
Photo by
eriko_fukaki
昔話にコンプライアンスは
元々は桃を食べたおじいさんと、おばあさんが若返って性欲が戻って生まれた桃太郎も、今ではコンプライアンスを気にしすぎたため、自分が知っている桃太郎から変わってきているらしい。
きびだんご1つでは最低賃金を下回るだとか
そもそも家来という立場が良くないので仲間にするとか
鬼ヶ島まで船を漕ぐのは、誰か一人に過重労働にならないように、仕事量を均等にしなくてはいけないとか(キジは自力で飛行するため免除)
鬼に対しても、キジが目をつくのはもってのほか、暴力はよくないということで、話し合いで解決するとか
お宝は持って帰ってじゃなく、きちんと持ち主に返さなくてはいけないとか
これはこれで、大人は笑えるが、大丈夫か桃太郎?
コンプライアンスとは逆に行くヤバさがあるのが、かちかち山。
一般的なかちかち山は
たぬきが畑を荒らす
おじいさんが捕まえてひもで縛る
たぬきがおばあさんを騙して、ひもをほどいてもらい突き飛ばす
おじいさんの話をきいたうさぎが、たぬきを懲らしめる
なのだが、
本当のかちかち山は
たぬきがおばあさんを騙して、ひもをほどいてもらった後、おばあさんを撲殺。
たぬきはおばあさんの肉を使って、ばばあ汁を作る。
たぬきはおばあさんに成りすまして、おじいさんにばばあ汁を食べさせる
もう本当にサイコパス。
そして、うさぎ。
泥舟に乗って、溺れそうになった命乞いをするたぬきにトドメを刺す。
日本の昔話しかり、グリム童話しかり、本当の原作を知ると思うのが、作者の想像力、攻撃力すごいなって。