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音ゲークラブイベントに行ってみよう

 こんにちは。音ゲークラブイベント「New Lights」主催のBAECONです。この記事を読んでくださっている方は、少しでも「音ゲークラブイベント」(以下、「音クラ」)というものに興味があるのではないかと思っております。音ゲーが好き、Twitterで告知を見た、知り合いがDJをしている…など様々なきっかけで興味を持たれたのではないでしょうか?

2022/11/12開催 New Lights -4th stage- より

 しかし、「クラブイベント」というものは何となく行きづらそうだとお思いの方も多いかと思います。実際はそうではなく、音クラはとても入りやすい所であり、楽しいところです。ただ、何をするところなのか?何が楽しいのか?などを言語化できていなかったと感じています。今回は、そういったことを具体的にご説明し、みなさんの不安を払拭できればと思います。そして、新たな一歩を踏み出すきっかけを提供させていただきたいと思っております。

※この記事は以前に執筆した記事「New Lightsのトリセツ」の内容と重複する部分がございます。ご了承ください。

0. 現状調査

・アンケート調査(軽く読み飛ばしても構いません)

 音クラに対する実際の印象を調査するために、私が主催・所属するイベント「New Lights」、「beatAffection」、「GroundbreakinG -RELEASE PARTY & LIVE 2023-」において、初めてクラブイベントに遊びに来てくださった方々を対象にアンケートを実施しました。質問内容は以下1.~8.です。

・「クラブイベント」に対する印象

 質問1. の結果は以下のようになりました。

 80%の方が、「クラブイベント」に対して抵抗があったと回答されまいた。また、「抵抗がある」と答えた理由は、以下のような解答がありました。

・なんとなくアンダーグラウンドなイメージがあったから
・知らない人だらけの中で楽しめるか不安だった
・そもそもクラブイベントがどのようなものかわからなかったから
・お酒を飲まないとならない場所と認識していたから

質問2.の回答より抜粋

 このようなイメージを抱かれている方も多いのではないかと思います。私もこのような印象を抱いていました。特に、私はお酒を一切飲めない体質なので、クラブに行ったらしんどい思いをするのではないかとすら感じていました。しかし、そんな私ですら、音クラに通うようになり、気づけばイベント主催も始めるようになりました。それは、音クラはとても楽しい場所であるからです。
 ここからは、順を追って説明していき、音クラの楽しさをお伝えしていきたいと思います。


1. 音クラの楽しさって何?

・そもそもクラブイベントって何?

 非日常的な空間 (クラブ、ライブハウス、VR空間など) で音楽を聴いて楽しむイベントです。DJと呼ばれる人が前に立って機材を操作し、フロアの雰囲気に合った音楽を絶え間なく流すことで、雰囲気を盛り上げます。

DJが前に立ち、機材をいじって曲をつないでいきます
(2023/3/18開催 Fly Above Vol.3より)

 流れる曲のジャンルを縛ったクラブイベントも数多く存在します。例えば、アニソンが流れるイベント、同人音楽だけが流れるイベントなどがあります。そういったイベントは、同じジャンルが好きな人が多く集まります。クラブイベントは音楽を楽しむ場であり、同好の士が集まる交流の場でもあるのです。

・音クラはどういうところ?雰囲気は?

 音クラは音ゲーの収録曲が流れるクラブイベントです。音ゲーマーの皆さんになじみの深い曲がかかり、そして音ゲーマーが集まる場なのです。
 クラブに慣れている人というより、ゲーセンや家で音ゲーをプレイしていた人が来ているという感じなので、音ゲーの方々であればとても入りやすい環境であると思います!お酒を飲まなければいけないということもありません。アンケートにおいても、以下のような意見がありました。

・意外と雰囲気はアットホームだったから。個人個人で楽しむ雰囲気を尊重しているのが良かった。

「5. 来場後の感想を教えてください。」の質問で「楽しかった」と答えた理由 一部抜粋

 音クラは、音ゲーマーが集まる温かい場所です。

たまにネットミームも出てきます…。ちなみに飲んでいるのはお酒ではなくコーラです。
(2022/11/12 New Lights -4th stage- より)

・音クラの楽しさは?

 そんな音クラですが、音ゲーやその曲が好きな方であれば楽しめることが多いです。アンケートにおいても、「5. 来場後の感想を教えてください。」という質問に対し、回答者の100%が「楽しかった」と回答されています。

 では、具体的にどう楽しいのでしょうか?アンケートの結果から2つのキーワードが浮かびあがってきました。それは「音楽」、「一体感」です。

① 音楽
 「大好きな曲を大音量で聴ける」というのが一番の魅力です。音ゲー曲をゲームとしてプレイするのでなく、純粋に音楽として聴いてみると「この曲、案外カッコいいな…(譜面はヤバいけど)」「この曲、良い曲すぎてムカつくな…(譜面がヤバいから余計に)という気持ちになれるかもしれません。アンケートでも「音楽」に関する言及が多くありました。

・大きな音で好きな楽曲を聴くという体験が新鮮で非常に面白かった為。
・大きな音で曲を聴くのが気持ちよかったため
・知ってる曲はもちろん、知らない曲でも盛り上がることが出来たから。

「5. 来場後の感想を教えてください。」の質問で「楽しかった」と答えた理由 一部抜粋
VJさんがMVを映してくれたりもします!
(2022/12/10 beatAffectionより)

 また、「3. クラブに行く前から、ゲームプレイ時以外に音ゲー曲を聴くことはありましたか?」という質問に対し、全員の方が「はい」と回答されていました。

皆さん、音ゲー曲を音楽として楽しんでいたようです。

 「大好きな曲・知っている曲」を大音量で聴くというのは、とても楽しく、非日常的な体験です。クラブに行ったことがなくとも、普段から音ゲー曲をゲームプレイ以外でも聞かれている方は、音クラでも必ず楽しめると思います!

