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天王山ステークスの展望

foreseeという単語は、将来起こることが確実だと予測する、という意味だそうです。予測する、推測するという英単語はいろいろありますが、こういう記事を公にオープンする以上、いいかげんなことは書けないので敢えてこの単語を選びました。でも今回のレースもちょっと弱気です。

 天王山は言わずもがな秀吉と光秀の決戦の場ですね。歴史のyoutubeを見ると、天王山を先に占拠したのが秀吉側で、光秀側は少し遅れを取ってしまったそうです。確かにJR山崎の駅を降りて踏切を渡ると天王山の登山口の入り口があり、山を登ると合戦場を見渡すことができます。これなら戦局がよく分かって采配もしやすそうです。天王山から降りてくると、サントリーの山崎工場もすぐ近くにあって、いろいろなウィスキーを楽しむこともできます。駅の周りは何もなく静かですが、午後の半日を楽しむには良いところだと思いました。

っと、余計なことばかり書いてしまいました。出走馬で気になるところを見ていきます。天王山と言うには、ちょっと迫力の欠ける組み合わせです。このレース、ダートの実績馬はほとんど逃げ先行ですね。まずはジェネティクスさん(左)とジャスパープリンスさん(右)の前走の馬柱グラフです。

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阪神、中山と場所は違えど、ほとんど同じようなレースで先行して粘っています。ジェネティクスさんの2着はレシプロケイトさんでしたが、ジャスパープリンスさんもレシプロケイトさんには昨年勝っています。それが下記です。ちなみにヴァニラアイスさんも一緒に出て4着でしたので馬柱を載せておきます。

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みんな似たようなレースで、逃げた方が勝ちみたいな感じです。同じように先行の常連は、スズカコーズラインさんです。

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中山だとダートでもテン3F33.2秒で先行馬が粘るからすごいです。スズカさんは粘ったけど5着でした。

前出のヴァニラさんの前走と昨年にはこの天王山ステークスにも参加していましたので、そのレースの馬柱グラフを載せておきます。昨年の天王山ステークスは京都だったので注意してください。

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ヴァニラさんはどちらかといえば1400より距離が短い1200の方が良いように思えますが、戦績からはジェネティクスさん、ジャスパーさんよりちょっと劣るように感じます。

でっ、今まではみんな先行馬でしたが、どの馬柱クラフを見ても追い込んでくる馬がいます。今回それはどの馬かというと‥、これがなぞです。前走追い込んできた実績からいうと、横山とうちゃんジョッキーが乗ったウルトラマリンです。その力表と前走馬柱グラフです。

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本来先行する馬をうまく抑えて2着に持ってきていますね。でも大変申し訳ございませんが、中山のダート1200は外枠圧倒的有利で乗りやすいとシロウト目には感じます。横山どうちゃんジョッキーが上手いと決して言っているわけではございません。力表を見ると、先行馬が位置を後退して馬券になっていますが、このようなケースでは次に馬券になる確率は減少することが多いです。前回のレースもぎりぎり感があります。

3勝クラスを勝ち上がってきた2頭です。

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スナークさんは1200のスローをうまく利用して先行ちょい差し、スマートさんは先行馬総崩れの展開利で追い込みが決まったという感じです。明日の馬表記事で力表を出しますが、いずれも恵まれた感はあります。

では何が追い込んで来るんだー、と悩んでしまいます。唯一候補として上がるのはタガノアムさんです。そこで過去5走を徹底的に調べてみました。

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どうもインパクトに欠けますが、馬場が渋って時計が速くなるとダメなようで、良馬場での出番でしょう。

前走オープンで惨敗したロイヤルパールスの力表と、3勝クラスを勝った時の馬柱グラフです。

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やはりオープンの先行馬が揃ったここでは敷居が高いかと。

結局消去法でいくと結構怪しい馬ばかりなので、初めてダートを使うヤマカツマーメイドさんあたりを馬券に入れても良いかなという結論になります。

あと最後に、ジャパンカップとチャンピオンズカップに出てどちらも殿を務め、さらに障害を3回走って全然だめだった8歳馬ヨシオさんを、応援馬券として買わざるを得ないというか、涙がちょちょぎれてしまいまして、この馬しかもJRA育成馬、昔の抽せん馬ということになるのでしょうか、もはや涙で目がかすんで文章が書けません。

というわけで、今日は夕食を兼ねてカウンター居酒屋ハッピーハッピーに行ってみました。

ガラッー(扉を開ける音)、

私「こんばんは」

ママ「あらっ、よく来てくれたわね。」

スナック子猫のチーちゃん「お久しぶりー」

私「チーちゃんこんな時間に珍しいね。」

チーちゃん「コロナでお客さんが来ないのよ。来たらママが連絡くれることになっているの。」

ママ「そういえば、久しぶりにヨシオ君から連絡があったわ。」

チーちゃん「ヨシオさんってそういえば最近3回くらいうちに来てくれたわ。でも3回ともショボンとして帰って行った。」

私「チーちゃんのお店はシステムが複雑だから慣れないとね。」

チーちゃん「でも2回目からガラッと変わって元気になる人も多いのよね。ヨシオさんは3回目もシュンとしていたわ。」

ママ「ヨシオ君最近歳とってめっきり弱くなったと言っていたわ。それでも去年は世界一を狙うんだ、と大口を叩いて意気込んでいたんだけど全然だめだったみたい。今回はどんな感じなのかしら。」

私「このお店の人はみんなペースが速いからね。それと一緒に付き合ってしまうと帰るころはヘロヘロになるよね。」

ママ「今度はいつもの知り合いと来るらしいわ。本当に久々に来てくれると嬉しいのだけれど。」

私「ヨシオ君はたたき上げ特有のどや感があったけど、最近は偉い人たちと会って少しは謙虚になっていると思うよ。若い人たちに先に騒がせておいて、最後は主役に躍り出るかもね。」

 今回は尊敬する故寺山修二氏の「競馬場で会おう」をモデルに書いてみました。本当に自由に競馬場に行きたいですね。では。






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