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【二度手間ダブル】#10 日記を書き続ける意義と効果

日記のいいところ

皆様は日頃から、文章を書いたり読んだりしてますでしょうか?
学生さんならいざ知らず、社会人になりますと「長文」に触れる文化そのものが消失することもしばしば(もちろん職種にもよりますが)。

私も数年前まではそうでした。
旧Twitterだけが唯一の楽しみ…

文字を書く / 打つこと、あるいは読むことには、いくつかのメリットが存在します。
ポケモンの上達だけでなく、あらゆるコンテンツに影響するバグレベルのメリットです。

① 情報過多シンドローム対策
② 言語能力&物事の解像度UP
③ 知識増加 / 新たな視点・価値の獲得

順に解説していきます。

記憶を外部化する

情報過多シンドロームとは現代病の一種で、脳内に居座る情報群を捌き切れず、記憶力や情報処理能力といった脳の各種機能が低下してしまう状態を指します。

原因は言うまでもなく、SNSや動画サイト等による情報受け取りの過多。
毎日のようにポストや動画を目にする一方で、それに釣り合うだけのアウトプットができていないと頭がパンクしてしまうのです。

この対策自体はいくつかあるのですが、ここでは一点に絞ります。
ズバリ、文字に起こすことです。

自身の脳内情報を文字にしてしまうことで、記憶を外部化してしまうのです。
例えば生活の中で閃いた構築や技などは、その場でメモして一旦忘れてしまうのです。

記憶だけでなく「覚えておきたい」という意識も脳にとっては結構な負担です。
これらは新規で記憶する際、あるいは何かを閃く際に障害になります。
要は、できるだけ脳の中を軽くしておくのが次に繋がりやすいというお話なのです。

日記はこの役割を担っています。
日々の記録により、脳の記憶容量を常に空けておくことが可能になります。
日記は、情報過多シンドロームの特効薬といっても過言ではありません。

言語化で解像度を測る

レギュH環境で大きく躍進したオオニューラ。
皆様はこの事象について、どこまで具体的に説明することができますでしょうか?
※模範解答?は後述

「説明」には表現力や語彙力が必要です。
選択できる言葉の幅が狭いと具体性を欠き、説得力の薄いものになります。
日本語だろうが英語だろうが同じです。

国語の「○○字で説明せよ」や「△△字で作文を書きなさい」といった問題を見た瞬間に萎える学生さんは、今も昔も一定数存在します。
パターンやテクニックを知らないのもあるのでしょうが、何より自身の考えを具体化して文章に落とし込むことができないのです。

こういった日本語表現の能力は、基本的には他の学問と同様反復練習で向上します。
まずは実際に書いてみて、その後模範解答や他者の解答を読んで、自分のミスを受け入れつつ良い表現を繰り返し取り入れていきましょう。

書かずとも、実際に話して評価してもらうことでも大きく改善します。
だから親子の会話は大切なのです。

こういった訓練は自身の言語力を引き上げるだけでなく、その物事に対する自身の理解度の低さを把握することにも繋がります。
「分かったつもり」を炙り出すことで、知識・理解の面でも成長が見込めます。

自分の理解の穴を自覚する。
その穴を埋めるため、情報を整理・収集する。
そして再度自身の解像度を振り返り、自他が納得できるレベルまで繰り返す。

日記に限らず、文章を書くこと・読むことはこういった役割も担っているのです。

他者の視点に立つ

自分1人で何でも解決できるほど、この世の中は甘くありません。
とは言うものの、知識のみで解決するトラブルなら検索するだけでも十分でしょう。
最近は Chat GPT 等の AI の解答精度も優れていて、大変良い使用感です。

では、知識だけでは解決しない場合、はたまた具体的に困っているわけではないけれど漠然と不安や退屈さを感じている場合はどうでしょうか?

実は他者の日記を読むことで、この辺りの問題がフッと解決することがあります。
というのも、自分以外の日記(=思考)を読むことで、自分の生活の中にある ”平凡” や ”退屈" が ”特別な出来事” に書き換わることがあるのです。

自分では普通と思っていることが、他人目線だと違っていたり普通ではなかったりすることが往々にしてあるわけですが、それは自分1人では気付けません。
比較する相手がいて初めて成立するのです。

自分ではない誰かの視点は、自身の何気ない日常に価値を付与します。
娘の幼稚園のイベントに参加したり、庭で植物を育てたり、園児達とオニごっこをしたり…

私は【片手間ダブル】の活動を通して他の方の文章を読むようにもなり、 自分にとっての ”当たり前” は他者視点では "特別" であるということに気付くことができました。

また、当然ながら他者の「その手があったか!」的な視点を知ることも大事です。
以上のような気付きは、その後の閃きやモチベーションの向上に繋がります。

攻略サイトではなく日記を読むことには、こんな裏ルートも存在するのです。
【片手間ダブル】シリーズでは、今後も皆様にダブルバトルの情報や考察だけでなく、「にゅららの視点」も提供し続けます。

皆様の日常に少しでも彩りを加えることができれば幸いでございます。

まとめ

総括です。
日記には以下の効果が期待できます。

・記録→脳の負担の軽減
・言語化→語彙力&解像度UP
・他者視点の自覚→知識・モチベーションの向上、新たな閃き、自身の生活の価値の自覚

ポケモンで良い結果を出しやすくなるだけでなく、日常生活にも良い影響を与える可能性を秘めているのが「日記」というコンテンツなのです。
皆様も、日記を書きませんか?

余談;要約訓練法

前述した通り、自分の中の思考を一旦文字に起こし、それを後で要約することで、その物事に対する解像度はグッと上がります。
ちなみにこの作業は、複数人でやると更なる効果が期待できます。
ブレインストーミングに近いか)

以前、ダブルバトルのプレイヤーが集うチャットにて、シニアの方々を中心にいくつかの課題を提示させていただきました。

①オオニューラがレギュGで強い理由
②オオニューラの対策
③ここまで出た意見の要約

オオニューラの強さや対策をみんな感覚的には理解はしているが、それをより具体的に言葉にできるかは別問題、というのが本検証の印象でした。

また、実際に出た意見や案を抽象化してまとめ上げるのは、中学生にはやや難しすぎたようでした(回答してくれたのはシニアの強豪の子のみ)。

なお、本検証(質問を介した20分程度のトーク)をまとめたものがこちらです。

【初心者にも分かるオオニューラ】
・素早さが高く(S120&かるわざ)、技範囲も広く、攻撃・サポートの選択肢も広いため、そもそも対策自体が困難なレベルでレギュHでは強い
・耐久性能自体は基本的に低いため、タスキも考慮して連続技・範囲攻撃2連打で仕留めたり、ゴツメや先制技で削りを入れるのが良い
・困ったらサーフゴーorフェイタルクローの運ゲーを回避できる隠密マント

12/8 LINEグループ「ポケモンダブルバトル考察委員会」より(文責:にゅらら) 

こういった活動を定期的に行うことができれば、もしかしたら多くのプレイヤーの技術向上に寄与することができるかもしれません。
また検討します。

ベースとなった日記

#9 日記の効能を考える
#21 本シリーズの構成要素を考える
#30 日記のフォーマットを作る
#31 ポケモン関連の日記を探す

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