東京経済大学バドミントン部リーグコラム(72):とても大切❗️ 試合前の気持ちをどうやって作るか‼️
9月に入ると東日本・秋リーグ・インカレと試合が続く。
大学界は今が1番大切な時期だ。
大切な試合の前になると決まって出て来る試合前の緊張感や恐怖感。更には怪我や体調面など。
不安な事を考え出すとキリが無いだろう。
つまり、大切な試合だと思えば思う程に思考や行動が制限されてしまう『ロック現象』が起こるのだ。
簡単に言えば考え過ぎて足が止まる。これが『ロック現象』の正体だろう。
今回はこのロック現象を解消する事を考えてみよう。
1番分かりやすいのは『楽しくやろう』と言う事だ。
楽しくやる事は結果を気にせず純粋にスポーツ選手として競技を楽しむと言う事。
この思考が獲得出来れば解決は簡単だ。しかし、勝負が掛かった場面や本当に結果が欲しい時などに『楽しむ』と言う考えに行き着くのは難しい。
では、どうすれば良いのか。
私が考える解消法は『諦める事』だ。
え?勝ちたいのに諦める?と、一見逆を行く様で矛盾した話だ。
勝負を諦めるのでは無く考える事を諦めるのだ。
ある例え話を紹介しよう。
足が何本もあるムカデに、カエルがこう質問をする。
ムカデさん、右の3番目の足を動かした後は左足の何番目の足を動かすの?
得意気に教えようとしたムカデは、足を意識する事で急に動きがぎこちなくなり、ついには考え込んで足を動かせなくなってしまった。
つまり、半ば無意識で動いていた事を意識した瞬間に上手く出来なくなってしまったのだ。
この例え話から紐解くと、試合前のロック現象で起こる考える事は、自分の無意識的に出来ていたプレーを潰す事になるのだ。
こうした事を理解すると、考える事を諦めてしまった方が本来の自分のプレーに近づけると言う考えが成り立つ。
試合前に上手く気持ちが作れない。と言う経験がある方は是非1度試してみてもらいたい。