見出し画像

どんずば就職氷河期世代だった自分とその時代を研究してみようと思った話

みなさんこんにちは。
私は、1982年生まれの2003年卒(大学ではなく専門学校卒年度)の、「就職氷河期世代後期」にあたる時代を生きた人間です。

現在42歳独身の女性。伯母と母と私の三人で暮らしている。
仕事はしているものの、安定した正社員というような職種ではなく(もちろんそれは私が選んできたことでもある)、その中で数年前に家族のいない伯母の介護が始まり、今はまだバリバリ元気であるがゆくゆくは自分の両親の介護問題も考えないといけなくなるのは目に見えている状態。いつかは向き合い、考えないといけない未来が確実にくることがわかっている状態。
既婚、未婚、子あり、子なしを問わず、私のような状況の同年代の方々は多いと思う。

おそらく、就職氷河期世代の人たちが後期高齢者(75歳以上)になる頃には、生活貧困者の状態に陥る人々がとても増えていくのでは、と想像する。要は、生活保護受給者がほとんどになってくるかもしれないな、と。
また、ここ数年でよくニュースでも目にする「無敵の人」による犯罪。
そういうものの予備軍にも十分なり得る可能性を含む。

非常に厄介だし重大な社会問題である。政治の責任だと思ったりもするが、そんなこと思っていても解決することはない。国は国民を守ってはくれないのた。歴史を勉強していればそれくらいは理解できる。
ただ、自分でできることがある。

それは、「思考停止にならない」こと。

そこでまず考えたいなと思ったことは、自分が生きた時代背景をきちんと知ること。
就職活動生だったとはいえ、まだ専門学校生でもあった20歳の年。あの頃は若かったし、まだまだ子供だった。
自分たちが一生懸命やっていた「就職するための様々な行動・活動」はどのような時代背景の中に行っていたものなのか。大変だったのかそうではなかったのか。

「大変だった」と改めて感じることができたのは本当にここ数年のことだ。「失われた30年」の意味さえ知らず。その当時は景気がいい、不景気だ、なんていう感覚さえ、自分自身は感じていなかったし、当の本人は高校を卒業して1年やそこらしか経たない子供。時事問題やテレビのニュース番組など本当に興味のない、ただの子供であった。
だが現在は歴史を改めて勉強し、政治や社会問題、国際情勢など、いろいろな社会的問題に興味をもつようになり「自分たちはなぜこんなに大変な世代なんだ」と疑問を持つに至ったわけだ。

ソクラテスの「無知は罪なり、知は空虚なり、英知を持つもの英雄なり」である。

自分をどうにかできるのは、自分しかいないのだ。

そして、自分ひとりでしんどい時にはまわりに人がいると良いのだ。

ただ話ができたり、同じ思いの人が書いた記事を読んで共感したり、「自分だけじゃない」とただ感じられればいいだけのこともあったりする。

ということで、考えることを止めない。調べたり知ることを止めない。
それらの知識を武器にして行動できるように、とにかくもがき続けることに決めたのだ。

もがくという言葉は「かっこわるい」「ダサい」と思われることも多い言葉だが、いよいよそんなことも言ってられないぜ。

まわりにどう思われるかばかりを気にしていたら何も変えられないというのは、これまでの人生の中でもたくさん経験してきたじゃないか。

ということで、「就職氷河期世代」について研究し、ここ数年が勝負の年と決め、今後につなげるためのページを増やしていくことを2025年の目標としたいと思います。

いいなと思ったら応援しよう!