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私が小学生だから今から40数年前くらいから、「ウ」に濁点を打って、アルファベット(英語)の「V」の音を表わすことが多くなってきたように思う。「ヴァイオリン」とか「ショスタコーヴィチ」とか。しかし、「ヴ」という表記を考え出したのは福澤諭吉先生だというくらい、実は昔から存在していたらしい。

「ウ」という母音に濁点を打つということは、母音を濁らせて発音すると考えるのが普通なので、本来ならばとても変な行為で、(初めての人は)どう発音して良いか分からないと思うのだ。例えるなら「ア゛」のようなものだ。にも拘らず、「ヴ」は市民権を得ている。証拠に、どんなIMEでも日本語ローマ字入力で「va」と入力すれば「ヴぁ(ヴァ)」と変換されるし、「vi」と入力すれば「ヴぃ(ヴィ)」と変換される。そもそも(「ウ゛」では無く)「ヴ」一文字のJIS文字コードが用意されてるし。

「慣れ」とは恐ろしいもので決して学校では教わらないのに、今では「バイオリン」と書かれていると気持ちが悪い。「ベートーベン」は「ベートーヴェン」に、「ビバルディ」は「ヴィヴァルディ」にして貰いたい(「VIVA HOME」はビバホームだけど…)。でもだからと言って「ヴァレーボール」や「エレヴェーター」とかはなんかイヤ。そもそも見たこと無いし。同じ「V」でも統一が取れていないのはよろしくないということで、国名に「ヴ」は使わない、っていう法律が数年前にできたはず。なので新旧入り乱れている「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」はどうすべきか、考えると夜も眠れなくなるのである。

それはそうと何でこんな記事を書いたか?というと、この動画見たからなのだ。



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