべき例外
①「ただし、3万5千点以上のトップ目なら降りる」
皆さんは初期の段階で3万5千点以上の点数を稼いだ後に、3位若しくは4位まで落ちてしまったことはありませんか?
「テンパイしていたからリーチに押したのに、振込んでしまって4位になった」こんなことを経験したのは私だけではないはずです。
判断をシステム化すると何も考えずに、システム通りに打ってしまいがちですが、麻雀は状況に応じて判断を変える必要があります。
3万5千点以上取った状態であれば、残りの局全て降りていても極端に順位が下がることは少ないため、先制リーチには素直に降りましょう。
②「ただし、3位以上で南場の時は降りる」
南場は残り局数が4局以下となるため、点数を取り返すのが難しい状態です。
その中で満貫クラスのリーチに振り込んで3位以下になると、4位で終わる可能性が非常に高くなります。
逆に言えば他の人がリーチに振込んだら、自分は3位以上で終わる可能性が高いという事です。
4位の場合だけは、是が非でも上がりを取りにいく必要があるため、リーチに押し返しましょう。
まとめ
ここまで読んで頂きありがとうございました。
当記事で大事なことは以下の通りです。
押し引きの大前提は「リーチされたらテンパイなら押し、ノーテンなら降りる」
前提に例外を広げることで、他の人と差を付ける。
例外①「ただし、3万5千点以上のトップ目なら降りる」
例外②「ただし、3位以上で南場の時は降りる」
難しいことを考えずに、事前に手順や判断を決めておくだけで麻雀は簡単になります。
もちろん自分の段位が上がると、例外の場面でも押すべきことはあります。
しかし、最初の内から難しいことを考えすぎると、制限時間内で判断することは出来ないですよね。
次回はシャンテン数の数え方と意識を解説していきます。