Mリーグは成功したのか

 皆様は『Mリーグ』をご存知だろうか?

 「この熱狂を外へ」、Mリーグは、麻雀のギャンブル的なイメージを払拭し、知的スポーツとして流行らせて行こうというAbema TVのコンテンツである。

 発足して数年経った今、Mリーグの熱狂は外へ伝播していったのだろうか。

 視聴者数等の数字は堅調に伸びているのだが、根本的なところとして、リーグ自体の応援のされ方が、イマイチ定着していない感じがするのは、私だけだろうか。

 プロ野球しかり、Jリーグしかり、定着したスポーツというのは、選手個人ではなく、その所属チーム自体のファンが存在する。

現状Mリーグの人気は、選手個人の人気に依存している。

これは一チームの人数が4人という制約上仕方ないのだが、このままだと現役人気選手の高齢による引退(近藤選手や前原選手のような)により、一気にリーグ自体の人気も下がっていってしまう。

 チームの人数を変えないという条件の元で、この問題に対処するのはかなり難しい。

一番わかりやすい解決策とは、入れ替わりで入ってくる選手の人気が高い状況を続けること、即ち伊達選手や鈴木大介選手のような、他業種で結果を出してる選手の獲得だが、それを続けてしまうと、だんだん何のリーグなのか分からなくなってしまう。

 他にも、視聴の際のエンタメ性が、実況の日吉プロによるものが大きすぎるという問題もある。実際Mリーガーと混ぜても人気な部類になるんじゃないか、日吉プロ。


 大変面白い、アツい試合が続くMリーグだけに、未来を見据えた次の一手をわかりやすい形で示してほしい。現役プロの引退=リーグ終了にならないようにしてほしい、一ファンとして、ただただ願うのみである。

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