ぽんぽこ24、良かった
ぽんぽこ24良かったな~~~~~
ついさっき大団円を迎えたわけだけど、充実感がすごくて終わったときはまだ21時を回っていないというのに一日の終わりのような満足感があった。
個人的には底力王、DEKAKIN、有識者会議、すべりそうですべらないちょっとすべる話が面白かった。
特に、良かったのは底力王とエンタメからは外れてしまうかもしれないけど有識者会議が興味深くてよかった。
底力王
底力王の参加者はもちひよこ、ふぇありす、天開司、歌衣メイカの四人で、みんな今は何らかの形で企業にかかわっているけどぽんぽこ、ピーナッツくんと同じように個人勢出身の四人だ。
僕は四人ともデビュー時から知っていて、それぞれ色んな波乱があったこともある程度は知ってる。
個人勢が爆発的に増えた2018年初頭あたりから一年以上が過ぎたわけだけれど、その時期にデビューしてこの一年超で蓄えてきた底力、というものはマジですごいんだな、って感じだった。企画を見てもらえればわかると思うけど全体的にトークが慣れてて面白い。地固めがすごい。
底力というか、培ってきたものといえばトーク力とかだけではなくて、自分の娘たちを生んで自身の箱としてプロデュースしたり、人脈を生かした企画とか界隈の中での地位、みたいなものもあると思った。第一ぽんぽこ、ピーナッツで言えばニコニコの欲張りセットでぽんぽこを始めてみたときにはこんな企業個人関係ない界隈屈指の祭典を催したり、2D、3D、ぬいぐるみの三つの方向性で活動していくなんてみんな全く思いもよらなかっただろう。
有識者会議
今まで二回行われてきたぽんぽこ24での有識者会議も見てきたけれど、今回は出演者の立場のバランスが取れていたと思う。
upd8のたけしが病欠なのはちょっと勿体なかったけれど、自身もvtuberで尚且つ情報を扱う探偵のVTuberなために企業関係やニュースに詳しい中立的な立場の佐藤ホームズさん、VTuber以外のニュースも多く取り扱うポップカルチャーメディア「KAI-YOU」代表でマクロな視点から意見を述べるちゃんよねさん、VRニュースメディア「PANORA」代表でいわゆる「VTuberのオタク」という感じの熱量で語る広田さんが三者三様の立場から自身の持つ意見を出し合う、という感じだった。
実際のところ内容については大きく目新しい意見、とかはそこまでなかったけれど立場が変われば意見も変わる、ということがよく分かった内容だった。界隈のことって、当たり前かもしれないけど色んな考え方の人がかかわっている以上答えとかってそんな簡単に見つけられなくて(もしかして答えはないのかもしれない)、多分色んな立場の人の意見を聞いたりしながら、個々が考え続けていくしかないんじゃないかな、って思った。
企画以外の内容としては
企画以外の内容としてはやっぱりCMがめちゃくちゃ良い。
埋もれてる人を発掘っていう側面ももちろんあるんだろうけどちょっと小狡く言うと企業中心のエンタメ企画で集客して合間に個人のクリエイターで殴る、という構成がマジで良い。
以下は僕の考えだけど、この役回りって結構界隈のサイクルみたいなものも象徴している気がしていて、左手の企業で相手をがっちりつかんで、右手の個人で殴りつける、みたいな。
その例で言ったら巷で言われたりする企業対個人の構図とかちょっとずれてる話だと思うな。
右手と左手が喧嘩したりとか右足と左足が喧嘩とかはしないよね普通。
フィナーレ
最後超エモかった。
10万人ちょっときびしそうだな~~~って思っていたのがラスト10分くらいで驚異の追い上げして放送中に達成するし、言の葉のうたを流して〆るとこ曲音声ぷつぷつでグダグダで初期のころの甲賀流3D生放送の感じが最後の最後で蘇ってきたし、ぽんぽこは泣き出すし、ほんと良かった。
年に数回あるかどうかって感じの祭典だけど、VTuber界隈のいいところが一番詰まってる企画だと個人的には思ってる。
同時にこういう風に企業とか個人勢とかクリエイターとか視聴者とか関係なしに色んな人が入り混じって各々の方向性で何かを目指す、そういうところにたとえ数字の1だとしても関われるのって結構珍しい体験だと思うし、ちょっとした青春だと思う
ぽんぽこ24 Vol.4が開催される頃の界隈はまたどんな風に変化しているんだろうか?