「おやすみの七夕」(2023/07/07の日記)
七夕ですね。浅野いにお先生の『おやすみプンプン』という漫画が無料開放されていたので1日かけて読んだ。TLの情報やツイート検索をしてみるに、「七夕にこれを!?」みたいな反応が多かったので察しつつもどれどれ……という感じで読み始めた。
(以下『おやすみプンプン』のネタバレを含みます)
面白かった。果たしてこれを「面白い」と言っていいのかという点はあるけど、読後感としては面白い作品だったと思っている。家庭環境に大きな問題があったり過去にトラウマがあったりというような、作中人物が抱えている後ろ暗い部分。ありがたいことに僕の人生にはそれに通ずる事態が無かったから、あくまで創作物として面白いと感じられるんだと思う。
小学生編〜中学生編で特に感じたけど、思春期特有の自意識と性に振り回される感じがとてもリアルで生々しい。自分も小学生男児だったことがあるので、濃厚なノスタルジーを感じながら読み進めた。成人してから作る作品でもこういう精神性を再現できるのすごすぎるな。「誰でも一度は子供だったけどみんな忘れてる」というこち亀OPの歌詞の意味を今理解した気がする。
愛子ちゃんとの逃避行を始めとしたプンプンに降りかかる多くの数奇な出来事は、僕の目には「数奇」だと映った。しかし、最終話で晴見のクラスに転校生が来て、その子に一目惚れしたような生徒の様子が映るところは、誰しもがプンプンになりうる可能性があることを示していると思っている。すごく噛み砕いた言い方になるが、いいことがあれば悪いこともある。万事塞翁が馬の、普遍的な人生の話だ。
ペガサス合奏団周りの話についてはよく分かってないところがあるので、これから感想や考察を読みたいと思います。グッドバイブレーション。
高校時代の友人が『デデデデ』を好きだと言っていたのを覚えている。今になって繋がってきたな。当時の僕はすごいタイトルだな〜としか思っていなかった。浅野いにお先生の作品はヴィレッジヴァンガードでよく見るイメージしかなかったが、今回初めて読んでかなり面白かったので、他の作品も機会があったら読んでみたい。
どっとライブ所属Vtuberのカルロ・ピノ様がお誕生日でしたので配信を見ていました。
擬似的な脱出ゲームみたいになっててすごかった。ピノ様がたまに仕掛けてくる劇場型配信は仕込みがかなり凝ってて好きです。まさかこっちでもおやすみなさいすることになるとは……。
2019年にあった100年後のピノニュース配信をリアルタイムで見た時は度肝を抜かれた。アーカイブでは「2119年〜」となっているが、配信前はタイトルを文字化けさせる演出までしていたことを覚えている。こういうのは手が込んでいるほど面白い。
改めてお誕生日おめでとうございます!!!良き1年を!!!