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私が文章を書く理由
noteをお使いの皆様ならばもちろんご存知ですね、吉田兼好の書いた「徒然草」。中学高校の教科書にも載っているはずです。
あの有名な序段を今更ですがコピペします。
『つれづれなるまゝに、日くらし硯に向かひて、心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書き付くれば、あやしうこそ物狂ほしけれ。』
彼はなぜ書くのか、をこれ以上ないというくらい簡潔にかつ的確に冒頭で述べています。
頭に浮かんだ・どうでもよいことを・なんとなく・ダラダラと書いてみると・なんだかとってもヘンテコりんだ
もちろん彼の場合はかなりの謙遜の言葉であるのは間違いありません、その後の本文244段のなんと含蓄がありかつユーモアのある内容であることか。
でも、私の場合はまさに額面どおり、この序段そのままでいこうと考えています。
大切なのは、「書いてみる」ということです。兼好の時代とは違い、現代は幸いなことに墨をすらずとも、パソコンを使って短時間でささっと打ち込むことができるので、文章を書くことに殆ど労力を要しません、なんならスマホでも。
なのでこんな時代に自分の思ったことを『書き付くらない』理由はありせん。その時考えていたことの備忘録にもなりますし、論理的思考の訓練にもなります。新たな表現方法が見つかるかもしれないし、ボケ防止にも役立ちそうです。
私はTwitterで毎日のようにツイートしてますが、140字余りではなかなか表現するのが難しいことが多いので(もちろん、言いたいことを短く纏める訓練にはなりますが)、その補完機能としてこのnoteを活用させてもらおうと考えています。
ちなみに私の好きな徒然草の記述は、第53段の「これも仁和寺の法師」です。面白過ぎる~、と笑ってしまいますが、大体こういうことって失敗するときの典型なんですよね。なんであんなバカなことをしてしまったんだろうって。700年も前の鎌倉時代も、現代も全く人間は変わっていない、ということが実感できませんか?
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