【読書の秋2022】愛があるなら
読みながら思い出したのは、
『アデル、ブルーは熱い色』という映画や『シガテラ』という漫画。
主人公のフランシスをはじめ、ボビー、ニック、メリッサは誰もがチャーミングで美しい。深い深い内省や、悲劇的な過去や、普通の人がなかなかしない経験を現在進行形で重ねていく。
でも、物語全体を覆うトーンはどこまでも「日常」でしかない。
この本がいかに面白かったかを話して聞かせている友人が、実は秘密で同じような体験をしていたとしてもおかしくない、そんなリアリティが横たわっている。
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