② 一体感
 音クラは、音ゲーやその曲が好きな方同士が集まる場所です。共有の「好き」を持つ方たちが集まり、楽しさ・喜びといった感情を共有することができます。アンケートでも以下のような回答がありました。

・会場の一体感があり、常連の方や出演者の方たちが楽しそうで、セットリスト等にも音ゲーへの愛を感じたため
・同じジャンルを好きな人と時間を共有するのが楽しかった
・参加者全員が一体となることで自分の楽しさを共有できる人が沢山いることを知れたから。

「5. 来場後の感想を教えてください。」の質問で「楽しかった」と答えた理由 一部抜粋

 音クラは、お客さんだけでなく、出演者も音ゲーが好きな方ばかりです。大好きな曲を大音量で聴き、フェスのように会場全体が一体となって同じ気持ちを共有する。音クラであればこういった経験ができます。

演者、お客さん含め会場が一つになる瞬間が音クラの魅力です!
(2022/12/10開催 beatAffectionにて)

2. 実際にどのように行動すればいいの?

 ここまで音クラの概要や楽しさを説明してきました。もしかすると、「音クラに行きたい」と思ってくださった方もいらっしゃるかもしれません。そのような方のために、実際にどう行動すればいいのかを説明いたします。

・入場~退場までの過ごし方、マナー等

 音クラ「beatAffection」主催のちくわ↑さんが作成した資料があります。これを読めば、受付でのやり取り、ドリンクの注文の仕方等が分かります。

 特に大切な箇所を抜き出すと以下のようになります。

・貴重品の管理を徹底 + 手荷物は最低限に!
・機材の故障を防ぐため、DJブース越しに飲み物を渡してはいけません。
・クラブハウスは飲食店として経営しています。
 →飲食物の持ち込みは禁止。

「クラブイベントでの過ごし方」資料より引用

 資料の冒頭にも記載がありますが、資料に記載されているような最低限のマナー(+常識)を守っていただければ、クラブの中でどう楽しむかは自由です。では具体的にどのような楽しみ方があるのか?次から説明いたします。

・楽しい過ごし方①:好きなように音楽を聴いてみる

 クラブイベントは基本的に「音楽を聴いて楽しむ場所」ですので、思い思いの方法で音楽を聴いて楽しみましょう。元気よくはしゃぐだけがクラブの楽しみ方ではありません。例として、以下のような楽しみ方があります。

 ・音楽(リズム)に乗って体を揺らしながら聴く
 ・座って飲み物 (お酒に限らない) を飲みながらゆっくり音楽を聴く
 ・shazamと呼ばれるアプリで流れている曲の名前を調べる 
 ・ハッシュタグを使いTwitterで実況する など…

前の方ではしゃぐもよし、後ろの方で飲み物片手に楽しむのもよし。
(2022/12/10開催 beatAffectionにて)

 慣れてきたら、フロアの前の方に行ってみて、あえて人ごみの中に入って楽しんでみるというのもアリかもしれません。いずれにせよ、クラブでの音楽の楽しみ方は自由です!一人で楽しむのも、皆で楽しむのもありです。

・楽しい過ごし方②: 他の人に思い切って話しかけてみる

 他のお客さん、出演者やスタッフなどに話しかけてみるのもいいかと思います。音クラは音ゲーやその曲が好きな方が多く集まっていますので、共通の話題も見つかるかもしれません!例えば、同じ地域の方同士であれば、以下のような思わぬ共通の話題が見つかるかもしれません。

・ホームのゲーセンが実は同じだった
・昔よく行ってたゲーセンが潰れてしまって寂しい
・昔よく見たランカーの●●さん、今では大活躍だな…(後方腕組彼氏面)

 アンケートでも、「初対面の人と話せて楽しかった」という旨の回答をされている方がいらっしゃいました。

・大音量で好きな音ゲー曲を聴けた上、初対面の人と音ゲー曲談義が出来たから。

「5. 来場後の感想を教えてください。」の質問で「楽しかった」と答えた理由 一部抜粋
好きなものについて語り、共有する瞬間。クラブの楽しさの一つです。
(2023/3/4開催 Colorful Dropより)

 また、ゲストDJとして音ゲーに曲提供をしているコンポーザーさんをゲストとして招いているイベントも存在します。好きなコンポーザーさんに思い切って話しかけてみるのも面白いかもしれませし、サインをもらえたりするかもしれません。直接話しかけるのがハードルが高い場合は、他のスタッフや出演者の方に頼んでみましょう。

