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10/22-23:福岡旅行

 オタクは考えていた。
 ああ、そういえば二次創作物をメインで扱うイベントには参加したことはあるが、一次創作(便宜上こう表現する)をメインとしたイベント、参加したことがないなあ……。
 コミティアとか、デザインフェスタとか、M3とか……そういう……そういう……。あと文学フリマなんかも気になるな〜♪…………!?
 文学フリマ、福岡で開催!?!??????
 というわけで……。


 行くぞ!!!!!!!!!!!

行ってきたぞ!

2023/10/22(日)

文学フリマ福岡9

 当日は快晴。

本当にめちゃくちゃいい天気だった

 JRと地下鉄を乗り継ぎ、天神に向かう。
 右肩に荷物の重さがかかる。音楽ゲームやデスクワークで酷使している肩には大した問題であり、なんか重いから早く荷物を預けたくてたまらなかった。一泊でキャリーは使いたくなかった。
 地下鉄を降り、天神地下街を歩く。歩く中で探そうと思ったが、この地下街を歩くことが苦手な自分はコインロッカーを見つけきれない。そこは諦め、そのまま会場となっている天神のエルガーラホールへと向かった。
 開場のおよそ15分前くらいだろうか。外には一般参加者とおぼしき人々が腰くらいの高さの花壇や近くのベンチに腰掛けている。百貨店などが立ち並ぶような地域で、おしゃれなオープンテラスもあるような場所だ。さてどうしようか。しかし辺りを見回すと、中には入れそうだった。エレベーターに乗り込みまずは7階へ。一般待機列は久々だな〜。おらワクワクすっぞ。……行きのJRの車内でチェック済のサークル配置表を忘れたことに気づいたけれど、なんとかなるでしょ。会場へ向かう高揚感はなんとも心地よい。緊張ではなく?

 今回の文学フリマはエルガーラホールの7階と8階に分かれてブースが配置されている。7階はエッセイ、小説など。8階は小説や評論などだが、小説が主だっただろうか。
 この文学フリマは自らが「文学」だと思うものを販売するらしい。例えば自らの創作をもとにしたアクリルキーホルダーなどのグッズや、ブックカバーなどを販売しているブースもあった。また、印刷所のブースもある。
 私のお目当ては繰り返すけれど7階だ。

 さて、このイベントの一般参加を決めた理由はいくつかある。
 まずひとつめに、イベントの空気。
 おそらく同人誌即売会に参加したことのある人には肌感覚でわかってもらえると思う。オンラインイベントでは私は感じることのできなかった、あの数多くのブースが並ぶ壮観、同じ志を持つ者が集まる熱量。それが好きだ、それに触れたいということがひとつ。
 ふたつめ。二次創作では触れられないものに触れたい。
 二次創作ジャンルは「その作品を愛好している人間」が集まる。漫画小説グッズなど、表現方法は多種多様だが、そのブースで固まっている人たちの好きなものは一緒だ。しかし「文学だと思うもの」である。推理小説、恋愛、旅行記に評論、表現もジャンルも多種多様。それらはおそらく二次創作のそれとほんの少し趣は異なるだろう、と。
 みっつ。お目当てのサークルがあって。
 今回、知人(※友人と呼称してよいか迷うから、知人という呼称にします。私は同好の士は友人だと思っているがそれは人それぞれなので。長いな)がサークル参加を予定しているというのをthreadsでみかけており、彼女の創作物のファンである私は「行かねば!」と思い立った。
 普段はインターネットの海に揺蕩う存在である自分だが、たまには陸に上がったっていい。そう思った。
 ……そう思っていたらオモコロライターの神田さんやマンスーンさんもサークル参加されるのを知った。おお……え、……福岡!?!???????に??????????行くしかないよね、そう思った。

 単に泊りがけの遠出をしたかったこともある。

 さて、脱線したが受付に戻ろう。その7階、私が到着した頃にはすでに待機列ができていた。おお、待機列だなあ……と思いつつ周囲を眺める。視界に入る人々の持ち物を見ると、「このひと……オモコロが好きなんだな……」という人たちだと推察が安易にできるような持ち物や装飾品。ただ、自分もそうだから否定はできない。スマホケースにステッカー類をはさんでいたので。Enjoy Internet。
 10:00。開場の拍手。場内に入ると机の上に頒布物を並べた数多くのブース、に出店者。そうそう。これだ。この瞬間が好きなのだ。
 ただし今の私はとりあえず、まずはマンスーンさんのブースに一目散。そこは既に長蛇の列。壁サークルじゃん!とかいう頭の悪い感想が脳内に浮かんだ。実際壁サークルなので、間違いではない。
 スタッフの方の「mansooonのブースはこちらに〜」に思わず吹き出しそうになった。ごめんなさい。そしてお疲れさまです。ありがとうございます。
 その後順番が来た。いつもYouTubeでみている人だ。いつもお世話になっております。マンスーンさんにご挨拶し、新刊(新ペーパー?)とステッカーを購入。既刊は持っていたので今回は見送り。差し入れもお渡しして良いとのことだったので、ほんの少しのものだがお渡しし、ブースを離れる。
 普段web(Youtube)上で拝見している方とお話するという体験も久々だった。

