年金制度について
下書き供養。
賦課方式は、出生率の変化で実質的に力不足になるので、特に国民年金側の制度単体では生活が成り立たなくなっているのは事実です。
他方で、積立方式に切り替えるにも、賦課方式で配ってしまってきた世代どうすんの、という問題があり、その出口を探す必要があります。
その他色々と誤解や間違った理解については後述しますが、とりあえず、制度的な問題点と、人口構造上の問題点は、別軸で考える必要があります。(制度を変更すれば解決する問題を制度的とします。)
人口構造及び、現状賦課方式のために、使える財源・積立が限られる以上、2050年頃に向けた、制度的にキツイ25年間をどうするか、その先に向けた制度設計をどうするか、に関してはいくつか解がありえます。(悪い状態の中での解なので、どれを諦めて受け入れるか、という話です。)
1.現状の高齢世代を見捨てるレベルで支出を絞り、賦課方式に伴う段差を緩やかにしつつ、ideco、NISAによる補填で出口をはかる
2.積立切替世代を多数決で少数派にできる範囲で見捨てつつ、積立に段階的に切り替える
3.若者に先送りにしつつ、ideco、NISAと経済成長でソフトランディングを目指す
たぶん国としては3を目指しているのかな、と。
なお、取って配る、という仕組みであるため、年金「基金」の「積立」金に関しては、昔若者が多かった時代に配らず余ってた時のお金なので、制度修正に使える貯金箱みたいなものです。それを国民年金基礎部分に流用しようとしているのは、ようは年金世代みんなに配るからいいでしょ、って建付けで2035以降に一旦問題を先送りする感じです。
ただ、その頃には打てる手はめちゃめちゃ限られることになりそうなので、医療介護制度改革と合わせて、選択肢を悪いなりに選べるいま、どうにかする必要があります。
前の時代の人達のツケを払っている面が強い払い損世代としては正直納得いかない気持ちもありますが、とはいえ今からできることしかできないので、仕方ないから考えよう、と言う気持ちです。
医療と介護と生活保護の方がどうにかしないといけない上に、根本的には少子化と移民もどうにか考えないといけないので、年金はまだマシな方、と思っている。。。