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名建築で旅をする~東京カテドラル聖マリア大聖堂
世界的にも有名な日本の建築家・丹下健三氏の設計によって1964年に建設された建築。
これが教会?教会とはわからない、洗練されたデザインに会いに行ってきました。
最寄り駅は
東京メトロ有楽町線「江戸川橋駅」(出口1a)より徒歩15分
私はJR目白駅からタクシーで行きました。1000円ぐらいでした。
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丹下健三さんって?
丹下健三氏は、最初に世界的に活躍された日本の建築家です。
日本の近代建築の基礎を作り上げたといえる人物といわれています。代表的な作品として、この東京カテドラル教会の他に「国立代々木競技場」や「広島平和記念資料館」「東京都庁舎」などで、大規模で国家的な建築を多く手がけたことでも知られています。
晩年は、世界各地の首都建設計画、都市計画、キャンパス計画を立案、一建築家というよりも都市の構想家として活躍し、世界のTANGEと呼ばれています。
建築の特徴
見た目的にはとても教会には見えない近代的なフォルムです。
実は この教会が建築されたのは1964年。約60年近くたってもこの斬新な新しさを感じられます。
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一番の特徴は、上から見るとキリスト教の十字架型に建物が構成されていることです。残念ながら上からみるのは難しいですが。。。
十字架を形成している特徴的な構造の素材はステンレス製。光が反射するたびに神々しさを感じました。
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![](https://assets.st-note.com/img/1660777822170-AFS0EiQRs7.jpg?width=1200)
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ブルータリズム
教会内部は、コンクリートの打ちっぱなしです。
曲線が際立ったフォルムで、開放感のあるごつごつした冷ややかな印象の中にトップライトの光を感じられて、教会建築にふさわしい荘厳の空間が作り出されています。
打ちっぱなしのコンクリートによる造りはブルータリズムと当時ブルータリズムといわれていました。
ブルータリズム(Brutalism/またはブルータリズム建築)とは、第二次世界大戦後の1950年代、世界中で流行した建築様式。 打放しコンクリートやガラス等の素材をそのまま使い、粗野な印象の建物のこと
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まとめ
丹下氏は2005年に亡くなられたのですが、葬儀もこの教会で行われました。
斬新なアートのような建物と神々しい神聖さを併せ持つこの教会。
祈りの場でもあります。この祈りの場でどんなことを感じるでしょう。
きっとそれはみんな違うはずです。
建物といっしょにこの空気を楽しみ、感じることが名建築と旅する醍醐味かもしれません。