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【二度手間ダブル】#8 構築記事の需要と価値

「構築記事を書く」ということ

今この記事を読んでおられる皆様の中で、構築記事の執筆経験があるという方はどの程度いらっしゃるのでしょうか?
私は今夏初めて書かせていただきました。

この「構築記事を書く」という行為、よくよく考えると奇妙なのです。
情報を他にプレイヤーにバラすわけですから、少なくともポケモン対戦においては「利敵行為」と言わざるを得ません。

何故、我々は構築記事を書くのでしょうか?

執筆のメリット

構築記事にとどまらず、まとまった文章を書くことにはメリットが存在します。

・執筆テーマに対する考え方や知識をブラッシュアップすることができる
・創作物を通して他者と繋がることができる
・表現力や語彙力が向上する
・「不特定多数に読まれる」という緊張感(≒適度なストレス)により脳機能が向上する

以上の利点は、情報開示というデメリットを補って余りあると私は考えています。

構築記事の必須項目

では、構築記事を書く際にはどのようなことに注意すべきなのでしょうか?

まず前提として、多くの読者は「強豪プレイヤー」の構築記事に注目します。
仮に同じ記事内容でも、最終1000位 vs 最終1位だと基本的には後者が多くの人に読まれます。
これは書き手の実績が記事そのものの信憑性に直結してしまうからです。

そのため、仮に多くの人に読んでもらう(プレイヤーとして認知してもらう)ことが目標であるならば、まずはランクマや大型大会等で結果を出すことが最優先になるでしょう。

裏を返せば、結果が伴っていない場合は「読んでもらえない」ことを覚悟して書くべきです。
そうじゃないと心が折れてしまいますし、その先にある自己の成長も見込めません。

また、実績の是非に関係なく、内容はしっかりとしたものを書く必要があります。
例えば、考え方が客観的で運用法も再現性がある、説明や表現が丁寧で分かりやすい、文法上のミスや誤字脱字が限りなく少ない、など。

この辺りが徹底されていないと、忙しい現代人はすぐに次のコンテンツに移行してしまいます。
特にデジタルネイティブ世代の皆様なら、山ほど思い当たる節があると思います。
ショート動画、興味がなければ1秒未満でスワイプしておりませんか?

ここまでをまとめます。
・記事を読み始めてもらうためには実績が必要
・記事を読み進めてもらうためには自身の構築に対する理解度と一定レベルの日本語力が必要

良い記事を書くために

構築記事にはテンプレートがあります。

①構築の設計意図
②各ポケモンの詳細情報
③基本選出・対戦時の注意点

ここさえ押さえておけばとりあえずはOKであると思われます。
情報が多すぎても少なすぎても読者にとっては不都合なので、良いバランスを意識しながら文章を構成していきましょう。

問題は文法や語彙といった、ポケモンをやるだけでは身に付かない要素です。
こういった日本語力は、学校教育以外だと「自力で文章を書くこと」と「第三者に添削してもらうこと」によって大きく成長いたします。

特に文法上のエラーはクセになっていることが多いため、誰かに指摘してもらうのが最も手っ取り早いと言えます。
家庭教師視点で言うと、恥を捨てて未来の自分のために聞きまくることをオススメします。

まとめ

PDCAサイクルモデルで示すと、以下のようになると考えられます。

・Plan:他者の構築記事を読む(→自分が読みやすいと思った記事の書き方を参考にする)
・Do:実際に書いてみる
・Check:第三者に内容を評価してもらう
・Act:改善点を洗い出し、次に繋げる

ランクマやオフ大会等で結果を残しまくる人でも、日本語力が伴っていなければ良質な構築記事をポンポンと生み出すことはできません。
そういう意味でも、特に学生の皆様には学校生活を大切にしていただきたいものです。

ぜひ皆様も、PDCAサイクルを回しながら客観的で精錬された構築記事を作ってみてください。
読んで、書いて、添削してもらって、反省する。
皆様の構築記事をお待ちしております。

ベースとなった日記

#10 需要の高い構築記事を考える

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