デモンスミスに頼らない系オルフェゴール
皆さんこんにちは、オルフェゴール使いのニーサンの一人であるばちをんです。今の2024年7月環境はデモンスミスが環境を支配しているといっても過言ではないほどの魔境です。タクティカルトライデッキで初心者が増えたと思ったら選別始まったよ…。(この動き約2年前のMD実装あたりでもあったような…)。そんな中、今回はデモンスミスオルフェゴール…ではなく、オタク特有の逆張り精神をこじらせて、デモンスミス抜きのオルフェゴールの構築を語ろうかなと思います。
著者本人は、今回が初めての投稿かつオルフェゴールで威張れるような実績を作ったことがないイキリトなので、「こんなアホがいるんだな~」程度に見てもらえると幸いです。また、文章中「SS」という単語が出てきますが、これは特殊召喚という意味です。
1、オルフェゴールとは??
オルフェゴールとは、SOUL FUSIONで初登場した闇属性機械族の愉快な楽器集団…から一時期環境を支配するまでに至った10期最強のテーマです。
オルフェゴールの特徴は、墓地にオルフェゴールカードが行けばそれがリソースになり、墓地,除外,フィールド,デッキでリソースが循環することによる圧倒的ミッドレンジ性能の高さです。オルフェゴールの効果モンスター(のほとんど)が墓地から自身を除外することによって様々な場所からオルフェゴールネームモンスターを引っ張ってきて(墓地に送ったりSSしたりして)、オルフェゴールEXモンスターを利用して除外のオルフェゴールモンスター(正確には闇属性機械族)を戻すことで戦っていくタイプです。また、少ないデッキスロットで組めるため拡張性が高いです。
デモンスミスオルフェゴールはデモンスミスでランク6が簡単に立てられるということで、デッキからカードを落とす系人見知りじゃない淑女(?)でデッキのディヴェル(効果は後程紹介)を落とすことでオルフェゴール展開を確定させることができる強力なデッキです。が、パーツが高すぎる(金出せよというちくちく言葉はNG)ため別のテーマと合わせて使いました。
2、構築
デモンスミスのパーツが高すぎるということで選んだのは、初動で購入したから安く買えた、ホルスとディアベルスター(アザミナ)を入れた構築です。リストは以下のようになります。
このデッキは、素引きのディヴェルとトロイメアを捨てることによってオルフェゴール展開を予約しながらホルスとアザミナで展開する(妨害を作る)デッキとなります。
3、各種採用パーツ
①:オルフェゴールカード
オルフェゴールカードは以下のカードを採用しました。まずは、各カードの紹介をしようと思います。オルフェゴールのメインモンスターは共通で、効果の発動後ターン終了時まで闇属性しかSSできない制約がつくので注意してください。
■メインデッキ
《オルフェゴール・ディヴェル》
オルフェゴール展開の基盤を担うカードです。効果は、
①このカードを墓地から除外することで発動。デッキから同名以外のオルフェゴールモンスターをSSする
今見るとよくあるデッキからSSするカードですが、オルフェゴールの汎用性が高すぎたことにより、かつて制限だった(海外では禁止)カードでもあります。3枚投入しました。(理由は後程解説)
《宵星の騎士ギルス》
オルフェゴールデッキにおける最強の単体初動でかつての制限カードです。効果は、
①召喚・SS時にデッキからオルフェゴールカードか星遺物カードを墓地に送る
②同じ縦列にカードが2枚以上あればチューナーになる(このデッキでは使いません)
③自分の場に他のモンスターが存在しない場合互いのフィールドに星遺物トークン(攻守0、闇属性機械族、星1)を守備でSS
ギルスでディヴェルを落としつつトークンによってリンク値を伸ばすことができる終末の騎士Lv.100です。3枚必須です。
《オルフェゴール・トロイメア》
オルフェゴールとトロイメアという二つのテーマの名前をくっつけただけのカードです。(効果はよく忘れられます)名前のおかげで今のデモンスミスみたいなことができていました。効果は、
①リンクモンスターとの戦闘では破壊されない(この効果忘れる人をよく見かけます)
②このカードを墓地から除外することでフィールドの表側表示のカードを対象に発動。デッキから同名以外の闇属性機械族を墓地に送り、ターン終了時まで対象のモンスターの攻撃力を落としたカードのレベル×100アップ。(効果処理時に対象のモンスターがいなくても墓地落としは可能)
オルフェネームを墓地に送ったり、次に紹介するgm杖を落としたりできます。打点上昇効果が偉くて、とある塔によって相手ターンに使うことができるため、ダメステに発射することができるようになります。初動になりえますがノーコストで通常召喚できないので2枚(ディヴェルの枚数-1)
にしました。
《星遺物ー『星杖』》
素引き界最強のゴミカード。「PSYフレーム・ドライバー」「蛇眼の炎龍」の素引きがかわいく思えるレベル。オルフェゴール使いのレベルが上がれば上がるほど素引きする呪いの杖でもあります。効果は、
①通常召喚したこのカードはEXから出てきたモンスターとの戦闘では破壊されない。
②このカードが墓地に送られた場合発動できる。手札から星遺物モンスターをSSする
③墓地のこのカードを除外し、除外状態のオルフェゴールモンスターを対象に発動。対象のモンスターをSS
基本的に③しか使いません。(他の星遺物モンスターを採用する必要がないため)。除外のリソース(ディヴェルとトロイメア)をフィールドに戻してそれを素材にして墓地に送ることにより、次のターン以降リソースを残しておくことができるようになる一枚です。
1,オルフェゴールの基本展開に必ず使う。
2,通常召喚するにはコストが2体必要。
3,手札から墓地に送っても特に何も起こらない。除外にオルフェゴールカードが必要なため、そもそもオルフェゴール展開が始められている必要がある。
以上の理由から星杖を墓地に送る場合、星杖を墓地に送るカード+オルフェゴール初動が必要になり。手札3~4枚使って星杖を墓地に送っただけなんてこともざらにあります。また星杖を起動させる為だけに抹殺でディヴェルを除外するなんてこともごく稀にあります。デッキに眠っていて欲しいので1枚のみの採用。
《オルフェゴール・スケルツォン》
オルフェゴールの妨害に使う1枚。効果は、
①墓地からこのカードを除外して、自分墓地の同名以外のオルフェゴールモンスターを対象に発動。対象をSS
基本的には後程紹介する「宵星の機神ディンギルス」を相手ターンに蘇生して妨害します。このカードも素引きしたくない1枚ですが、あのゴミとは違いコストなしで通常召喚できるのでまだマシです。デッキに眠っていて欲しいので1枚のみの採用。
《オルフェゴール・バベル》
オルフェゴールの根幹を担う塔です。このカードがフィールドにある限り、フィールドのオルフェゴールリンクモンスターと墓地のオルフェゴールモンスターの効果をフリーチェーンにすることができます。墓地に落ちたとしても自身の効果で次のターン回収できる強力なカードです。(自身の効果で破壊耐性つけて欲しい)このカードを利用して、妨害を行っていきます。後に紹介するカードでデッキから持ってこれるので1枚のみの採用です。
