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日本スポーツ協会公認(JSPO)バドミントン指導者コラム(56):『放置』とは何か②
早速放置する事の時間的余裕について深掘りして行きましょう!
その子の成長を考えた時
・長期的に見守って行ける人
→親や保護者、兄弟や親族など
・中期的に力を貸してくれる人
→所属チームの監督やコーチ、トレーナー
→練習先で一緒にプレーする仲間達
・短期的に力を貸してくれる人
→講習会の講師やイベントスタッフ
こんな形で棲み分けしてみましょう。
短期的な人ほど結果重視になります。
長期的な人ほど過程重視になります。
この事から、その子を『放置』出来る時間は立場によって異なる。と言う事です。
全ての人が同じ放置をする訳では無く、立場や役割によって放置の時間を定める事が重要です。
放置による最大のメリットは自分への気付きです。
このメリットの為には時間を要します。つまり、時間との駆け引きが常に生まれるのです。
メリットがデメリットを超える場合はストップさせた方が良いでしょう。
しかし、どこまでが良くてどこからが悪いのかはその子では判断が難しいです。
つまり、こうした思考は長期的に見守って行ける人に必要で『あなたはその子を放置出来るスキルがありますか』と言う問いになりそうです。
これを理解し一緒に成長して行く気持ちで取り組めると、その子のメリットが最大化されるかも知れませんね!