【ウマ娘】1周年後の環境変化(固有スキル中心・評価の見直し)
1周年を機にこれまでの環境が一変し、一部では「ウマ娘2」とまでいわれるほどの調整が入りました。これまであまり評価が高くなかった固有スキルに大幅に調整が入り、効果が変更となりました。そこで本記事では、1周年後の現在の環境について、特に強化され評価が見直された固有スキルに焦点をあてて解説します。
・1周年後に強化された固有スキルまとめ
前項の根性に関する評価アップを踏まえ、1周年後に強化されたSSRサポートカードを種類別に1つずつ解説します。それぞれ強化された理由・ポイントを端的に解説しますので、デッキ編成の参考になさってください。また、特に大きく評価を上げたサポートカードには★をつけています。
・アグネスタキオン:U=ma2
回復量は金回復スキルと同等(5.5%)で据え置きとなりましたが、速度アップ(中)が追加され、中盤の位置上げスキルとして有用になりました。継承スキルとしても非常に有効なため、長距離のレースにむけて先行ウマ娘を育成したい場合におすすめの親世代固有スキルです。
・ウイニングチケット:勝利のチケットを、君にッ!
固有スキルの発動条件が、最終直線から最終コーナー以降に修正となりました。そのため、最終コーナー+最終直線まで発動範囲が広がっています。これまでかなり発動のしにくい固有スキルだったため、この発動条件緩和でやや発動率がアップし、少し評価が上昇したと言えます
・キングヘイロー:Pride of KING
発動条件のうち、順位条件が緩和された内容となっています。もともと最高速度アップの効果が特大のため、発動すれば強力なスキルですが、発動条件が厳しい点がネックでした。そのため、今回の発動条件の緩和は歓迎される修正といえます。とはいえ、速度アップのみのため何かしらの終盤加速スキルを合わせて取得することが必要となります。育成時に終盤スキル構成の検討が必要な点を押さえておきましょう。
・マチカネフクキタル:来ます来てます来させます!
効果に加速力アップが追加されています。しかし、前にブロックされているという条件が必要なため、発動のしにくさは据え置きとなっています。
・エアグルーヴ:ブレイズ・オブ・プライド
発動条件が5位以下からの追い抜き→4位以下からの追い抜きへと変更になりました。変更前は作戦:先行ですとやや出にくい印象でしたが、4位以下からの追い抜きに変更となったことで少し改善されました。しかし、対抗のウマ娘の作戦と位置取りによってはこの条件でも先行ではやや出しにくい固有スキルかと思われます。
・グラスワンダー:精神一到何事か成らざらん
発動条件が「追い抜いて4位~8位」から「追い抜いて3位~8位」となり、若干の緩和となりました。中盤の位置取りを優先すると発動ができなかったスキルでしたが、順位条件の緩和により少し改善されたと言えます。
★スーパークリーク:ピュリティオブハート
発動条件は変更なく、回復効果が大から特大となりました。特大の回復量は7.5%と金回復スキル(回復量5.5%)よりも回復率が大きくなりました。体力回復(特大)のスキルで注目したい点は、固有スキル継承時の回復量が3.5%あるという点です。白回復スキルの回復量が1.5%、金回復スキルの回復量が5.5%のため、ちょうどその間の回復量を持つスキルといえます。つまり、金回復スキルが2つ必要な長距離コース用の育成時に、継承ピュリティオブハート(3.5%)+金回復スキル(5.5%)+白回復スキル(1.5%)で同じ効果となります。ヒントLv不要で確実に取得できることから、因子厳選の親世代として大変有効な固有スキルです。
★ダイワスカーレット:ブリリアント・レッドエース
ダイワスカーレットは、発動条件が1位のみだったところが2位でも発動が可能となりました。これまで、ダイワスカーレットの固有発動については逃げが一般的でしたが、2位の発動も可能なことから先行での運用も可能になったと言えます。速度アップ+加速アップの強力な固有スキルのため、発動すれば加速スキルのない逃げウマ娘を簡単に追い抜くことが可能です。先行+中盤位置取りを上げるスキルで強力な固有スキルとなりそうです。
・マヤノトップガン:ひらめき☆ランディング
これまで最終コーナーのみで発動の成否が判定されていましたが、この条件が最終コーナー以降となりました。これにより発動条件が緩和され、以前よりはやや発動がしやすくなりました。
・アグネスデジタル:尊み☆ラストスパ—(゚∀゚)—ト
レーン移動速度アップが追加されたことにより、レーン移動中に追い抜きが成功しやすくなりました。もともと発動条件はかなり易しいスキルのため、純粋な強化といえます。
・エアグルーヴ(新衣装):薫風、永遠なる瞬間を
発動条件からランダム区間の文言がなくなりました。このランダム区間の文言削除により、発動位置が中盤に固定となり、発動率が大幅に上昇しました。先行向きの中盤位置上げアップになり、使いどころが増えた固有スキルといえます。
・カレンチャン:#LookatCurren
もともとの発動条件の「追い抜いて上位40%~3位」の部分が「追い抜いて上位40%~2位」と少しだけ緩和されました。もともと発動はしにくいが最高速度アップ+加速アップと爆発力のある固有スキルのため、発動条件が少しとはいえ緩和されたのは良い傾向といえます。しかし、一発性の高い固有スキルである点は変わっていない点は押さえておきましょう。
・カワカミプリンセス:姫たるもの、勝利をこの手に
発動条件のうち、順位条件部分が削除となりました。変更前よりは発動しやすくなったものの、条件に競り合いがあるため、安定して発動をさせるのはやや難しいスキルであると言えます。
★グラスワンダー(新衣装):ゲインヒール・スペリアー
発動条件は変更なく、回復効果が大から特大となりました。特大の回復量は7.5%と金回復スキル(回復量5.5%)よりも回復率が大きくなりました。体力回復(特大)のスキルで注目したい点は、固有スキル継承時の回復量が3.5%あるという点です。白回復スキルの回復量が1.5%、金回復スキルの回復量が5.5%のため、ちょうどその間の回復量を持つスキルといえます。つまり、金回復スキルが2つ必要な長距離コース用の育成時に、継承ゲインヒール・スペリアー(3.5%)+金回復スキル(5.5%)+白回復スキル(1.5%)で同じ効果となります。ヒントLv不要で確実に取得できることから、因子厳選の親世代として大変有効な固有スキルです。
・サイレンススズカ:先頭の景色は譲らない…!