《オルフェゴール・クリマクス》
オルフェゴールの妨害その1。効果は、
①フィールドにオルフェゴールリンクモンスターがいる場合。なんでも無効にして除外
②墓地のこのカードを除外することで、デッキ・除外の闇属性機械族を選んで回収
万能無効のカウンター罠として基本使います。②の効果は、そのターン闇属性機械族しかSSできない強力な制約がつきます(この効果を使う前でも闇属性機械族以外特殊召喚できなくなる)が罠カードなので相手ターンにも使えることを活かして相手ターン終了時にリソース回収目的に使います。①と②はいずれかターン1なので注意してください。こちらも後に紹介するカードでデッキから持ってこれるので1枚のみの採用です。
■EXデッキ
《オルフェゴール・ガラテア》
オルフェゴール・デッキの要。かつての制限カード。星遺物ストーリーを見ればこのカードの魅力がわかるので全人類見ましょう。効果は、
召喚条件:オルフェゴールモンスターを含む効果モンスター2体
①リンク状態のこのカードは戦闘では破壊されない。
②除外されている自分の機械族モンスター1体を対象として発動。そのモンスターをデッキに戻し、その後、デッキから「オルフェゴール」魔法・罠カード1枚を自分フィールドにセットできる。
除外のオルフェゴールモンスターまたは星杖をデッキに戻します。基本はデッキに眠っていて欲しい星杖をデッキに戻します。その後に、前で紹介したバベルかクリマクスをデッキからセットすることができます(うららをすり抜けられます)。また、リンク状態時の戦闘破壊耐性は知られていないことが多いので、クリマクスを回避するために先にバトルして来た相手を絶望させることができます。2枚あると何かと便利かつミッドレンジ性能が段違いになるので2枚です。1枚でも可。
《宵星の機神ディンギルス》
ニーサンの最強形態。オルフェゴールの妨害から守備まで何でもできる究極のカード。効果は、
召喚条件:レベル8モンスター×2
自分は「宵星の機神ディンギルス」を1ターンに1度しか特殊召喚できず、自分フィールドの「オルフェゴール」リンクモンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。
①このカードが特殊召喚に成功した場合、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●相手フィールドのカード1枚を選んで墓地へ送る。
●除外されている自分の機械族モンスター1体を選び、このカードの下に重ねてX素材とする。
②:自分フィールドのカードが戦闘・効果で破壊される場合、代わりにこのカードのX素材を1つ取り除く事ができる。
先行で除外のオルフェゴールモンスターを素材にし、墓地に送ることで返しのターン、バベル下のスケルツォンの効果でこのカードをSSし、相手のカードを除去します。このカードの除去は、選んで墓地送りなので、対象耐性と破壊耐性を貫通することができる強力な除去です。また、フィールドのオルフェゴールリンクの上に重ねられるので奇襲を仕掛けることができます。また、盤面に残しておくことでフィールドのカードを戦闘、破壊から守ることもできます。2枚あると何かと便利かつミッドレンジ性能が段違いになるので2枚です。1枚でも可。
《オルフェゴール・ロンギルス》
ニーサンのリンク形態。効果は、
召喚条件:オルフェゴールモンスターを含む効果モンスター2体以上
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:リンク状態のこのカードは効果では破壊されない。
②:除外されている自分の機械族モンスター2体を対象として発動できる。そのモンスターをデッキに戻す。その後、リンク状態の相手モンスター1体を選んで墓地へ送る事ができる。この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。
リソースを回復したついでにディンギルスと同じ除去を行える優秀なカードです。リンクマーカーが上と左上に向いているのに注意しましょう(右上のカードは工夫しないと墓地に送れない)。これについては後ほど解説します。中、長期戦になった場合に活躍する1枚なのであると便利です。ロンギルスのおかげで勝てた試合も多数。こちらはあれば便利なカードなので1枚のみの採用です。
②:ホルスカード
基本的にディヴェルトロイメアを墓地に送るギミックとして採用しています。また、ホルスは簡単にランク8を立てられるテーマでもあります。ホルスカード(+α)は以下のカードを採用しました。
■メインデッキ
《ホルスの栄光ーイムセティ》
効果は、このカード名の、①の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①自分フィールドに「王の棺」が存在する場合、このカードは墓地から特殊召喚できる。
②このカードを含む手札を2枚墓地へ送って発動できる。デッキから「王の棺」1枚を手札に加える。その後、自分は1枚ドローできる。
③このカードがモンスターゾーンに存在する状態で、自分フィールドの他のカードが相手の効果でフィールドから離れた場合に発動できる。フィールドのカード1枚を墓地へ送る。
手札を投げ捨てるカード①です。最初このカードを見た時理解不能で3度見位しました。チェーンの乗らないSSも強力ですが、何より手札のカードを墓地に送れて、展開の要をサーチして1枚ドロー←このドローなんでついた??(歓喜)できる、墓地を利用するデッキ界の革命児です。フィールドのカードが除去された場合の墓地送りもできるので盤面に残るとかなりめんどくさい一枚です。闇属性なのでオルフェゴールの制約を無視できるのもgood。もちろん3投です。
《ホルスの先導ーハーピ》
効果は、
このカード名の、①の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①自分フィールドに「王の棺」が存在する場合、このカードは墓地から特殊召喚できる。
②このカードがモンスターゾーンに存在する状態で、自分フィールドの他のカードが相手の効果でフィールドから離れた場合、お互いの墓地・除外状態のカードの中から合計2枚を対象として発動できる。そのカード2枚を持ち主の手札に加えるかそのカード2枚をデッキに戻す。
素引きするとゴミになるカードですが展開に必須になるわけではないカードなのでまだ耐えているカードです。このデッキはホルスで展開するタイプのデッキではなく、あくまで展開の補助的な役割なのでイムセティ以外のホルスモンスターの枚数は絞っています。その中でも除去された時の効果が優秀なハーピを採用しました。前のターン使った誘発を回収すると相手が嫌な顔をします。除去したのはそっちの判断なのに…(by某ロボット)。素引きするメリットがないので1枚のみの採用です。
《王の棺》
ホルスにおける展開の要です。効果は、
このカード名の②の効果は1ターンに4度まで使用できる。
①このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、自分フィールドの「ホルス」モンスターは、自身を対象としないカードの効果では破壊されない。
②手札を1枚墓地へ送って発動できる。デッキから「ホルス」モンスター1体を墓地へ送る。
③1ターンに1度、自分の「ホルス」モンスターが相手モンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時に発動できる。その相手モンスターを墓地へ送る。
手札のカードを投げ捨てられる神カード②です。ホルスにサンボルなどの全体破壊に対する耐性を与えたり、ダメステ時の除去を行える優秀なカードです。このカードを先に除去しようとすると場のホルスたちがキレてくるし、放置すると返しのターン、高打点が簡単に並ぶので非常に厄介なカードです。ホルスオルフェゴールのみの場合は、手札を捨てる種類が2種類なので3枚必須だと思いますが、今回の構築は後述するように手札を捨てるカードが4種類あるため、枚数を減らして2枚にしています。
■EXデッキ
《宵星の機神ディンギルス》
ホルスからでも立てることができます。効果等は省略。
《真血公ヴァンパイア》
オルフェゴールモンスターがいないときに立てるランク8です。効果は、
召喚条件:レベル8モンスター×2体以上
元々の持ち主が相手となるモンスターをこのカードのX召喚の素材とする場合、そのレベルを8として扱う。このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①お互いはこのカードを、墓地以外から特殊召喚されたモンスターの効果の対象にできない。
②このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。お互いのデッキの上からカードを4枚墓地へ送る。この効果でモンスターが墓地へ送られた場合、さらに自分はその内の1体を自分フィールドに特殊召喚できる。
デッキから4枚墓地に落とせるカードです。蘇生カードの優先順位は
1,ギルス
2,ディアベルスター、(ギルス以外のオルフェゴールモンスター)
3,相手の墓地に落ちた妨害になりそうなカード、相手の展開パーツ
4,その他リンク素材になれるカード
です。あくまでもこの効果は、オルフェゴール展開できないときの最終手段であることを忘れないで下さい。ユベル対面でスピリット落ちたらまあまあ地獄。
《No.90 銀河眼の光子卿》
誘発ケアに使うカードです。効果は、
召喚条件:レベル8モンスター×2
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①「フォトン」カードをX素材としているこのカードは効果では破壊されない。
②相手がモンスターの効果を発動した時、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。その効果を無効にする。取り除いたX素材が「ギャラクシー」カードの場合、さらにそのモンスターを破壊する。
③相手ターンに発動できる。デッキから「フォトン」カードか「ギャラクシー」カード1枚を選び、手札に加えるかこのカードのX素材とする。
モンスター効果無効以外は使いません。基本的にはニビルケアに使います。ホルスを盤面に残した方が強い場合のあるので不採用でもありだと思います。自由枠です。
③:アザミナカード
新弾「RAGE OF THE ABYSS」で登場した罪宝系統のテーマです。召喚権を使わず万能無効が立てられる出張として採用しました。また、ディヴェルトロイメアを墓地に送るギミックとしても採用しています(再放送)。また、アザミナカード(+α)は以下のカードを採用しました。
■メインデッキ
《黒魔女ディアベルスター》
罪宝系統のデッキを支える主人公で、手札のカードを投げ捨てられる神カード③です。1700円くらいだったのがいつの間にか3000円フレンズになっていてびっくりしました。効果は、
このカード名の、①の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①このカードは自分の手札・フィールドのカード1枚を墓地へ送り、手札から特殊召喚できる。
②このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。デッキから「罪宝」魔法・罠カード1枚を自分フィールドにセットする。
③このカードが相手ターンに手札・フィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。自分の手札・フィールドからカード1枚を墓地へ送り、このカードを特殊召喚する。
手札を捨てながらチェーンの乗らないSSができるかつアザミナ展開パーツをセットできる優秀カードです。セット効果で伏せるものの優先順位は、
1,罪宝の欺き
2,微睡の罪宝ーモーリアン
3,”罪宝狩りの悪魔”
です。基本的には欺きをセットしますが、欺きを素引きしている場合に、単体でも妨害になるモーリアンをセットします。手札を捨てるカードが4種類あるため、枚数を減らして2枚にしています。3枚でもありだと思いますがお財布に優しくいこう…。
《罪宝の欺き》
アザミナの展開補助パーツであり、手札のカードを投げ捨てられる神カード④です。効果は、
このカード名の①②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①自分の手札・フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。デッキから「アザミナ」カード1枚を手札に加える。
②モンスターが相手の墓地へ送られた場合、自分フィールドに「アザミナ」モンスターが存在していれば発動できる。相手は1500LPを失い、自分は1500LP回復する。
③魔法&罠ゾーンの表側表示のこのカードが墓地へ送られたターンのエンドフェイズに発動できる。このカードを自分フィールドにセットする。
基本的に①の効果を使います。②と③はオマケ効果です。手札のディヴェルとトロイメアを捨てて後で紹介する「聖なる薊花」をサーチします。枚数は調整段階ですがアザミナの中心パーツなので3投しました。
《聖なる薊花》
アザミナの展開札かつインチキカードです。効果は、
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①EXデッキの「アザミナ」融合モンスター1体を相手に見せ、そのレベル4につき1枚、自分の手札・フィールドから「罪宝」カードを墓地へ送る(裏側表示カードはめくって確認する)。その後、見せたモンスターを融合召喚扱いで特殊召喚する。
②このカードが墓地に存在する場合、自分のフィールド・墓地の「アザミナ」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターをデッキに戻し、このカードを手札に加える。
