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東京経済大学バドミントン部リーグコラム(107):君は『コーチングされる』覚悟があるか
先生、監督、コーチ、トレーナーなど。
人を指導する上で共通する事は知識、経験、言葉遣い、付き合い方、対応力など。
様々な事を勉強し、時間を掛けて経験し、自分なりに噛み砕き、生徒や後輩達に繋いで行くと言う事だろう。
指導する上で大切なこの心得や行動。
指導をする『指導者』はもちろんだが、指導を受ける『追随者』はどうだろうか。
・選手を知る事
・選手に愛情を持つ事
・選手に尊敬される事
・選手とやり切る覚悟がある事
とある教本には上記が指導する上で必要な事として記述されているが、これを追随者に落とし込んでみよう。
コーチする側の用意が出来ていても、肝心のされる側の準備が無ければ意味が無い。
これを私は『コーチされる勇気があるか』と表現している。
例えば
・指導者がどんな指導を目指していて、どんな活動や勉強をしているか知っているか
・指導者に愛情を持った言葉遣い、対応の仕方、接し方が出来ているか
・指導者を尊敬し、自分も尊敬される様な行動、発言、取組みなどが出来ているか
・この指導者に信じて行けば大丈夫だと信頼し、言われた事を確実に実施しているか
指導者にとって生徒の発言、行動、接し方などの全ては自分の鏡写し。それは逆も然り。と言う理屈だ。
お互いこうした気持ちで関係性を深めて行ければ、日々の会話や行動に相乗効果が起き、競技に対してより深く、広く追求できる。
そしてそれがお互いの人間性を高めて行き、競技力だけでは無く人としての成長に繋がって行くと信じている。