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コロナがもたらしたもの

4月24日より、当店も世の中の状況にならい、休業しておりました。

その間の近況報告を少々・・・



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コロナのせいで繁忙期の仕事が奪われ当初不安ばかり募りましたが、逆にコロナは有り余る時間を与えてくれました。

いつも仕事を理由に子供達と遊んだりする事もできませんでしたが、お互いに土日も関係なく過ごす毎日の中、朝から晩まで十分に遊び、十分に喧嘩し、親子の時間を過ごさせてもらってます。

こんな事は、コロナ以前にはあり得ない事でした。


飲食業という仕事はお客様がお店に来てくださってサービスや商品を提供するもの。ラーメン店はレストランなどと違い、お店も小さい店舗が多いです。

4月より緊急事態宣言が全国に出されると、日に日に客数も減り、また自分たちも営業形態や接客の仕方を変えていかなくてはならなくなりました。

休業してから当店も「テイクアウト」メニューをいくつかはじめ、その中には初めて商品化するものもあり、

テイクアウト用にレシピをおこし、パッケージ化し、お家で召し上がっていただく想定で1から作りました。

お客様からは様々ご意見をいただくこともあり、現在も試行錯誤しながら少しずつ前進しています。

それはさながら新規開店の様な新鮮な気持ちで取り組んでいます。

全く初めての事に取り組み、不安な気持ちの中こんな気持ちで毎日にチャレンジする気持ちは、18年ぶりのことです。

お店としてこんなに大きなシフトチェンジはコロナの前には考えもしませんでした。

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とはいっても毎日仕事に明け暮れ、帰ってきても夕食を済ませ寝るだけの毎日とは違い、夕方には仕事を終え、夕食の時間も、お風呂も、家族との時間、睡眠時間は十分にあり、コロナウィルスという未知の不安を除けば、体にとってはとても健康的な毎日を過ごしています。

こんな事はコロナ以前にはあり得ない事でした。


コロナウィルスに怯えながら暮らす毎日は先も見えず不安です。

一方で見方を変えると、「今までになかった時間やチャンス」を与えてくれました。

これらは、今まで望んでもなかなか叶えられないものばかりでした。


コロナウィルスで世の中の景色が変わりました。

ここ滋賀でも近所の観光名所では、ゴーストタウンの様です。こんなに人がいないまちなかの風景は初めてです。

同時に、その中で自分も家族も適応しながら過ごす毎日が、自分たちに新しい環境を与えてくれています。

新しい仕事や環境に適応していくマインドチェンジが必要です。


一生に一度あるかないかのこのしばらくの時間を、噛み締めながら過ごしています。

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