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神楽すず 1stソロライブ「内向的ユートピア」 が最高だった話
2024年6月23日、一ツ橋ホールにて 神楽すず 1stソロライブ「内向的ユートピア」が開催された。現地で参加してきたので感想などをまとめておこうと思う。
演出や企画の内容、初公開されたオリジナルソングについてのネタバレを多分に含むため、これからアーカイブを見るつもりであるという方はぜひ視聴後にお読みいただきたい。
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当日16時に開場。どっとライブを追い始めてかれこれ7年(シロちゃん1人の頃を含む)、関連イベントに現地参加するのは今回が初めてだ。とはいえ緊張はほぼなく、楽しみ9割といった心持ちだった。最推しの晴れ舞台を目の当たりにできるのだ。臆することがあろうか。
会場の付近に来た時点で、見覚えのあるTシャツや見覚えのある缶バッジ、見覚えのある「神楽運送」と書かれた緑のキャップを被った人々をたくさん見かける。気合が入った全身ツナギスタイルのファンもいた。イベントに現地参加したとき特有の「ここにいる人たち全員○○のことが好きなんだ……!」と思うあの感じ、とても好きだな。
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ロビーに入場すると、フラワースタンドが所狭しと設置されていた。
有志のファンによる美麗なイラストが併せられたもの、花でレモンを象ったもの、テレビ番組『謎解き戦士 ガリベンガーV』のスタッフより贈られたものまで。趣向の凝らされたものが数多くあり、神楽すずを応援する気持ちで溢れた空間となっていた。
これまでのイベントのものはマネージャー部公式Xにアップされる画像で見るのみだったが、今回は実物を見ることができて嬉しかった。存在感や迫力が段違いで凄かったです。
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17時になり、ライブが始まる。現地民は一ツ橋ホールごと電脳空間へと飛ばされ、神楽すずと共に配信を作り上げることになった。史上初の試みだ。
「リスナーと一緒に配信を作り上げる」というコンセプトは、コメントとのやり取りが多く見られる普段の配信スタイルに通ずる部分がある。そんなイベントが「ユートピア」と銘打たれていることを、ファンとして改めて嬉しく思う。
企画
・盛り上げ上手は誰だ? レモンとダンス大会!
思い出を振り返るということで並べられた神楽すずの歴代衣装・姿から、満場一致でチョイスされたレモンすず(全身にレモンを纏った神楽すず。本人も誕生経緯をよく分かっていない)と一緒にダンスを踊る企画。
短い手を振り回してうごうごと暴れるレモンすずに会場も盛り上がり、ボルテージがMAXになるとレモンはゲーミングレモンに進化するなど、どうなることかと思われたレモン衣装とダンス企画が想定外のシナジーを生み出していた。進化して「わぁ」と気の抜けた声を出すゲーミングレモンすずすずがかわいいポイント。
・悪魔からの挑戦状
レモンと同じくらい気に入っている衣装(本人談)である、悪魔すずから出されるお題を"DEATH SKETCHBOOK"を使ってクリアしていくコーナー。丸かじりするのはリンゴじゃなくレモンですが。
「とにかくすずを15回笑わせろ」というお題、急にハードルが高くて客席にも緊張が走っていて面白かった。ファンによる大喜利や誉め言葉でニッコニコになる悪魔すずを見て会場もニッコニコになっていたので良かったと思います。
・みんなでひとつになろう! 大合奏会
神楽すずといえば楽器ということで採用された企画。流れてくるノーツに対して音ゲーの要領で5種類の楽器を鳴らす合奏会が行われた。
のですが、
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ありがたいことに壇上に上がらせていただいて、しかも『叩ケ 叩ケ 手ェ叩ケ』で参加させてもらいました。
バーチャルYoutuberを見始めた最初のきっかけであるシロちゃんの曲を、最推しであるすずすずのソロイベントで合奏する。人生ってこういうこともあるんですね。二重に光栄だ。
壇上参加すると貰える、限定のメッセージカードもいただきました。インターネットガールらしさ溢れるメッセージで嬉しくなっちゃうね。家宝にしようと思います。
オリジナルソング
・『内向的ユートピア』
事前告知配信でイントロ部分が少しだけ公開されていた、初となるオリジナルソング。シンセサイザーやピアノで爽やかな透明感を出しつつも、跳ねるテンポやEDM的なアゲる展開でフロアを沸かせる、神楽すずを体現したようなポップナンバーとなっている。ステージである電脳空間との相性もバツグンだ。
他の人にもたくさん歌ってほしくてキャラソン感をあまり入れずにという要望で作ってもらった(意訳)という本人の言葉どおり、楽曲名に沿ったストレートな歌詞となっている。しかし、急に出てくる物騒ワード「死なばもろともです」のインパクトや、ラスサビ直前で盛り上がりを与えてくる「ブレーキなんて壊せ!」など、ちょうどファンが感じ取ってニヤリとできるくらいの要素が仕込まれているのが嬉しい。フルバージョンの正確な歌詞を確認するのが今から楽しみだ。
右に左にと動きのあるダンスをするすずすずの姿が、緑一色に染まった会場のペンライトに照らされよく映える。清涼感のある歌声でファンを魅了するその姿は、まさにアイドルそのものだった。
・『SING A SONG!』
神楽すず2曲目のオリジナルソング。先述の合奏企画の課題曲として先行公開され、直後に歌入りで披露された。壮大かつ軽快な曲調に、神楽すずを象徴するヴァイオリンのフレーズが強く印象に残る楽曲となっている。手拍子で参加できるパートもあり、会場の一体感は最高潮となった。
個人的に感慨深かったのが、「夜空に星で描くの まだ知らない五線譜を」というサビの歌詞だ。どっとライブ、なかでも1期生における"星"というモチーフの歴史の深さ、持つ意味の重さは長く追っているファンほど知るところである。あの頃の延長線にある活動が6周年・7年目を迎え、しかしまだまだこれからであるという意気を感じて嬉しくなってしまった。
それから、この曲を最初に聴いたときの印象が「どっとライブがアニメ化したときの神楽すず回のED」だったんだけど、同じく参加していた友人が打ち上げで同じことを言っていて笑った。共通認識として存在しているらしい。神楽すず回のED。
アンコールとして、曰く"エモパート"なお手紙と統一衣装での『内向的ユートピア』の歌唱があり、イベントは幕を閉じた。神楽すず本人も「また2nd絶対やろうね!」と高らかに叫んでおり、その日が実現するまで応援し続けたいと改めて思わせられる最高のライブだった。
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ライブ翌日の朝、帰る前に記念としてもう1度一ツ橋ホールを見に行った。楽しかった2時間半の高揚を思い出し、同時にイベントが終わってしまったことへの一抹の寂しさを抱く。
見ての通り、前日の雨が嘘のような快晴だった。歌と踊りで晴れを呼び込んだという意味では、まさに"神楽"だったのではないかとすら思う。神楽すず雨女疑惑も覆るかもしれませんね。
今回をもって、どっとライブ1期生のソロライブ開催及びオリジナルソング公開が1周したことになる。次はどんな展開で我々を驚かせてくれるのだろう。今後の動向がますます楽しみだ。
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