日本スポーツ協会公認(JSPO)バドミントン指導者コラム(43):『普通』とは何か
こんにちは!
今回は『普通』と言う言葉について情報共有して行きましょう!
・普通に 〜〜 です。
・普通にやれば大丈夫
・普通に考えればわかるでしょ
・普通にやりなさい
様々な会話の中に『普通』と言う言葉が入っていると思います。
主体的な場面で『普通』と言う言葉を使用する事は全く問題ありません。
バドミントンで例えれば
・普通に打てば返せる
・普通にやれれば勝てる
・緊張せず普通にやれた
自分の経験や感想を伝える上では普通はごく自然な意味を成し、容易に相手に伝える事も出来ます。
注意するべき事は
・議論や対話の最中
・相手に共感してもらう時
・話し合いの場(説得や交渉や勧誘など)
こうした場所で『普通』と言う言葉を使ってしまうと、相手の普通と自分の普通には相違があり、伝えたい事の意味や中身が変わって来てしまう事がある。と言う事です。
自分の事を話す時は『普通』と言う言葉に意味が出ない。
他人とのコミュニケーションの時は『普通』と言う言葉に意味が出てしまう。
これを理解しておくと良いかもしれません。
熱くなった会話の中では『お前の普通って何だよ❗️❗️』の様な、意味の無い議論に陥ってしまっているシーンをよく見かけます。笑
指導の場では、指導者の『普通』と生徒の『普通』が違う事がほとんどです。
互いの普通が共通して来たなと実感出来て来た時は信頼関係の向上や価値観・目標設定などのイメージも通じて来るはずです。
それまでは時間を掛けて話し合ったり、互いの今の普通を理解したりする作業が必要です。
指導者と生徒の関係を『普通』と言う共通点から探ってみると関係構築の近道かもしれませんね!