「非非友好国」って何?って思ったら、ジョージア(グルジア)駐日大使のtwitterでのツイートだったんですね。ロシアが日本を「非友好国」と位置付けた事への当てつけとして。
なかなかトンチが利いていて、好きです、こういうの。しかも外国の方なのに日本語の使い方が上手。所謂、二重否定ってやつですけど、私、これを見て兼ねてから上手い言い回しがないかなぁ、って思っていたことへの糸口が見えたんです。
何かっていうと、「似て非なる(もの)」っていう言葉がありますよね。例えば、「マーガリンはバターとは似て非なるものだ」とか。これを発展(?)させて、「AはBとは似て非なるものだと思ってたんだけど、実は同じもの(A=B)だった」っていうのを、AとBは「♪×△¥●&」だ、っていう言い回しはないものかと。(例:パクチーとコリアンダーって「♪×△¥●&」なんだね)
先の非非友好国と同じで最初っから「友好国」と言ってしまえば良いような気がしますがそうではありません。「友好国、じゃないの?と思いきや、そうじゃないんだよ」感、「同じ?ううん違う、と思ってたんだけどおんなじだった」感、を出したいのです。
で、思い出したんです、フジテレビのトリビアの泉でやってた「トゲアリトゲナシトゲトゲ」を。
私の嫌いな昆虫の話なので簡単に説明しますね。もともと、体に棘がある「トゲトゲ(最近はトゲハムシ)」という名前の昆虫がいました。その後、棘の無い「トゲトゲ」が発見されたので「トゲナシトゲトゲ」という名前を付けました。がしかしこの「トゲナシトゲトゲ」は「トゲトゲ」とは別の種類だということがわかったのです。そしてその後なんと「トゲナシトゲトゲ」に棘のあるタイプも存在することが明らかになったため、それを「トゲアリトゲナシトゲトゲ」と名付けたそうです。
これだ!
これからは、「パクチーとコリアンダーってトゲアリトゲナシトゲトゲなんだね」って言うようにするのはどうでしょう。えっ!ダメ?やっぱりわかりにくくなっただけですかね。棘があるんだかないんだか紆余曲折した挙句に結局どっちなんだ、ってなっちゃうし、トゲアリトゲナシトゲトゲはトゲトゲではなくトゲナシトゲトゲな訳だけらおんなじじゃないし。
私思うんです、偉い学者さんなのかもしれませんが、棘の無い「トゲトゲ」みたいな昆虫を発見した時に、いくら似ているからといって「トゲナシトゲトゲ」っていうネーミングはよろしくなかったんだって。「-100+100=0」みたいになっちゃってるじゃん。
棘といえば、バラですよね。「綺麗なバラには棘がある」って昔っからよく言うじゃないですか、美人の女性とかに対して半分ヤキモチを込めて。でも、ここにいる女帝を見ていて思うのです。綺麗じゃないバラ、否、バラですらないのに、棘しかないよりは良いのではないかと。
今回はジョージア出身の作曲家「アラム・ハチャトゥリアン」作曲のバレエ「ガヤネー(ガイーヌ)」から私の好きな曲を。以前の記事で、バレエ「スパルタクス」を紹介しましたね。