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東京経済大学バドミントン部リーグコラム(112):苦手なプレーを炙り出す①
あなたの苦手なプレーはなんですか?
こう質問をされた時、何と答えるだろうか。
・サーブが苦手
・レシーブが苦手
・フォア側のロブが苦手
・プッシュが苦手
苦手なプレーと言われてふと頭に過ぎるそのプレー。
局所的に尚且つ徹底的に改善を試みた事はあるだろうか。
先日大学生にこんな事を質問してみた。
『フォア側のカットとラウンド側のカット、どちらの方が苦手かな?』
黒板にフォア側、ラウンド側と棲み分けして記入していってもらった。
結果は半々くらい。
続けて私は『今苦手と言われてとあるシーンや光景を思い出したはず。それが試合の一場面であったり、練習の一幕であったり、基礎打ちの時に思っている事であったり。これをその苦手意識が消えるまで徹底的に練習した事はあるかな?』
YESと答えた学生は居なかった。
私自身もこれに該当するのだが、学生時代はフォア側から外側に切るストレートカットを打つ事が苦手だった。基礎打ちではいつも『入らないなぁ〜。理想的なショットが出ないなぁ〜。』と思いながらもそのまま放置。局所的修正をしてこなかったのだ。
苦手と思いながらも、そのシチュエーションの場面でしかクローズアップせずに試合全体・練習全体を思い切りやり通したと言う思い出ばかりでは、レベルの高い相手に勝つ事は難しい。
その理由は次回コラムで話すとしよう。
まずは自分が苦手とする場面を思い起こし、そこに特化した練習をする事が大切だろう。