市原ATHLETAカップD組第3戦 エリース東京対南葛SC 短感
今シーズンはもうエリース東京ネタでnote書くことはないかなと思ってましたが、ちょっとだけ感想を残しておこうかなと。
多分本当にこの試合が今シーズン最後になるのかな?なかなかカップ戦は観る機会がなかったのですが、この試合は南葛が配信してくれましたので、観ることができました。ピッチレベルからの映像だし、画角も限定的なので全体像は掴めませんでしたが、観れるだけでもありがたいので、南葛SCさんには感謝です。
試合の入りはエリースペースだったのですが、良い時間帯に点を取れないとその後に反動が来がちなのが、フットボール。
映像で見る限りですが、ちょいと寄せが甘いところをつかれて、南葛に先制点を献上。しかも、続けざまに追加点まで与えてしまうとは。
0-2でハーフタイムを迎えました。
そして、運命の後半。ホギョンを入れて追いつく気が満々のエリース。後半の入りも上々でした。
後半開始早々に反撃の狼煙となるゴールを39番濱口草太選手が押し込みました。草太選手は、ここまでも前線で良い動きを見せていたので、それが実ったような形です。
さらに追加点を取って、ひとまず追いつきたいエリース。攻撃の手を休めることなく継続していましたが、ゴールキーパー畔柳選手がエリアを飛び出してのプレーでイエローを貰ってしまいます。前がかりになっていたチームのピンチを防ぐためには仕方なかったのか。
ところが、その後、畔柳選手は2枚目のイエローも貰ってしまうことに。良くわからなかったのですが、エリア外でのハンドだったのか?合わせ技でレッドカードが提示され退場に。
この判定にはエリースの選手や監督が不服を申し立て、騒然とし、かなりの時間試合が止まりました。しかし、判定は覆りません。残りを10人でやるほかありません。FPを1人引っ込めてキーパー交代となるのが、通常です。
ところが、入ってきて選手もFP。ただし、ユニの上は2ndユニ。フットサルのパワープレー時のようなスタイルです。そう、エリースのベンチにはゴールキーパーの控えがいなかったようです。
10人になり、しかもキーパーはフィールドプレーヤーが務める急造。この場合、普通は守りを堅めてワンチャンのカウンター狙い。ロングボール多用でリスク回避することを考えそうなところ、エリース東京が取ったのは、退場者が出る前以上にボールを繋ぎまくる方法でした。
実際に恐ろしいくらいに凄まじい集中力でボールを繋ぎまくり、ロストすることは少なかったです。
ボールを失っても、陣形をコンパクトためにしているため、回収も早く、すぐさまボールを繋ぎ直します。前半から出ている選手の運動量はすごかったと思います。最後までよく走り、ポジションを取り、ゴールを目指しました。
その熱さは、シーズン1だったと思います。リーグ戦で時折見られた焦る感じもなく、選手1人ひとりが、やるべきことをやっている感じは鬼気迫るものがありました。正直、見ていて面白かった。すごいチームだなとあらためて思い知らされました。
ゴールに最後まで迫るも、残念ながら得点出来ず、そのままのスコアで試合終了。でも、失点しなかったからね。攻めることでゴールは守れましたね。
このテンションで来シーズンのリーグ戦戦えたら、いいなぁ。上位に行けるだろうな。早くも楽しみです。とりあえずは、選手の皆さん、スタッフの皆さん、お疲れ様でした。
この試合では、最推しの21番宮田和哉選手がフル出場。とても、効いていたと思う。10人になってからも相手陣内までボールを持ち込んでパスを入れるなど、持ち味を発揮していました。来シーズンも応援したい選手です。
(追記)10人でも繋ぎ倒す選択をしたエリースのフットボールを成立させたのは、相手の南葛SCの戦い方のおかげでもあったなと。FPが1人多い、しかも相手は急造GKとなった瞬間に、中盤すっ飛ばし、裏へのロングボール大作戦を南葛SCが採用してきていたら、また展開は違っていたと思います。南葛SCも自分たちのスタイルで戦い、そして凌ぎ切るというプライドを見せてくれたことで、最後まで試合を楽しむことができました。これが公式戦だったらお互いどう戦っていたかは、また別の話ですね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?