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アイニイク企画の原点
アイニイクという撮影企画は10年ほど前から考えていて、それこそ普段から仲良くしてくれていた女性との撮影カットで、アイニイクのタイトルを掲げてSNSなどに公開したことはあるんです
ただいかんせん単なる思いつきの域を脱しておらず、結局尻窄みに
以前書いた通り、コロナ禍以降の身の回りの大きな変化から、再度チャレンジしてみるのもいいのではないか?今チャレンジしないと後々後悔するっていう思いが募っていきました
そしてこの企画自体の原点とも言える撮影は、mixiが全盛期の頃(記憶が確かなら2005年以降10年くらい)マイミクとして互いにフォローし合っていた、都内に住む女子大生からある日メッセージをいただいたのです。
それは私の写真がとてもお気に入りで、ぜひ撮影して欲しい旨の内容でした。
今ほどデジタルカメラ全盛で誰でもカメラマンを名乗れる時代ではまだなく、当時はフィルムカメラがメインで、徐々にデジタルカメラ一眼レフを手にし出して、そろそろ自分も買おうかなー?か感じの頃でした
オファーの内容は「3回の撮影を希望する」そのうち一回はどうしてもお台場で撮りたい、そんなものでした。
結果、名古屋で一度、横浜一度、お台場一度の3回
お台場リクエストはビーナスフォート?でしたっけ?その中にあるカフェでバースデーケーキとともに撮って欲しいというもの、もちろんお台場の外でも撮りました
その理由が「来年二十歳になるのを記念に、撮影したカットと、自身が所有している両親が小さな頃から撮ってくれた写真で、小さな写真集を用意して、両親にプレゼントしたい、感謝の想いを伝えたい」というものでした
日程の問題はあったものの、内容とその気持ちに快くOKとし、計3回の撮影+バースデーケーキ撮影を実行しました
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お店とケーキの予約はご本人が行なって、私は撮影するだけ、とはいえ大切なプレゼントにするものだけに緊張もありましたが、なんとしてもご両親に喜んでいただけるものを残したい、その一心で撮影に望んだのです
後日連絡があり、サプライズプレゼントは大成功、そして完成したミニ写真集にこんな手紙が添えてありました
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この時の感覚、今でも覚えています
人に喜んでもらえる写真が届けられたこと、決してプロのカメラマンではない自分の写真を気に入って大切な撮影を依頼してくれた幸せ、こんな体験が原点にあります
その人の心に残る一枚をまた残したい、それはプロの商業的なものとは違い、自己満足なものかもしれませんが、ささやかな喜びであり、自分が写真を小さなころからずっと好きで続けてこられたことを、形にできる宝物みたいな体験を、もう一度最後に残したい
#死ぬまでにやりたい100のこと
映画にもなったことのある、この言葉は、私にとっては、スカイダイビングをしたいとか世界旅行クルージングへいくとかの、派手なものではありませんが、小さな温もりを残す手段として、今回 #2025年やりたいこと のひとつとしてリストアップしています
これはきっと3年とか途轍もなく時間がかかるかもしれませんが、死ぬまでにやりたいことなので😛気長にトライしていきます
近々、企画のサンプル的なものを準備して公開予定でいます
そちらは写真自体は過去に別件で撮影したものを「フィクション」として、たとえばA様のストーリーのような形で公開したいと考えています
何分時間のかかること(+確定申告を先に済ませなくては😛)なので、追々記事としてお知らせしていきます
&mixi2の方で最新情報、この企画用に用意したInstagramアカウントでもお知らせします
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