 その後、様子を見ながら知人のもとへ挨拶に。直前に数度連絡をさせていただいており、ふたりして人見知りということだったがとても楽しくお話することができた。少なくとも私はそう思っている。人見知り?本当?
 グッズとエッセイ本を購入。描かれる絵がとてもかわいい方なのだが、文章もかわいい。
 また、同じコミュニティーで繋がっている方とも、先述の知人と3人でお話できたりした。いま私が好きなものと同じもの、を、好きな人と直接話すことが実際の生活では皆無だから。今度またオフ会とかしたいですね。そういうものを仕切る能力が自分には欠けているわけだけど……。
 そして神田さんのところへ。すべての頒布物を購入。差し入れをお渡ししつつ、先日のジモコロの山口記事などのお話をした。

 山口は近いのだけど(いや、いうほど近くないか……)、足を運ぶ機会があまりない為足を運んでみたい場所のひとつ。特に「いろり山賊」には足を運んでみたい。「広島から足を運ぶ方が近いですよ」とのことなので、忘れないようにしておきます。

 その後は各階各ブースを周りながら、時折知人のブースに顔を出し、一旦中洲川端にあるホテルのチェックインへ。荷物を置いて少し休憩したあと、徒歩で再度天神へ。
 ちなみに、でもないのだが「博多〜中洲〜天神」は徒歩でも移動できたりするので、気候のいいときは徒歩移動で全然OK。この日はほぼ徒歩移動。このエリアは歩くのに楽しいので観光目的の人たちにはオススメする。私は翌日の体力ゲージは半分からになりました。でも知らん街を歩くのは楽しいから仕方ない。

 会場ビル横の広場で開催されているイベントを軽く散策し、再度会場に向かう。到着後は追加で少しブースを巡り、閉会。

文学フリマで買ったもの①
文学フリマで買ったもの②

 今回は小説、エッセイ、グッズ、評論、写真集、あらゆるものを購入。個人的にはエッセイや評論系、写真集にはあまり触れないのですごく楽しかった。

 閉会後は知人とオタクの話をしながら食事へ。天ぷらひらお。結構待つので覚悟して行ったほうがいいのですが、あの価格であのめちゃウマ天ぷらが食べられるの多分バグかなんかだと思う。

ご飯が進む塩辛。うまい。
野菜も明太子もささみもいかも何もかもうまい。野菜で美味しかったのはピーマン。

 食後は博多まで歩いてふたりで気になっていたカフェへ。お目当てのプリンは売り切れていて残念だったが、スイートポテトパイも非常に美味だった。写真?あるけどパイ部分が崩れておりそれをリカバリした写真なので載せるのは見送る。
 カフェを出て別れの挨拶と見送り。私は非常に楽しい時間を過ごせたのだけど、先方はどうだったのだろうか。不安だ。
 今度、同好の士で集まる所謂オフ会をやりましょう。

 そしてそのままホテルへ……帰るかと思ったか?

持っているアイスがプリティボンバーズのメンカラなんだよなぁ……
久々すぎ。精度が終わっている。

 すみません。少しチェイスチェイスジョーカーズ(CCJ)とノスタルジアで遊びました。6月には設置されていたDRSがなくなっていたのには泣きました。悲しすぎ。CCJはプレイ感が面白いし、登場するキャラクターが大概なやつらばかりなのでみんなも遊んでほしい。

10/23(月)

数年ぶりのMÚSECA

 「寝過ごした結果昼過ぎになりホテルから超過料金を取られる」という最悪な夢を見たので起床。朝食をとる。
 ホテルの朝食ってなんで普段以上に食べてしまうのだろうか。今回宿泊したホテルは朝食の豊富さも決め手であったので満足。水炊き風スープが一番美味かった。まろやかな口当たり、白菜ではなくおそらくキャベツが葉物として入っていたのだけど、甘みがあり美味。ここの朝食で大凡の博多名物は堪能できてしまった。
 この時点でほぼ満腹だったが、昨晩ミニストップの台湾蜜いもクレープを買ったのに食べずに寝てた。クレープは朝食後の胃の中に納めたために終わってしまった。クレープ自体は美味しかった。
 チェックアウト後は一旦博多へ。コインロッカーに荷物を預け、特急ソニックへ乗って小倉へ向かう。
 小倉へ行く目的は、これだ!!!!!