素の融合か…と思ったら、コストも節約できるとかいう意味★不明のカードです。この効果、レベル5~7の融合モンスターを出す場合も落とすカードは1枚で十分であり←??(翻訳求む)、融合効果にターン1がついてないオマケつきです。墓地に落とす罪宝カードは、
1,フィールドにある欺き
2,他に罪宝魔法・罠を落とせる場合は"罪宝狩りの悪魔"
3,その他の場合、または星杖を引きたくない場合は、モーリアン
だと思います。罪宝カードが途切れない限りリソースが循環する強力なカードです。
《“罪宝狩りの悪魔”》
強すぎて制限になったカード。だからおまけで1ドローはあかんて…。効果は、
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①自分のデッキ・墓地から「ディアベルスター」モンスター1体を手札にえる。
②自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外し、「“罪宝狩りの悪魔”」以外の自分の墓地・除外状態の「罪宝」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードをデッキの一番下に戻す。その後、自分は1枚ドローする。
スタンバイフェイズ(ドロバをケアするため)にディアベルスターをサーチするか聖なる薊花のための素材にして1枚ドローするのが主な使い方です。制限カードなので1枚です。
《微睡の罪宝-モーリアン》
単体で妨害になるカードです。効果は、
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①フィールドの特殊召喚された表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを裏側守備表示にする。
②このカードが墓地に存在し、自分フィールドにレベル5以上の幻想魔族モンスターが存在する場合に発動できる。このカードを自分フィールドにセットする。この効果でセットしたこのカードはフィールドから離れた場合に除外される。
入れない構築もありますが、ディアベルスターの効果で伏せるカードがない時に、妨害になるカードが欲しいと思ったので、採用しました。また、ディアベルスターは基本素材やコストになり、盤面に残ることが珍しいので、裏切りの罪宝-シルウィアではなく、こちらのカードにしました。また、②の効果も優秀で、採用しているアザミナ融合カードがレベル6以上の幻想魔族なので、なんかのコストにしてもアザミナ展開が通ればそのままセットすることもでき、妨害の再現性もかなり高いので、オススメです。基本カードの効果でデッキから持ってくるカードのため1枚のみの採用です。
■EXデッキ
《背信聖徒シルヴィア》
主に聖なる薊花から立てるモンスターです。効果は、
素材:幻想魔族モンスター+魔法使い族・光属性モンスター
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①「背信聖徒シルヴィア」以外の自分の「アザミナ」モンスターが相手に与える戦闘ダメージは倍になる。
②相手が魔法・罠・モンスターの効果を発動した時、このカードをリリースして発動できる。その効果を無効にする。
③このカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。デッキから「罪宝」罠カード1枚を手札に加える。
効果は、基本②を使います。バロネスですね。また、リリース発動に墓穴食らったらどうなんだ?と思うかもしれませんが、聖なる薊花の墓地効果で戻すことで墓穴を回避することができます。無効にされない限り基本通る優秀な無効カードだと思ってください。ちなみに融合素材はお飾りです。このカードを最初に立てて誘発ケアをします。また、おまけとしてリンク素材にして、聖なる薊花の墓地効果で戻して再度SSなんて言うオシャレな動きもできますがニビル食らったら終わりなのでご利用は計画的に。これをすれば確定で罪宝狩りの悪魔の墓地効果が使えます。EXモンスターかつ聖なる薊花の墓地効果で再利用ができるので1枚採用としてますが、2枚入れるのもアリだと思います。
《飢渇聖徒エリュシクトーン》
自由枠。効果は、
素材:幻想魔族モンスター+悪魔族モンスター
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①このカードが融合召喚した場合、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを墓地へ送る。
②自分・相手のスタンバイフェイズに、自分の墓地の、「アザミナ」カードか「罪宝」カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。
後手のまくり手段として採用しました。先行では立てません。そもそもこいつを立てる前にアザミナ展開が通らないと思うので抜くのもありだと思います。
④:誘発、汎用カード
最後に誘発として以下のカードを採用しています。
■メインカード
《基本誘発セット》
G、うらら、墓穴、抹殺、泡影は現代遊戯王必須パーツなので採用理由等は省略します。
《ドロール&ロックバード》
このデッキ最強の手札誘発です。効果は、
①自分・相手ターンに、相手がドローフェイズ以外でデッキからカードを手札に加えた場合、このカードを手札から墓地へ送って発動できる。このターン、お互いにデッキからカードを手札に加える事はできない。
互いのサーチ&ドローを封じます。このデッキは、イムセティとアザミナでしかサーチしない、かつこれらのサーチは基本SS前に行うので相手の増殖するGを弾く札としても無理なく採用できます。また、妨害時も、基本デッキからサーチしないため、先行時の誘発としても強く使うことができます。ドロバを貫通して来るデッキもあるので、優先して引きたい、複数枚引きたいカードというわけではなくなるため2枚採用にしています。3枚でもありだと思います。ここは環境と相談してください。
《霊王の波動》
「RAGE OF THE ABYSS」で登場した新規誘発です。効果は、
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
相手フィールドにカードが存在する場合、このカードの発動は手札からもできる。
①モンスターを特殊召喚する効果を含む、魔法・罠・モンスターの効果が発動した時に発動できる。その効果を無効にする。自分の墓地に罠カードが存在する場合、さらにその無効にしたカードを破壊する。このカードを手札から発動した場合、発動後、このデュエル中に自分は光・地・風属性モンスターの効果を発動できない。
モンスターをSSする効果を無効にする誘発です。発動後、このデュエル中に自分は光・地・風属性モンスターの効果を発動できないという強力な制約がつきますが、基本的に闇属性の効果しか使わないこのデッキにはほぼ意味のないものです。G、ドロバ(とハーピとフォトンロード)が使えなくなることは注意しましょう。調整段階なのでひとまず2枚入れてますが、活躍が見込めるようだったら3に増やしても良いカードでもあると思います。