発動位置が最終直線→レース後半へと変更になりました。残り50%から発動するため、中盤での速度アップが期待できるようになり、固有スキルに期待する役割が大きく変わったスキルといえます。水着マルゼンスキーの固有スキルよりも発動条件は厳しいですが、期待できる効果は類似したものとなっています。
・スペシャルウィーク:シューティングスター
発動条件・効果それぞれに変更がありました。追い抜いて1位になった際にも発動が可能となり、若干条件が緩和された内容になります。また、効果に加速力アップが追加されました。修正前は、終盤の速い段階でスキルが発動してしまうと固有スキルの恩恵が得られなかったのですが、加速が追加されることで早めの発動にも加速という役割をもたせることが可能になりました。全体的に強化された印象です。
・スマートファルコン:キラキラ☆STARDOM
発動条件について、これまでは1位のみだったところ2位でも発動することとなりました。貴重な中盤加速スキルということで、これまでいかに1位の位置取りをさせるかという点が育成のポイントでしたが、この条件緩和によりスキル構成の駆け引きに変化を生むこととなる印象です。
・タイキシャトル:ヴィクトリーショット!
発動条件について、最終コーナーの後半で発動するように変更となりました。レース場によっては、最終コーナー前半で発動してしまうと意味が薄い固有スキルでしたが、発動位置が最終コーナー後半に固定された点はありがたい改善点といえます。
・テイエムオペラオー:ヴィットーリアに捧ぐ舞踏
テイエムオペラオーの固有スキルは、発動条件が厳しいことで知られていました。今回、発動条件にはかなり緩和の調整が入っています。競り合いが削除されたうえ、順位条件が緩和、また「前か後ろ」との差が1バ身以内となりました。優秀な成長率ではあるものの、チーム競技場やチャンピオンズミーティングでは固有スキルの不遇さから採用されていなかったテイエムオペラオーですが、この発動条件緩和で活躍の場は広がったように思います。
★トウカイテイオー(新衣装):絶対は、ボクだ
トウカイテイオー(新衣装)の固有スキルは、発動条件・効果ともに修正となっています。これまで最終直線で判定/発動となっていましたが、最終コーナー以降で発動条件を満たしていれば最終直線で発動する、という内容に変更となりました。また、効果も最高速度アップ(特大)と効果値が大きくなり、継承スキルとしても有効になりました。加速の固有スキルを持っているウマ娘に継承させると強力です。
・ナリタタイシン:Nemesis
ナリタタイシンは、勝てる位置取りをすると固有スキルが発動しづらいというジレンマを抱えていましたが、順位条件と発動位置の変更により、位置取りを上げていても発動ができるようになりました。この点は大きく強化されたと言って問題ないかと思います。
・ナリタブライアン:Shadow Break
ナリタブライアンの固有スキルは、中盤で2秒以上競り合いをしている場合に速度が特大アップとなる、という内容が追加となっています。中盤での競り合いはおおむね満たせる条件となっているため、最高速度アップ(特大)の恩恵がそのまま追加となったと考えてよいと思います。実質の効果アップといえます。
・ヒシアマゾン:タイマン!デッドヒート!
これまで最終直線で判定/発動となっていましたが、最終コーナー以降で発動条件を満たしていれば最終直線で発動する、という内容に変更となりました。
・ビワハヤヒデ:∴win Q.E.D.
これまで最終直線で判定/発動となっていましたが、最終コーナー以降で発動条件を満たしていれば最終直線で発動する、という内容に変更となりました。ビワハヤヒデの固有スキルも発動が難しいことで知られていましたが、この条件緩和で発動頻度がアップしたと言えます。
★メジロマックイーン(新衣装)最強の名を懸けて
発動条件について、スタミナの残りが35%以下から45%以下へと修正されました。これまで、回復スキルをある程度積んでいるとスタミナの残りが35%以下にならず、固有スキルが発動しないという欠点がありましたが、条件緩和により回復スキルが発動していても、固有スキルの発動条件を満たせるようになりました。効果時間も長くなり、大変強力なスキルになったと言えます。
・ライスシャワー:ブルーローズチェイサー
ライスシャワーの固有スキルは、これまで最終直線で判定/発動となっていましたが、最終コーナー以降で発動条件を満たしていれば最終直線で発動する、という内容に変更となりました。
・まとめ
いかがでしたでしょうか。固有の効果に変更が入ったことで、これまでにあまり活躍ができなかったウマ娘にも役割が生まれました。因子厳選の親世代としての活躍や、チャンピオンズミーティングで育成ウマ娘に個性を出すことができそうです。固有スキルの変更点を押さえ、強いウマ娘の育成を目指しましょう。