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iDeCoはお得だよって話

最近興味を持って調べたiDeCoさんに関して簡単に記事にまとめてみました。この前調べたばかりなので知識は浅いですが、なるべく簡潔にまとめています。

iDeCoとは?

iDeCoとは個人型確定搬出年金のことです。

つまりは年金の一種です。ここでまずは年金に関して軽くおさらいしておきましょう

年金について

被保険者(年金を受け取る人)の種別

・第二被保険者ー企業に勤める会社員や公務員のことです。
・第三被保険者ー主婦です。
・第一被保険者ーそのほかの日本に移住している日本国民です。

年金の種類

①公的年金(独立行政法人が運用)
・国民年金ー国民全てが加入しています
・厚生年金ー第二被保険者のみが加入しています。

②私的年金(金融機関等が運用)
・企業年金ー企業が従業員のために独自に運営する年金です。金融機関が取り扱っており、入社時によくわからないまま銘柄を選ばされた人はそれにあたります。

・iDeCoー企業年金の個人バージョンです。メインターゲットは厚生年金に加入していない人、企業年金に加入していない人等です。そのため企業年金加入者は積み立て可能金額がほかの人に比べて少し少ないです。

・国民年金基金ー第1号被保険者が利用する年金です。詳細は知らないので割愛します。

・個人年金保険ー保険会社が年金として販売している商品です。上に同じです。

つまり会社員の人は国民年金と厚生年金の両方に加入していることになり、受給開始後はその両方を受ける取ることができます。給料明細から引くほど年金が引かれているのは、国民年金と厚生年金を同時に支払っているからです。 ひえぇぇぇ

と長々と説明しましたが、iDeCoは私的年金の一種です。

なぜこんな制度が?

これを政府が推し進めている背景として、高齢者に対する労働者の割合の減少があります。

実際に、一昔前に年金の受給年齢が60歳から65歳に引き上げられて話題になりましたよね。

年金だけを頼りにされていては困るということで、米国等でも採用されている個人型確定搬出年金を使って「自己防衛」してもらおうという意図でiDeCoに様々な税優遇が施されています。それではiDeCoの特長に関して説明します。

iDeCoの特長

iDeCoのもっとも大きな特長は税優遇です。

【ポイント1】支払った分が課税対象から控除される(=所得税が減税される)

これはメリットしかありません。専業主婦と会社員の人は2万円、公務員は1万円、自営業者等は6万円程度を毎月の上限とし、年額分がその年の課税所得から控除されます。所得額や掛け金にもよりますが、積立投資をしているだけなのに毎年数万円分の所得税と住民税が免除されます

【ポイント2】受給時も非課税

これはNISAのメリットと同じ分類ですね。年齢によりけりですが、大体年100万円くらいまでが受給時に非課税となります。NISAの強化版ですね。

【ポイント3】60歳になるまで引き出せない(要注意!)

良くも悪くも老後の資金以外に使用することができません。この縛りがあるので積立金額は最初は少なめにした方がいいです。また、積立金額は年に1度だけ変更できます。

【ポイント4】投資信託に投資をする

iDeCoはプロが運用している投資信託というものに投資します。そのため、毎日運用成績を確認する必要がありません。(個人の好みにもよりますが)

以上の特徴を踏まえると、iDeCoはメリットだらけなことがわかります。ただし、多くの人がつまづくのはその手続きの煩雑さと手数料が原因です。それについて少し触れてから終わりにします。

申請方法

NISAと同じく、iDeCoは各金融機関の窓口で申請を行います。金融機関によって多少差はありますが、主な流れはこんな感じ

①基本情報入力
②本人確認
③書類のアップロード
④金融機関による情報確認

④には大体1〜2ヶ月ほどかかります。

必要書類

①本人確認証明書(免許など)
②基礎年金番号(年金手帳に記載)
③事業主証明書

です。特に③は企業側の記載項目があるので、書類作成に関して自社に問い合わせをする必要があります。ここが結構めんどくさくいですね。

手数料

意外な落とし穴なのですが、iDeCoはNISAと違い、口座開設に少々手数料が発生します。簡単に書くとこんな感じ

・加入手数料
→約3000円

・運用手数料
→170円+金融機関支払い分 /月

運用手数料の方は金融機関によって異なりますが、楽天とか松井とかのネット証券は金融機関支払い分が無料なので、ネット証券の利用をお勧めします。ちなみに金融機関は1人1行までなので、よく考えてから決めましょう

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