《おろかな埋葬》
召喚権を使わないオルフェゴールの単体初動です。効果はデッキのモンスターを1体墓地に送るというものです。基本的にはディヴェルを墓地に送ります(時点でトロイメア、おまけでスケルツォン)。入れない理由もないので1枚採用です。制限カードじゃなければフル投入してください。
■EXカード
《リンクリボー》
星遺物トークンをリンク素材にするために利用されます。後述するリトルナイトの効果起動にも使えるのでほぼ1枚必須カードです。
《I:Pマスカレーナ》
オルフェゴールが最後に立てるモンスターです。マスカレーナ初登場時からのズッ友カードです。真の終身名誉オルフェゴール会員だと思ってます。効果は、
召喚条件:Lモンスター以外のモンスター2体
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①相手メインフェイズに発動できる。このカードを含む自分フィールドのモンスターを素材としてL召喚を行う。
②このカードをL素材としたLモンスターは相手の効果では破壊されない。
です。基本的に妨害カードとして使います。リンクモンスターはマスカレーナの素材には出来ないので注意してください。マスカレーナの効果で召喚するモンスターの優先順位は、
1,S:Pリトルナイト(詳しい効果は後述。除外効果持ち)
2,トロイメア・ユニコーン(詳しい効果は後述。デッキバウンス効果持ち)
3,オルフェゴール・ロンギルス(リンク先のモンスター墓地送り)
だと思います。基本的にはリトルナイトを立て、手札に捨てたいカードがあったり、マスカレーナに無効当てられそうだけど今除去したいモンスターがいない場合など状況に応じてSSするモンスターを変えます。先行展開で立てたいモンスターなので1枚必須です。
《S:Pリトルナイト》
12期のインフレを象徴するような超優秀カード。効果は、
召喚条件:効果モンスター2体
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①このカードが融合・S・X・Lモンスターのいずれかを素材としてL召喚した場合、自分か相手のフィールド・墓地のカード1枚を対象として発動できる。そのカードを除外する。このターン、自分のモンスターは直接攻撃できない。
②相手の効果が発動した時、自分フィールドのモンスターを含むフィールドの表側表示モンスター2体を対象として発動できる。そのモンスター2体をエンドフェイズまで除外する。
前述した「I:Pマスカレーナ」で相手ターン特殊召喚して妨害したり、「リンクリボー」や効果を使用済みの「真血公ヴァンパイア」などでSSすることによって盤面を捲る(この効果を使った後バトルフェイズでダイレクトアタックできないことに注意)ことができます。また、拮抗勝負や対象をとるカードを②の効果を使って躱すこともできます。先行で妨害する用と後手捲り用で2枚欲しいですが、前回のリミットレギュレーションで制限カードになってしまったので1枚採用です。必須カードです。
《トロイメア・ユニコーン》
かつてマスカレーナから優先して出していたカードです。効果は、
召喚条件:カード名が異なるモンスター2体以上
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①このカードがL召喚した場合、手札を1枚捨て、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードをデッキに戻す。この効果の発動時にこのカードが相互リンク状態だった場合、さらに自分は1枚ドローできる。
②相互リンク状態の「トロイメア」モンスターが存在する限り、自分ドローフェイズの通常のドローの枚数は、その「トロイメア」モンスターの種類の数になる。
基本的に①の効果を使用します。手札コストが必要であり、手札に捨てたいカードが無い場合は使いにくいですが、手札を捨てる効果が基本メリットになるこのデッキとの相性はいいです。また、デッキバウンスなので、「氷剣竜ミラジェイド」などのフィールドを離れた時の効果をケアすることができます。リトルナイトの方が汎用性が高いため出す機会は減りましたが、それでも活躍する場面は十分あります(手札の杖を捨てられる)ので1枚必須ではないかなと思います。
《アクセスコード・トーカー》
超お手軽フィニシャー。効果は、
召喚条件:効果モンスター2体以上
このカードの効果の発動に対して相手は効果を発動できない。
①このカードがL召喚した場合、そのL素材としたLモンスター1体を対象として発動できる。このカードの攻撃力は、そのモンスターのリンクマーカーの数×1000アップする。
②自分のフィールド・墓地からLモンスター1体を除外して発動できる。相手フィールドのカード1枚を破壊する。このターン、自分は「アクセスコード・トーカー」の効果を発動するために同じ属性のモンスターを除外できない。
です。リンクモンスターは闇しかいないので破壊効果は、一回しか使えませんが、チェーン不可能という効果は、最強で、相手フィールドのカードを確実に処理できます。トロイメア・ユニコーンを素材にして5300点になったり、リトルナイトを素材にして4300になったりできるので相手のライフを半分以上飛ばせます。ホルスのお陰で打点は並びやすくなりましたが、それでも打点不足が目立つ場合も多いため、このカードも1枚必須だと思います。フィニッシャーで基本デュエル中1回しか出てこないので、複数枚は必要ありません。
《厄災の星ティ・フォン》
後攻で事故った時のお守り的なモンスターです。効果は、
召喚条件:レベル12モンスター×2
このカードは相手がEXデッキから2体以上のモンスターを特殊召喚したターン及びその次のターンに、自分フィールドの攻撃力が一番高いモンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。この方法で特殊召喚したターン、自分はモンスターを召喚・特殊召喚できない。
①X召喚したこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、お互いに攻撃力3000以上のモンスターの効果を発動できない。
②1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。フィールドのモンスター1体を手札に戻す。
このモンスターを立てた場合、召喚、SSすることができなくなるため、基本は最後に置いておくカードです。2900とスタッツも高く攻撃力3000以上の大型モンスターの発動を封じ、対象を取らないバウンスができるため、置物としての性能が高く、ターンをしのぐのに使えるためお守りとして採用しています。相手のリトルナイトなどの攻撃力3000未満のモンスターの効果には無力なので過信しすぎないようにしましょう。ここも自由枠です。
4、基本展開
①:ギルス1枚→マスカレーナ、ディンギルス、トロイメア
