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【片手間ダブル】#11 新たなダメージ計算法を試す

皆さん、こんにちは。
「片手間」のにゅららです。

私、20年来の野球ファンでして。
流石に今朝は興奮しまくりでした。
大谷翔平、前人未到の「50-50」達成!

まあ50-50はすでに過去の記録ですけど。
たった1日で51-51って…
この凄さを何かに例えたくても、前例がなさ過ぎて言葉にならないというジレンマ。
同じ時代に生きていて良かったです。

ということで、前回の日記はこちら。

さて、そろそろやりましょうか。
予告してましたから、やらずに放置というのは無責任ですからね。

ダメージ計算の問題集を作ります。


未知の理論に驚愕する

以前、ダメージ計算について整理しました。
そこでは、火力指数と耐久指数が算出できればダメージ割合が出せる、と結論付けていました。

その理論自体は正しいです。
しかし、計算方法に関しては改善の余地があることが判明しました。
どうやら、もっと楽ができそうなのです。

恐ろしいサイトを発見してしまいした。
自力で発見できたのはあまりにも僥倖でした。

簡単に説明すると、DB(ダメージベース)と呼ばれる値を用いることで、小学生レベルの計算でダメージ量を出せる、ということのようです。
よく分からないと思うので、まずは実践。

計算の仕方を整理する

ダメージベースとはレベル50において、22×技の威力50という式で技の威力ごとに定義できるもので、例えばじしんだと技の威力が100なので、22×100/50=44と計算することができます。
これをなんで私がダメージベースと呼んでいるかというと、この数字を覚えておけばダメージを計算するのが非常に簡単になるからで、ダメージ計算のベースになるという意味でダメージベースと呼んでいます。

ダメージベース(DB)に関するあれこれ|ポケモンダメージ暗算道場

とんでもない理論です。
全ランクマバトラーはこれを習得すべきです。

ここでは計算を簡略化することに注力するため割愛しますが、計算の詳細等を知りたい方は是非サイトの方へ飛んでみてください。

覚えることは大きく分けて2つ。
・各技威力に対応するDBの値
・計算式そのもの

DBは引用文の通り、【22×技の威力 / 50】で求められます。
これは定数なので、思い切って暗記してしまう方が早そうです。

そして、このDBを用いることでダメージ量を割り出すことができます。
(DB×自分の攻撃 or 特攻 / 相手の防御 or 特防+2)×補正値】で求められるのです。

ちなみに、後者の補正値はタイプ相性の他、一致技・天候・フィールド・持ち物などの強化倍率、乱数による補正倍率を指します。
この辺は、以前の計算法でも使用しましたね。

実際に計算してみる

せっかくなので、相棒のカイオーガとゴリランダーに登場してもらいます。
条件は以下の通り。

カイオーガ:H205、C209、B125
ゴリランダー:H207、A172、D136
※特防はチョッキ込みの値
その他:天候は雨、フィールドはグラス、潮吹きは最大威力の150

まず、それぞれのDBをちゃんと計算してみます。
暗記するのは、理論を正しく理解した後です。

潮吹き:22×150/50=66
冷凍ビーム:22×90/50=39.6
ウッドハンマ―:22×120/50=52.8
とんぼ返り:22×55/50=24.2

では実際にダメージ量を計算してみましょう。
なお、以下の計算は最高乱数時としております。
最低乱数の場合、補正値に更に0.85をかけると算出できます。

・カイオーガ→ゴリランダー 潮吹き
(66×209/136+2)×0.5×1.5×1.5≒116.35
・カイオーガ→ゴリランダー 冷凍ビーム
(39.6×209/136+2)×2.0≒125.71
・ゴリランダー→カイオーガ ウッドハンマ―(52.8×172/125+2)×2.0×1.5×1.3≒291.14
・ゴリランダー→カイオーガ とんぼ返り(30.8×172/125+2)≒44.38

つまり、冷凍ビームなら乱数込みでゴリランダーに5割~6割、ウッドハンマ―ならカイオーガを確定一発、とんぼ返りだとせいぜい2割程度しかダメージが入らない、ということになります。

念のため計算ツールでも確認してみましたが、遜色ない計算結果となりました。
これはすごい。

2つの計算法を比較する

実は、今回紹介した計算法(以下「DB法」)は、以前紹介した計算法(以下「指数法」の上位互換というわけではないのです。

DB法の最大のメリットは、やはり瞬時に最大乱数時のダメージ量を推測できることでしょう。
練度もありますが、速度を求めるならこちらに軍配が上がります。

一方、指数法は対戦前の事前準備に最適であることがメリットとして挙げられます。
指数法は計算過程で火力指数・耐久指数を算出しますが、この4~5桁の値は繰り返し使用することが可能です。
実際、#2 にてカイオーガの火力指数や構築6体分の耐久指数を一覧表という形で公開しています。

つまり、どちらにもいいところはあるのです。
DB法は対戦時に暗算で、指数法は構築を組む際にExcel等の計算ツールとともに使うことで、大きな成果を挙げられるのではないでしょうか。

DB表を作る

問題集を作る前にご紹介。
まずはこちらをどうぞ。

残念ながら問題集に関しては更新が止まっており、この10問もレギュA~Bで活躍したと思しきポケモンで構成されているため、あくまで計算の練習としての位置づけに留まるかと思います。

「意志を継ぐ」なんて言い方が正しいかどうかは分かりませんが、リスペクトを込めて現代版の問題を作ってみようと思います。

なお、DBの対応表も作成しました。
本家様と合わせてご活用ください。
私も今から3日で覚えます

ダメージベース一覧表

ちなみに、DBは概算値(小数点以下を四捨五入)でも十分計算ができることを確認しました。
例えば、冷凍ビームのDBを39.6→40とすると、計算結果はおよそ126.94となりました。
切り上げた分だけ微増していますが、ツールの計算結果が104~124となっていることから、概算値でも誤差は2~3程度に収まると考えられます。

概算値方式でも、瞬時に計算する分には十分すぎるほどの精度があります。
なので、暗記するなら概算値がオススメです。
特に威力50, 75, 100, 150はDB値もキリがよく、他の威力のDB値も推定できるので、最悪ここだけでも頭に入れておくのが良さそうです。

問題集を作る

いよいよこの時が来ました。
問題集の作成に取り掛かります。

で、作業過程は当然すっ飛ばします。
面白くないですからね。

はい、こちらが完成品になります。

試作品なので、皆さんの意見も聞きたいところ。
是非コメントの方をお願いいたします。

一先ず目標は達成されました。
ただ、これが終わりではありません。

作り方が分かったので、今度は量産です。
100問を目指して作っていきます。

先は長いですが、演算能力に磨きをかけつつ、「片手間で」PJCS予選に備えていこうと思います。
次回もよろしくお願いします。

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