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Dr.Grip(G-Spec)をエナージェル化する

エナージェル男こと、どうも私です。
今日はタイトルの通り、パイロットコーポレーションが出しているボールペンである、いわゆるドクグリのGスペをエナージェル化したいと思います。

結構好みが分かれるGスペのボールペンですが、私は筆圧が高めだからなのか、握ったときのムニッとした感触が好きで愛用しています。
ただ、標準で付いてるアクロインキも悪くないんですけど、「やっぱりエナージェルだよね」ということなんです、皆さんもお分かり頂けますよね。

そもそも国内向けのドクターグリップって油性インクしかラインナップがないのに、海外ではDr.Grip Gelっていう商品がちゃんとあるのズルいですよ。私もドクグリでゲルインク使いたい!

というわけで、今回思い切って換装を試みます。

準備するもの


▲有隣堂ではなくすべて最寄りのイオンで買いました
  • Pilot Dr. Grip G-Spec ボールペン(付属インクはBRFN-10F-B)

  • Pentel エナージェル多色用替芯 LRN5H

手順

インクの比較

まずはじめに、BRFN-10F-BとLRN5Hを比較します。

▲上がBRFN-10F-B、下がLRN5H

並べたら一目瞭然なのですが、エナージェルのインクの方が長いです。ただ、長いのですが、実はパイロットの旧油性インク(BSFR)とも互換性を持たせてあるようで、ドクグリGスペにはちょうど挿さる長さなのです。

パイロットが出している公式の替芯適応表には載っていないですが。

https://www.pilot.co.jp/support/bp_kaeshin2022.pdf

ちょっと古めの文具ブログを漁ってみると情報があったりします。

芯の改造

ぺんてるのLRN5Hというインクは、パイロットのBSRFというインクと長さがほぼ同じなので挿せることが確認できました。

形状を比較すると、LRN5Hの方にはクリンプ(バネを押すために引っ掛けるための突起)がないので、その部分をDIYで作ってやれば良さそうです。

▲BRFN-10F-Bは先端から21mmくらいの位置に段差があって、ここでスプリングを押している構造のようです
▲というわけで、マスキングテープを10cm弱くらいぐるぐる巻きにしました

合体

▲無事に引っかかりもなくスムーズにノックできました
▲はい、もう完全にエナージェルです

おわりに

今回はパイロットのドクターグリップにぺんてるのエナージェルのインクを合体させる魔改造をご紹介しました。

さすがに無改造で挿せるほど甘くはないものの、「インクを買ってきて、決まった位置にマステを巻く」という程度の軽い改造でOKなので、エナージェル沼入門にいかがでしょうか。

▲バッキバキのエナージェルの書き心地でした