1、ギルス(基本真ん中に)召喚。効果でデッキからディヴェルを落とす。
2、ギルスの起動効果でトークンを生成(理由は後述しますが、基本的に相手に送り付けるトークンは右端に出してください)
3、星遺物トークンをリンクリボーに変換
4、墓地のディヴェル効果でデッキからオルフェゴール・トロイメアをSS。
5、フィールドのトロイメアとリンクリボーでガラテアをSS。
6、墓地のトロイメアの効果でデッキから星杖を落とす。先行の場合対象は誰でもいいですが、ニーサンならガラテアにしましょう。
7、墓地の星杖の効果で除外からディヴェルをSS。(トロイメアでも可)
8、フィールドのガラテアの効果で星杖をデッキに戻しデッキからバベルをセット。その後バベルを発動。
9、ガラテアにディンギルスを重ねてSS(このデッキはメインモンスターゾーンに出すように心がけて下さい。リンクデッキでEXモンスターゾーンでディンギルスが裏守備にされると展開不可能になります)。ディンギルス成功時の効果で除外のトロイメア(星杖でトロイメアを帰還させた場合はディヴェル)を素材に吸収
10、フィールドのディヴェル(またはトロイメア)とディンギルスでマスカレーナをSS。
最終盤面:フィールド→マスカレーナ、ギルス
墓地:ガラテア、ディンギルス、ディヴェル、トロイメア
相手ターン
11、墓地のディヴェル効果でギルスorスケルツォンをSS。
12-1、11でギルスをSSした場合、効果でスケルツォンを落とす。
12-2、11でスケルツォンをSSした場合はマスカレーナ効果でスケルツォンを素材にリンク召喚。
13、任意のタイミングで墓地のディヴェル効果でディンギルスを蘇生。
14、ディンギルス効果で相手フィールドのカードを墓地送りor除外のスケルツォンを素材にして破壊耐性を付与。
15、任意のタイミングでトロイメアの効果を使い、星杖を落とし打点を800up。
②:墓地ディヴェル1枚→マスカレーナ、ディンギルス、トロイメア
1、墓地のディヴェル効果でデッキからギルスを(基本真ん中に)SS。効果でデッキからトロイメアを落とす。
2、他に自分フィールドにモンスターがいない場合のみギルスの起動効果でトークンを生成(理由は後述しますが、基本的に相手に送り付けるトークンは右端に出してください)
3、星遺物トークンをリンクリボーに変換
4、墓地のトロイメアの効果でデッキから星杖を落とす。先行の場合対象は誰でもいいですが、ニーサンならギルスにしましょう。
5、墓地の星杖の効果で除外からディヴェルをSS。(トロイメアでも可)
6、フィールドのリンクリボー(ギルス以外の他のモンスター1体)とディヴェル(星杖でトロイメアを帰還させた場合はトロイメア)でガラテアをSS。
7、フィールドのガラテアの効果で星杖をデッキに戻しデッキからバベルをセット。その後バベルを発動。
8、ガラテアにディンギルスを重ねてSS(このデッキはメインモンスターゾーンに出すように心がけて下さい。リンクデッキでEXモンスターゾーンでディンギルスが裏守備にされると展開不可能になります)。ディンギルス成功時の効果で除外のトロイメア(星杖でトロイメアを帰還させた場合はディヴェル)を素材に吸収
9、フィールドのギルスとディンギルスでマスカレーナをSS。
最終盤面:フィールド→マスカレーナ
墓地:ガラテア、ディンギルス、ディヴェル、トロイメア
相手ターン
10、墓地のディヴェル効果でギルスorスケルツォンをSS。
11-1、10でギルスをSSした場合、効果でスケルツォンを落とす。
11-2、10でスケルツォンをSSした場合はマスカレーナ効果でスケルツォンを素材にリンク召喚。
12、任意のタイミングで墓地のディヴェル効果でディンギルスを蘇生。
13、ディンギルス効果で相手フィールドのカードを墓地送りor除外のスケルツォンを素材にして破壊耐性を付与。
14、任意のタイミングでトロイメアの効果を使い、星杖を落とし打点を800up。
③:墓地トロイメア+フィールドのモンスター(Aで表現)→マスカレーナ、ディンギルス、トロイメア
1、墓地のトロイメアの効果でデッキからディヴェルを落としつつAの打点を400up。
2、墓地のディヴェル効果でデッキからギルスをSS。(ここは必ずギルスにしてください、他のカードだと星杖を墓地に送れないため)
3、ギルス効果でデッキから星杖を落とす。
(3’、Aが相手モンスターの場合、トークンを生成しリンクリボーに変換)
4、星杖の効果で除外からディヴェル(またはトロイメア)をSS。
5、フィールドのA(またはリンクリボー)とディヴェル(星杖でトロイメアを帰還させた場合はトロイメア)でガラテアをSS。
6、フィールドのガラテアの効果で星杖をデッキに戻しデッキからバベルをセット。その後バベルを発動。
7、ガラテアにディンギルスを重ねてSS(このデッキはメインモンスターゾーンに出すように心がけて下さい。リンクデッキでEXモンスターゾーンでディンギルスが裏守備にされると展開不可能になります)。ディンギルス成功時の効果で除外のトロイメア(星杖でトロイメアを帰還させた場合はディヴェル)を素材に吸収
8、フィールドのギルスとディンギルスでマスカレーナをSS。
最終盤面:フィールド→マスカレーナ
墓地:ガラテア、ディンギルス、ディヴェル、トロイメア
相手ターン
9、墓地のディヴェル効果でギルスorスケルツォンをSS。
10-1、9でギルスをSSした場合、効果でスケルツォンを落とす。
10-2、9でスケルツォンをSSした場合はマスカレーナ効果でスケルツォンを素材にリンク召喚。
11、任意のタイミングで墓地のディヴェル効果でディンギルスを蘇生。
12、ディンギルス効果で相手フィールドのカードを墓地送りor除外のスケルツォンを素材にして破壊耐性を付与。
13、任意のタイミングでトロイメアの効果を使い、星杖を落とし打点を800up。
④:ホルス展開
1、イムセティ効果で手札を捨てながらデッキから王の棺をサーチ+1ドロー
2、王の棺を発動
3、イムセティをSS。
4、王の棺効果で手札を捨てながらハーピを落とす。
5、ハーピをSS。
(6、ホルス2体でランク8をSS)
⑤:アザミナ展開
1、手札を捨てながらディアベルスターをSS。効果で欺きをセット。(欺きが既にある場合はモーリアン)
2、欺きを発動。
3、欺き効果でフィールド、手札のモンスターをリリースしながら聖なる薊花をサーチ。
4、聖なる薊花を発動し、手札・フィールドから罪宝カードを墓地に送りながら融合シルヴィアをSS。
5、デッキの特徴・動きのコツ
オルフェゴールデッキの特徴として、各カードの説明のところで書きましたが、ギルス、ディヴェル、ガラテアが制限カードだった時期があり、基本展開で示した通り、トロイメア展開には+αが必要になるため1枚のみで展開できるディヴェルの枚数より多くなることはないため、すべてのカードが1枚で展開していた時代もありました。このことからほかの構築を見ると、ギルス3、ディヴェル2、その他全て1の構築を見ます。これは、自由枠を増やせるメリットがありますが、今回はなぜそのようにしていないのでしょうか?
