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連れ込み旅館(嘘、夫婦で箱根)

 タイトルの写真だと、かなり昔の連れ込み旅館みたいですが、実は由緒正しい箱根の旅館の寝室です。

 結婚式(披露宴)も新婚旅行もしてない我が家。丁度結婚したころ仕事が忙しくていけませんでした。また妻の希望で披露宴もしなかったので、後に妻の実家に挨拶(ソウル市内)、私の実家や親戚に挨拶(北海道)には行ったもののソウルではオモニ(義母)、ヌナ(義姉)達、甥っ子まで付いてのご接待状態だったので、夫婦二人の時間はありませんでした。

 北海道はというと、母が帯同したため、これも夫婦二人きりではない。その後は娘(姉犬)が居るので、二人だけの旅行は姉犬を獣医さんに預けての箱根への1泊2日と、再度の箱根3日4日、茨城の観光地に1泊2日くらいです。

 で、本日の本題は最初の箱根で泊まった昭和の天皇陛下も宿泊した歴史ある旅館の再訪です。1度目に訪問した時、長くチクチク痛かった妻の足が、ここのお湯に浸かって一気に楽になたので、以来何度も行こうと試みてました。実は二回目の箱根もここのお湯に入るためだったのですが、空きがなく、日帰り湯につかる気だったのですが、当日宿泊客が多すぎて日帰り入浴は制限されていて入れませんでした。

 それから十数年、昨年のGo Toなんとかで異常に安い時に行ってきました。お湯は変わらなかったのですが、経営者が変わったのか、建物はかなりリニューアル(リホーム?)されていて、コロナ渦の為、露天の貸切風呂の作られており、一番安い部屋が上の写真です。(通常価格1泊3万円/人)くらいです。

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 リニューアルと言っても、面積的な増改築はしていないようで、この部屋はリニューアル前は倉庫か何かだったらしいので、木材や電気器具は超古め、壁紙等や建具、畳は新品というところです。

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 窓から外(駐車場)をみたとこれです。何も綺麗な景色は見えません。ここは箱根でも商店街もなければ、観光箇所もありません。旅館を出ると、周辺は現在も営業中の他の温泉旅館2件と郵便局があるだけ、少し歩くと錆びれた博物館の様な物がある程度です。目的は妻の温泉入浴なので、まともなご飯がでれば十分というところです。

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 部屋傍の廊下から正面玄関をとったところ。湾曲して見える屋根が現在の正面玄関、右手の長屋が現在の食堂(小上がり仕切り有の個室風)。食堂の下が昔の正面玄関。ここに旅館の看板が出てます。写真左の道路の反対側には、こちらも結構古い有名な旅館があります。

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廊下は写真の様な感じて、リニューアルしても作りは古風です。ここの宿泊箇所は何棟かに分かれていて、その中央を大浴場行の廊下がアップダウンをしてつながってます。山の凹凸に合わせて棟建てたんでしょうね。

 貸切風呂は翌朝に予約して、当日は大浴場に行くことにしました。

 が、大事件がというかドジを踏みました。大浴場は誰も居なくて、混浴ではないので私一人になります。床にゴザの様な物が引いてあり、なんか濡れてたんですよね。前の人べちょべちょで歩いたのかな?などと考えつつ浴衣ぬいでいると、

         ”つる~”

 転びました、陶器の洗面台に頭部から落ちました。額パックリ割れました。写真は撮ってません。血が噴き出しました。1平米ほど朱に染まりました。インターフォンとか探します。ありません。廊下に出ます。人が居ません。フロントまでアップダウンの廊下歩く元気ありません。目の上が割れたので片目見えません。

 どうしようかと思いつつ、箱根の山に医者は居るのか?とか色々考えつつ、何故か床をタオルで拭いて証拠隠滅。(私は何をしているのか?)と思っていたら、血が噴き出るのは止まった。まだまだダラダラ落ちてくるけど。鏡見るとパックリ4cmほど割れている。

 突如冷静になって、浴衣を着て、近くの喫煙所で一服。なんか血止まるかも?救急車さわぎだと迷惑だし、妻が飯も食えないから、このままなんとか。。。。しちゃいました。

 まあ、妻にはばれましたが、そのあと傷口洗った後、巨大絆創膏はって晩御飯食べて、ベット汚すと申し訳ないので、床に寝て、翌日帰宅して近所の町医者に行って、4針縫いました。

 で、本日の写真はそのリベンジで今年同じところに行った時の写真です。

いやー温泉好きには純硫黄泉+なんとか泉が混じった非常に良いお湯です。因みにかけ流しです。かつ、水を足さないと余程の熱湯好きでないとお湯にはいれませせん。

 尚、旅館の許可頂いてないので、名称は避けますが、「松〇屋 本店」でございます。

PS)ごはんはソコソコ、味に不満なく、量は多いくらい。といって地元素材あるも、驚くほど美味しいと記憶するものなし。十数年前の同じ地元素材(近所仕入れらしい豆腐、自家製納豆、山の幸、何故か海の幸)です。

接客は十数年前は地元おばちゃん中居さんでチップあげないと態度悪しでしたが、現在はネイティブな日本語話す南アジアの方や、若い方が多く、非常に態度が気持ち良いです。

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