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丸ノ内線 #2

私の人生で最も乗車回数の多い東京地下鉄の路線である。今でこそ千葉に住んでいるので東西線に乗ることが圧倒的に多くなったが、それでも私の半世紀に亘る人生のトータルではダントツで1位である。たぶん、

第5位:半蔵門線
第4位:千代田線
第3位:東西線
第2位:銀座線
第1位:丸ノ内線

が私の東京メトロ生涯乗車回数ランキングである。

かなり前から首都圏の鉄道は日本語と共に英語でも(自動)アナウンスするようになった。丸ノ内線の内回り方向の電車の終点は「池袋」(一部「茗荷谷」)であるのだが、ホームで電車に乗ろうと待っていると必ず耳にする接近放送がいつも気になるのだ。

The loco train bound for Ikebukuro

の「Ikebukuro」のアクセントである。


Ìkebúkuro(けぶくろォ)

確かに、英単語のアクセントはニ音節までの場合は(第一)アクセントが最初の音節(の母音)に、四音節以上だと第一アクセントは3番目の音節(の母音)で第二アクセントが最初の音節(の母音)になるのが普通なので、ほぼこれでいいのだが、私はどうも馴染めないのである。「池袋」は「いけぶくろ」以外の何物でもなく、どこにもアクセントを付けずに平板に発音するのが正しいはずだ。

丸ノ内線に限らず東京メトロの車内自動アナウンスの英語は日本人が担当しているので「けぶくろォ」にはなっていない。

その後、中盤に出て来る「東京」も良くある英語的発音「ときィオ」にはなっていない。

じゃあ、丸ノ内線の外回り方向はどなっているのかというと、終点は「荻窪」、「方南町」が殆どなのだが極端に「ぎくぼォ」、「ほんちょう」にはなってない。


東京メトロ有楽町線にも一部終点「池袋」があるのでどうなってるんだろうと思って確認したら面白いことが分かった。

池袋は相変わらず「けぶくろォ」で同じだったのだが、和光市は「わしィ」。だから、清瀬は「きせェ」になってるかと思いきや、ほぼ「きよせ」。で、森林公園はどうかというと「しんりん-こえん」、小手指は想像どおりの「こてさしィ」だった。つまり(恐らく)、この男性の単なるクセなんだと思う。結構、平板に発音できていた女性も新木場は「しんきばァ」だったしね。やっぱ、単語が長くなるとアクセントを付けずにはいられないらしい。

それはそうといい加減、電車を「んしゃ」って言うの止めて欲しい。関西人じゃないんだから。


おまけ
JR東日本の首都圏を走る電車の車内自動英語アナウンスは、見事なネイティブ発音にも関わらず、駅名だけ突然ネイティブ日本語になるのである。だから逆に不自然で引いちゃうでしょ。


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