このデッキの考え方として、手札のディヴェルトロイメアを捨てて展開することのみを考えており、3テーマそれぞれが、独立した動きをしています。なので、手札の展開カードがそのまま手数になり、圧倒的な手数で相手の誘発を受けるようなデッキタイプです。そのため手札にディヴェルかトロイメアを引いていて欲しいのでディヴェルを3、トロイメアを2枚採用しています。 このデッキの通したい動きは、
1、オルフェゴール
2、ホルス
3、アザミナ
の順だと思っています。通したい動きは最後に持っていきたいため、アザミナ→ホルス→オルフェゴールの順で展開するのが良いと思います。また、アザミナの展開が通ると、万能無効が立ってしまうため、ほぼ確実に誘発を吸ってくれます。また、オルフェゴールは墓地のディンギルスがテーマ妨害のメインなので、バベル後に打たれるニビルも耐えることができ、Gはうらら、指名者、ドロバで弾くことができるため、ほぼ全ての誘発を受けることができます(アトラクターとロンギヌスは墓穴を祈ってください)。 また、デッキが42枚と歪んでいますが、これは手札に星杖を引く確率を減らすためにあえて少し太らせています(それでも引くあのゴミ何なんだ…ツンデレかよ)。太らせすぎると主要パーツが引きにくくなってしまうため、41~43枚が良いかなと思います(ここは人によりますのでご自由に)。
デモンスミスオルフェは、確定でオルフェゴール展開できますが、
・手札が良くないとデモンスミスが妨害札にならない(妨害出力の低下)
・オルフェゴールのみだと妨害札を多く構えられない
ので、次ターンに簡単に捲られてしまいます。が、アザミナホルスオルフェはほぼ全てのカードが妨害札になりえるため、最終盤面を強固にした上で圧倒的なミッドレンジ性能を見せつけることができます。 動きが独立している分、正解がなく回すのが難しいですが、相手の誘発を躱す方法やどの動きが一番強い盤面になるか、どの妨害が相手にとって有効かなど、遊戯王をする上で必須になることを考えなければならないため確実に上達できると思います。
基本展開では、バベルをセットしていますが、バベルを素引きしていたり、墓地送りが有効に働かない(例:ティアラメンツ)、マスカレーナに行くのにモンスターが足りない場合はクリマクスをセットし、盤面にオルフェゴールリンクモンスターを残せるようにしてください(スケルツォンでガラテアを蘇生やロンギルスをSS)。ただし、相手ターンにガラテアでスケルツォンをデッキに戻そうとして無効系誘発をくらうと、妨害が減るので、やるときは注意してください(例:マスカレーナで逃げれるようにする。ただし、三戦を食らうと…)。
オルフェゴールのリンク値を伸ばす方法は、ディヴェルのデッキからSS、星杖の除外からSS、スケルツォンの墓地からSSの3パターンです。が、スケルツォンは妨害に使用するため、できるだけ使わないようにしてください。 また、ホルスとアザミナが召喚権を使わないため、ギルス(妥協でディヴェル)を召喚します。召喚権が喧嘩しないのもこのデッキの魅力です。
また、バベル効果によって相手ターンに動けているだけなので、バベルをはがされるとただの闇属性機械族になってしまいます。注意してください。
このデッキの誘発に対する考え方は、誘発を手数で貫通するです。このデッキにに刺さる誘発として
・TierS(絶対に無効化)→アーティファクト・ロンギヌス、アトラクター、増殖するG、深淵の獣系統
・TierA(余裕があれば無効化。なかったら止まろう)→マルチャミー・フワロス、ニビル、霊王の波動
・TierB(他のギミックに吸ってもらえばOK)→無限泡影などの無効誘発、うらら、γ
・TierC(効かない。無視してOK)→ドロール、マルチャミー・プルリア、聖王の粉砕
だと思います。このデッキはオルフェゴールの動きを通したいです。この中でも、ギルスに無効系誘発とディヴェルの効果が通らない(そもそも使えない)が致命的なので、絶対にそこを通せるようにしてください。Tierが上の誘発を優先して止め、下の誘発はあえて受けるという意識を持つと、通したい(オルフェゴールの)動きがしやすくなると思います。また、返し札についてですが、基本的には、
・融合シルヴィアで止める
・墓地のディンギルスに頑張ってもらう
だと思います。拮抗勝負を打たれた際は、基本的にバベルを優先して残してください。バベルがないオルフェゴールはただの闇機械なのでミッドレンジ勝負ができなくなります(墓地のディンギルスに墓穴打たれたら発狂しながらジャッジ呼んでください)。墓地にギルス以外のオルフェメインモンスターが残りさえすれば、それがそのままリソースになるので粘り強く戦えるようになりましょう。
6、テクニック
①:星遺物トークンや盤面に残すモンスターの出す位置
展開途中で「相手に送るトークンは右端」と書きましたがこれにはちゃんと理由があります。それは、
・相手のロンギルスケアを防ぐ
・ガラテアに戦闘破壊耐性を付与する
です。ロンギルスは左上、上にリンクマーカーが向いており、その性質上、盤面の右端が安置になってしまいます(安置にならないパターンもありますが、基本行いません。その説明は次で説明したいと思います)。
この安置を消すためにトークンで先に埋めます。また、展開のところで書いていませんでしたが、EXデッキから出すリンクモンスターは基本右側に出してください。これは、ロンギルスであいての真ん中のモンスターを処理するためです(意識しないと強力なモンスターは真ん中に立つ可能性が高いため)。
ガラテアに戦闘破壊耐性を付与するために、ガラテアのリンク先にモンスターを添えてください。ガラテアの効果でクリマクスをセットした場合、相手はガラテアを戦闘でどかそうとしますので、それをカバーしましょう。MDだと高確率で相手は固まります。
②:ロンギルスの墓地送りの特徴
墓地送りに特徴なんてあるの??対象をとらないだけじゃないの??と思うかもしれませんが、ここでもう一度ロンギルスの墓地送り効果を見てみましょう。
「除外されている自分の機械族モンスター2体を対象として発動できる。そのモンスターをデッキに戻す。その後、リンク状態の相手モンスター1体を選んで墓地へ送る事ができる。この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。」
