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【片手間ダブル】#38 戦術を学ぶ(後編)
皆様、ごきげんよう。
片手間ダブルのにゅららです。
21時消灯ルールのため、昨日の #ピヨリリィ杯19 は参加できませんでした。
今日以降の練習会も無理そうだし、娘が今後も寝るのを拒み続けたら来月も…
悲しみのPJCS準備期間。
ということで、前回の日記はこちら。
前回、まあまあ納得のいくものが完成しました。
今日はそれを使って遊びます。
昨日のおさらいをする
![](https://assets.st-note.com/img/1730059723-ePJjw8rScqRbAfEol4tMOVmv.jpg?width=1200)
以下、簡単な用語説明です。
(太字はTCG用語です)
・対面構築:交代を多用しない戦術
・サイクル構築:交代を多用する戦術
・ギミック構築:特殊な勝ち筋を目指す戦術
・アグロ:序盤から超速攻、後ろは振り返らない
・ランプ:盤面を整えて大型エースでドカン!
・ミッドレンジ:アグロには及ばないけど速攻、全体のパワーと対応力が売り
・コントロール:妨害してジリジリ削って最後にアタッカーを着地させて寄り切り~
・撹乱型アグロ:速度を落とした代わりに相手の妨害を妨害できるようになったアグロ
にゅらら式だとダブルバトルの構築は全10種類に分けられるのでは?
みたいな感じに昨日なりました。
本日は最終回ということで、各構築の関係性を考えていこうと思います。
各構築の長所・短所を考える
ひとまず、各構築の強みと弱みがどこにあるのかを考えたいと思います。
そこから相性を類推していきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1730014877-JO1QvTsGX0KMCIlPacEdpNWY.jpg?width=1200)
ミッドレンジを「全科目75点くらい」として、構築10種の性能表を作ってみました。
多分いい感じだと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1730008464-KTGWgt13xyE87i5DcfHRJkhP.jpg?width=1200)
ついでにこんなのも作ってみました。
仮にギミックでポケモンの要塞化を図るとして、それって受け寄りの行動ではなくむしろ積極的な行動なのでは?と思ったところから、こんなものが生まれました。
各構築が主体的(=戦術的行動優位)か受動的(=対処的行動優位)か、一目で分かったらいいなの思いで作りました。
ギミック構築と純粋アグロは、自分のやりたいことに特化しているイメージです。
半面、相手のアクションへの対応幅が狭いので簡単に負けることも多いです。
ミッドレンジとコントロールは、相手の行動に対応していくイメージです。
対応幅が広いので簡単に土俵は割りませんが、受動的なので一点特化の戦術を許しがちです。
そして残りはその中間といったところです。
やりたいことはあるけど、相手の選択に対する応手もそれなりに備えています。
余談;棋風を修正する
思い返すと、私が将棋において受け寄りの戦型を使っているのは、そもそも学生の頃に「マイナー戦法で攪乱したい」という気持ちがあったからなのでした。
要するに、主導権は自分が握りたかったのです。
たまたま選んだ戦法が受けチックだっただけで、思想そのものは攻撃的だったのです。
あ…だからへなちょこ急戦を採用し始めてから成績が上がったのか!
攻めっ気が戦法とかみ合ったのか!
気付くのが遅すぎるって。
相性を考える
話を戻しましょう。
マジック:ザ・ギャザリング(以下M:tG)では、一般的には以下の相性関係にあるようです。
![](https://assets.st-note.com/img/1730000503-z95y0Zj4mwflgxVARuLOIPoT.jpg?width=1200)
構築単位の相性とは別にポケモン同士の相性なんてものもありますので、正味結論付けることはできないでしょう。
アグロが苦手だとして、でも炎技しか撃ってこない相手なら対策も比較的容易ですからね。
まずは、それぞれの構築タイプが「やられたら嫌なこと」を考えていきましょう。
さっきの志向性の図が使えるかもしれません。
・対面構築→持久戦調の行動が苦手
・サイクル構築→極端な戦術的行動が苦手
・ギミック構築→急戦調の行動が苦手、妨害行動が苦手
サイクル構築が苦手なのは「戦術的行動の特化」であり、急戦だから苦手というわけではないと私は判断しました。
そういう意味では、純粋アグロとサイクル構築は互いに苦手さを抱えているのでは?
これは…超速攻型構築の評価を見直す必要があるかもしれません。
半面、ギミック構築は速攻による制圧も苦手なら、「妨害の高速展開」も苦手なのです。
つまり、対面構築はもちろん「妨害手段が豊富なサイクル構築」も相手をするのが難しいのです。
ああ…ロマンってそういうことか…
三つ巴ではなさそうです。
ダブルバトルにおいては、仮に情報アドバンテージの差がない場合、対面構築とサイクル構築は基本的には互角、ギミック構築はその両方にやや不利というわけです。
初見○ししてこそのギミック、ってことですね。
ここまでを全部気合でまとめてみました。
ちちんぷいぷい、それー!
![](https://assets.st-note.com/img/1730063937-eQ9ziEP2gUIpbTf87SNHAMhn.jpg)
つまりこーゆーことね!
私はすでに満足して終わる姿勢になっていますが、流石に無責任なのでちょっと説明します。
まず、スピード特化の純粋アグロ構築は、ダブルバトルにおいては相当強いと考えられます。
相手を4体倒せば勝ちになるわけですから、初手から攻撃しに行くのは理に適っています。
続いて、その純粋アグロの前に追い風/トリルアグロが立ちはだかります。
追い風アグロはトリルアグロが苦手で、そのトリルアグロはサイクル構築を得意としていなくて…みたいな感じです。
で、最後にミッドレンジがどんな構築とも撃ち合えると思いきや、攪乱型アグロ(妨害耐性のあるアグロ)には速度で不利を取る上に妨害によるテンポ奪取も難しくて、でも攪乱型アグロは純粋アグロに上から殴られて終わりっ!
ギミック構築は戦術方針と新規性にもよりますが、同じ土俵で戦ってしまうと結構厳しめです。
オープンチームシートは苦手 of 苦手です。
今後の展望を考える
おそらく上位プレイヤーは、この概念を膨大なプレイ経験によって「何となく」理解しているのだと思います。
私は経験が足りないので、一直線に言語化して追いつこうと思った次第です。
無事悲願が達成されたということですが、明日以降も普通に日記は続きます。
さて、これらの表の使い方ですが。
・自分が勝てない構築タイプに対してどのような戦術を取ればいいのか
・流行りの構築タイプに対してどのような構築を作ればいいのか
・自分に向いている構築タイプはどれか
この辺りを解決するのに一役買いそうですね。
実際、私は作図したおかげで新しい方針を立てることができましたので。
皆様も自由にお使いください。
そしてもう一つ。
これは完全に予想なのですが。
最近のレギュH、いかにも遂行速度に優れたサイクル構築…すなわち、ミッドレンジ構築が流行ってません?
オオニューラ(タスキ)、サーフゴー、ゴリランダー、カイリュー、ガブリアス…
若干サイクル寄りだけど展開が速いんですよ。
ということは…?
蝶の舞ウルガモスとか、ビルドアップコノヨザルとか、袋叩きブリジュラスとか…
積みエース+サポーター兼アタッカーみたいな構築が熱いんとちゃいます!?
アグロが鳴りを潜めている今がチャンス!
本日は以上です。
は―楽しかった!
また明日以降も、楽しいことを思いついたらやっていきます。
先は長いですが、急いで選挙に行きつつ、「片手間で」PJCS予選に備えていこうと思います。
おまけ:今日のラナンキュラス
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