 全国7店舗(※e-amusnentの設置店舗検索調べ)しか稼働していない「MÚSECA 1+1/2」がG-stage小倉店にあるから!!!!!!!!!!!!!!!

 これまでのBEMANIにはあまりない操作性(ボタンを回転させる、フットペダルを操作する)があまりにも面白く、一時期こればかりやっていたくらいに熱中。よく行くゲームセンターに置いていた、というのも一因だけれど。
 しかし、オンラインサービスを継続させるか、オフラインで稼働させるか。それとも、他のゲームにコンバージョンさせるか。その選択が迫られた際、その最寄りのゲームセンターは一番最後のコンバージョンを選択してしまったわけで。おそらく大方のゲームセンターはそうであったと推察。

 しかしこのG-stage小倉店、リニューアルにあわせてオンラインサービスのMÚSECAを導入しています。すごすぎ。一回撤去したけど再導入、凄すぎる。でも自分の最寄りもポップン再導入してくれたからそういうこともあるかもしれないが、そこでこの機種を選ぶこの店凄いと純粋に思う。

 本当は6月にアイマスツアーズのロケテストに参加した際に足を運びたかったのだけど、日帰りでは時間的に厳しいと思い断念。今回は無理してでも行くと決めていたため、足を運んだ。
 やるぞ!!!!!!!!!!

ほら、まあ6年ぶりくらいだから

 最初は現在でも耳馴染みのある曲ということでBEMANIカテゴリより選択。「VALLIS-NERIA/DJ YOSHITAKA」。好きなんだもの仕方ないじゃない……。

ちなみにGraficaは「彼の花の名は/JOMANDA」を選んだ。モデルは現在コナミアミューズメントの常務執行役員を務めている西村宜隆氏ことDJ YOSHITAKA氏
こちらは「発見!よみがえったBEMANI遺跡展」で解禁できた考古学会の異端者。姿はサウンドスタッフのショッチョー(S-C-U)氏だがCVは同じくサウンドスタッフのSota Fujimori氏である。なにを言っているんだ?

 基本的にこのMÚSECAというゲームは「Grafica」というイラストをゲームのプレーにより解禁し、それを設定して楽曲をプレイすることにより育成するゲーム。ここまでの画像は他BEMANIシリーズに関係するものばかりだったけれど、イラストや楽曲は公募によるものがメイン。
(ここからは画像が続きます。本当は横のほうがいいけど縦長のゲームで横長の写真撮れないのよ。)

かわいい
この子が好きです
めちゃくちゃ好きな曲(流石に当時のようにはいかなかった)
SOUND VOLTEXでもプレイできますので是非

 また、解放していない/できていないGraficaもあったので解禁Missionもプレイしてきた。
 Graficaは「育てた自分のGrafica3枚」をセットして指定楽曲をプレイして描画しきることで解放されるうえ、レベル上限を高いものにするためには難しい曲をクリアしないといけない。結構難しい。

かわいい
MeteorAのジャケットのお兄さん。デザイナーはbeatmaniaⅡDX「Absolute Evil/Yuta Imai」の「絶対悪お兄さん」を生み出したまゆずみ氏
めちゃくちゃ好き!!!!!

 MÚSECAにはこのように他のBEMANIシリーズにない要素が満載なわけだけれど、私がこのゲームを楽しいと思う大きな要因は先述のとおり「操作性」だ。
 特にスピン回転操作時の、あの爽快感のようなものは他にはなくてとても好きだった。数年越しにプレイしたけれど、やはり身体は覚えているのかちゃんと動く。それくらいやり込んでいて、気づけばずっとMÚSECAをプレイし続けていた(待っている人がいないか背後は確認した)が、しかし区切りはつけねばならず……。

 ……やっぱりこの曲かな。

難しいです

 数年越しにニューレコード、出るんだな〜〜。難しいけど、それでも挑んじゃう。
 ここに載せたのはプレイしたほんの一部だけれど、久々のMÚSECA、とっても楽しかった。小倉に足を運んだ甲斐がありました。ありがとうございました。

格好いいんですよこの曲

 あと行脚も勲章つけたし、CCJまたやったし、歴代ポスターのアクスタもゲットしました。店員の方がとても親切だった。ありがとうございます。

とりあえずお目当てのver.のみ 

 非常に充実しておりとても楽しい2日間だった。
 来年も行きたいな。他の地域の文学フリマにも足を運んでみたい。出店者側は少し考えます。原稿を進行するのが苦手なので。

 おまけ(おまけとは?)

 一時期のBEMANIはこんなことをしていた。

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