気付きましたか??そう、この効果、リンク状態のカードの種類に指定がないんです。つまり、相手のリンクモンスターのリンク先にモンスターがいるからそのモンスターか相手リンクモンスターを除去することもできます。かなりトリッキーな効果です。また、前述した、「相手の右端が安置になる」についてですが、ガラテアを右にリンク召喚することで右端のモンスターも無理やりリンク状態にできます。たまに役に立つので覚えておきましょう。
③:ダメステトロイメア
これは、オルフェゴール使いがよくやる動きで、名前の通り、相手ターンにトロイメアの効果をダメージステップに使うことです。ダメージステップに使うことに意味があり、ダメージステップ時には、
・打点が変動する効果
・発動を無効にする効果
しか使えません。なので、このトロイメアの効果を確実に通すことができ、戦闘で返り討ちにできます。このとき、星杖を落とすことにより、攻撃力を800(これが最大値)上げることができます。「オルフェゴールノダテンハプラスハッピャクテン」と覚えておきましょう。マスカレーナは1600、リトルナイトは2400、ガラテアは2600です。
④:アクセスディンギルスの呪い
気にする場面は減ってきたと思いますが、まだ気にしなければならない呪いです。これは、アクセスコードとディンギルスの打点のことを指しており、リンク3を素材したアクセスコード+ディンギルスの打点が5300+2600=7900でライフを削りきるのに100足りないという呪いです。トロイメアの効果を使えばケアできますが決めきれなくて捲られたら悲しすぎるので忘れないようにしましょう。
7、その他採用候補、サイド解説
①:サイド
一応リストのようにはなっていますが過去の流用なので、あてにしないでください(拮抗今は弱いし)。
サイドに入れるカードは
・先行、単体で妨害になるカード
・後手捲るカード
・後手用の誘発
・環境デッキを破壊できるカード
の4種類だと思います。メインと入れ替えて抜くカードのとしては、
・あまり通りがよくない誘発
・墓地に落とすカードの枚数を減らす
の2パターンが考えられると思います。先攻後攻が確定している場面で墓地に落とすカードを増やしても落として強いカードが2種類(ディヴェルとトロイメア)しかないため、それ以外はディスアドになってしまうため、墓地落としカードの枚数を減らして、先攻・後攻に強い札を増やした方が良いと思います。
また、ニビルは、オルフェゴールモンスターの効果を使った後だと効果を使えなくなるので注意してください。深淵の獣は昔通りが良かったのと深淵の獣がこちらにも刺さるので抹殺で弾く用です。ヴェーラーも同様。また、永続(スキドレなど盤面のモンスターの効果、展開に干渉してくる系)をはがす手段に乏しいのでバックをはがすカードを採用してください。
②:その他採用候補
サイドに入っているカードも含みます。
《宿神像ケルドウ、剣神官ムドラ》
制限のイシズカード達で墓地のカードをフリーチェーンでデッキに戻す能力を持っています。このデッキにおける使い方は、
・単純な妨害
・ヴァンパイアが暴発した時のケア
・使いすぎた罪宝カードやギルスの回収
です。いるとかなり便利になりますが枠の都合でサイドに入れています。メインのカードと入れ替えるのもアリです。
《裏切りの罪宝-シルウィア》
モーリアンの対抗候補です。場か手札のディアベルスターを切ることによってフィールドのカード効果を無効にできます。妨害効果は強力ですが、ディアベルスターが必要になるため、不採用にしています。ディアベルスターが高頻度で残るようなら採用はアリです。
《天霆號アーゼウス》
エクシーズの終着点です。ホルス達やギルスから立てることができ、まくり札としては最高峰のポテンシャルを持っているので入れ替えるのはありです。ティフォンと悩みましたが、闇縛り下では出せないので、ティフォンを入れました。アーゼウスが闇属性であれば文句なしの採用です。
《警衛バリケイドベルグ》
名誉オルフェゴール会員です。手札をコストで捨てられたり、バベルを破壊から守れたりするので採用されていましたが、メインで手札を捨てるカードが十分にあるため不採用となりました。
《召命の神弓-アポロウーサ》
マスカレーナから出す候補。モンスターの効果を複数回止められる強力なカードです。他デッキと異なり、このデッキはトロイメアで星杖を落とすことにより効果を1回多く使えるという強力な利点があります。しかし、
・オルフェゴールの闇縛り下では出せない
・基本展開の盤面が一見悲しいように、モンスターが基本並ばない
ので、出す機会は少ないです。なので、今回は不採用にしました。EXデッキが20枚になったら入れます。
8、最後に
ここまで長々と書いてきましたがオルフェゴール界隈は、新規が出ないのが不思議なレベルで盛り上がっており、展開、構築コツを紹介している方はたくさんいます。その方たちの動画や記事を見たほうがためになるかもしれません。が、自分なりの考えを言語化できたかなと思いますので、オルフェゴール上達の糧にしていただけたらと思います。自分はとりあえず大会に参加して結果を残したいなと思っています(そんなタイミングがなかなか来ないのが問題ではあるが)。それでは、良い星遺物の物語を。
※この記事の訂正、有用な意見、質問等があればXのDMまでお願いします。
追記:質問返答
Q1:「ホルスとアザミナって捨てるカード多すぎない??」
A:「オルフェは墓地に行かないと話が始まらないので…落としたいカードと捨てるカードの比率が1:1~1:2にすると安定して落とせると思います」
Q2:「スネークアイ入れたアザミナオルフェは?キュリオスでディヴェル落とせるよ」
A:「エクセル、ポプルスとギルスで召喚権が喧嘩するし、泡などを貫通する時って結局ディアベルスター絡んでるから、なら他に枠割いた方が手数増やせて動けない?と思ったのでこのような形になりました。召喚権使わない分、デモンスミスの方が強い説もありますし…」
Q3:「デモンスミスとあまり値段変わらなくない??」
A:「確かにその通りです。申し訳ございません。ディアベルスター1でも最悪動けるのでディアベルスター3000円+イムセティ1000×3+その他合計約2000円?だと思っていましたが、今イムセティ2000円弱するの知ってビックリしました。ただ、前述した通り、規制によるお金の影響を受けにくい構築(ディアベルスターの枚数は減らせる)なので制限行きが怪しいカードを3積みするよりはコスパはいいかなと思います。」