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【片手間ダブル;Remasters】⑤攻撃技タイプの「刺さり度」
Aキュウコンの台頭
レギュH環境にて、結果を残しつつあるメガネ型Aキュウコン。
C81にもかかわらず、氷タイプの刺さりの良さを武器に一定の活躍を収めています。
この「刺さり」という概念。
そもそも信用可能な考え方なのでしょうか?
また、本当に氷タイプが今の環境で刺さっていると言い切れるのでしょうか?
本記事では、氷タイプの現環境における刺さりの是非、あるいは氷タイプ以上に刺さりの良い攻撃タイプ…これらについて探索していきます。
使用率と当たりやすさ
本題に入る前に、ランクマッチの使用率ランキングについていくつか調査を行います。
ポケモンの使用率ランキングは、実際に何%使われているかという絶対評価ではなく、他のポケモンと比較してどの程度使われているかという相対評価によってランク付けされています。
すなわち、各順位のポケモンが具体的に何%採用されているかは不明なのです。
そこで、海外大会の結果を用いて推測します。
![](https://assets.st-note.com/img/1733459605-JWDZIFvSfQTcxqposuV97M0A.jpg?width=1200)
LabMaus 様のデータをお借りしました。
ありがとうございました。
なお、今回調査した海外大会は以下の通りです。
![](https://assets.st-note.com/img/1733459605-JW6qyltPpmioIrbcQ1kF02gG.jpg)
大会での使用率データを基に、「推定採用確率」というものを作成しました。
簡単に説明すると、ランクマで各ポケモンが対戦相手の構築に入っている推定確率になります。
例えば、使用率1位は40%、10位だと18%、30位だと6%といった具合です。
![](https://assets.st-note.com/img/1733459605-HdNTS40Lk5QyOw3Wt6FehgYo.jpg?width=1200)
推定採用確率は、その名の通りあくまでにゅららの主観が混じった予想値になります。
そこだけは一旦ご了承いただいた上で、本題の方に進めさせていただきます。
刺さり度の可視化
各単体・複合タイプに対する攻撃技の「刺さり度」を可視化していこうと思います。
初めに基礎点を設定します。
4倍・2倍の場合は2点、等倍の場合は1点、1/2の場合は0.5点、1/4倍の場合は0.25点、無効の場合は0点とします。
4倍弱点に関しては、該当するポケモンのほとんどがテラスタルによる対策、またはきあいのタスキによる確定耐えを仕込んでいる都合、今作においてはそこまで致命的ではないと判断しました。
よって、今回は2倍弱点と同等の基礎点とした上で考察を続けます。
この基礎点に、先ほどの推定採用確率を1/100にした「重み付け値」を掛け合わせます。
これにより、使用率の高いポケモンに対して通りが良い攻撃技タイプほど、数値も高く算出される仕組みになっています。
![](https://assets.st-note.com/img/1733478600-7vbsWjRQ9uprtemMUfz81NV0.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1733478676-v9jhnHfuOT1cybqBdGAYi8JD.jpg)
上の表は、S24(2024/11/1~12/1)の使用率ランキングTOP50をベースに、各攻撃タイプの刺さり度を数値化したものになります。
赤く強調されているタイプは、全18タイプの刺さり度の平均値を上回ったものです。
下の表は、刺さり度の結果だけを簡易的に示したものです。
色付きのタイプは、全18タイプにおける現環境の刺さり度TOP5になります。
これらは特に環境的に通りが良く、打点として機能していたと考えられます。
これらの表によると、氷タイプはS24を通して刺さっていたことが分かります。
で、それ以上に飛行・地面タイプの攻撃技が刺さっていたようです。
この結果だけを見れば、地面・飛行複合タイプのグライオンが猛威を振るっていても良さそうなものなのですが…
実際は、覚える技や種族値等の関係でそうはならんようです。
まとめ
こちらの表は、使用率TOP50をリアルタイムのデータに書き換えるだけで、その環境ごとの各タイプの刺さりの良さを確認することができます。
頃合を見て最新版を出していきますので、ぜひご活用ください。
また、XのDM等による情報更新の催促のご連絡もお待ちしております。
また、別記事で紹介している「○○要員」や「構築分類」と組み合わせることで、更にダブルバトルの解像度が上がることも期待できます。
この辺りに関しては、今後日記の方で実践したり、あるいはツールの開発を通してより簡単にデータを扱えるようにしていきたいです。