・楽しい過ごし方③: 推しDJを見つけてみる

 お客さんの前で曲を流すのがDJですが、一口にDJと言っても様々なタイプのDJが存在します。MCなどを交えて盛り上げるタイプ、カッコよく繋いでいくタイプ、体を張ってパフォーマンスするタイプ…他にもいろいろなDJさんがいます。

カッコよくキメていくRyo_Gさん(2022/11/12開催 New Lights -4th stage-より)
体を張って盛り上げるBAECON(2023/3/18開催 Fly Above Vol.3より) 
どういう状況やねんbotに掲載されてそうなくっちーさん、かまたりさん
(2022/12/10開催 beatAffectionにて)

 また、音ゲーのクラブイベントですので、「どの機種の曲を流すか」という観点でDJさんを見るのも面白いかもしれません。例えば筆者のBAECONであればIIDXやBMSの曲をメインにDJをします。好きなDJさんを見つけたら、その人をフォローしてみて、出演するイベントに積極的に遊びに行ってみるという楽しみ方もあります!


3. 音クラの情報はどうやって手に入れたらいいの?

 ここまで読んで、実際に音クラに行ってみたくなった方もいらっしゃるかもしれません。そこで、ここでは開催予定の音クラの情報を入手する方法を2つ紹介します。

・手段1:情報を持っていそうな知り合いに訪ねてみる

 詳しそうな人(よくクラブに行く人、DJ・イベント主催をしている人など)が知り合いにいれば、付近で開催している音クラがないか尋ねてみるのがいいでしょう。「●●の機種の曲が好きならこのイベントがおすすめだよ」というように、ご自身に合ったイベント情報を教えてくれるかもしれません。筆者でよければ、お尋ねいただければ可能な限り情報を提供させていただきたいと思います。
 さらに、もし近場で開催している音クラがあれば、その知り合いの方と一緒に遊びに行くということができるかもしれません。知り合いの方と一緒に行けたら心強いですよね!

・手段2:音クラ情報まとめツイッターアカウント

 最近、全国各地で行われている音クラの情報をまとめたTwitterアカウントができました!イベント名や開催場所だけでなく、TwiplaやTwinvite等の情報まとめや、ハッシュタグの掲載もあります。近場で開催予定のイベントがあれば、詳細を調査し、気になれば行ってみましょう!


4. まとめ

 音クラとは何ぞや、楽しさは何か、具体的にどう過ごせばいいのかについてまとめてきました。少しでも音クラに興味が湧いた方は、是非とも遊びに行ってみることをお勧めします。なるべく具体的に説明することを心掛けましたが、やはり言葉だけだと楽しさは伝えきれないと感じています。現地に行ってこそ分かる、言語化できないもの(いわゆる「空気感」や「熱量」?)が多分にあるからです。

"スキ"を共有できる仲間がクラブにはいます。
(2022/4/30開催 New Lights -3rd stage-より)

 何度も言いますが、私が2019年からDJを続けてきたのは、音クラが楽しいからです。その場を絶やしたくないから、コロナ禍においてもめげずに音クラ「New Lights」を主催してきました。情勢が落ち着いてきた今、各地で音クラが盛んに開催されるようになってきました。非日常への扉は今やそこらへんに開かれています。後はあなたが行動するだけです!新たな世界への一歩を踏み出してみませんか?我々はいつでもあなたをお待ちしています!

 最後に、アンケートの質問事項を考えるのに協力してくださった、音クラ「beatAffection」主催のちくわ↑さん、そしてアンケートにご回答いただいた皆さま、本当にありがとうございます。この場を借りてお礼申し上げます。

5. 宣伝

 ここまで書いたのでちょっとくらい宣伝してもいいですよね…?

・新時代の音クラ「New Lights」(大阪、2023/8/19開催予定)

最高に夏を感じるフライヤーはTAKA.Sさん制作!
全国各地(北海道~九州)から精鋭が集結!

 筆者が主催する音クラ「New Lights」です。腕利きかつ音ゲーオタクなDJを集め、「音ゲー曲を音楽として楽しむ」「皆で"スキ"を共有する」場を提供することを愚直に行っています。面白そうだと直感的に感じた方は是非とも参加してみてください。下記Twinviteに参加表明の方法が書いてありますので、必ず確認をお願いします。

・魂の7鍵オンリー「beatAffection」(岡山、2023/5/27開催予定)

フライヤーの女の子は「叶夢(とあ)」ちゃんといいます。フライヤーデザインはおさおいさん
この構えと後ろの譜面はまさか…!?

 先ほどから何度かご紹介しているちくわ↑さんが主催されている音クラです。筆者もレギュラーDJとして所属しております。音クラは「音ゲー曲が流れるクラブイベント」ですが、この「beatAffection」は、「音ゲー曲の中でもIIDXやBMSの曲だけが流れる」というさらにコンセプトを絞ったイベントです。これらの機種が好きな演者さん、お客さんが集まります!参加表明は以下Twiplaから!

公式Twitterアカウントも掲載しておきます。


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