「こちらあみ子」をみて

(今日は久しぶりに湯船にお湯を張って丁寧に入浴しながら映画を観ました)


こちらあみ子(2022)

ずっと気になっていて、やっと観れたー

前情報無しに見たんけど、かなりよかった、満足感

あみこ役の子が気になってホームページの監督インタビューとか全部読みました

今月後半から綾瀬はるかとの共演のルート29という映画が下北で観れるみたいなので観にいこうかな

思ったこと

母の流産がかなりデカ鬱で描かれていた
なんかすごく思い出した


関連するなーと思う作品は円卓とか岬の兄弟とか、、

円卓はかなり似ている気がする
お母さんが妊娠しているところとか

円卓は原作を読んだことしかないので、映画観てみようかな

そしてあみこは原作を読んでみたい

あみこ、映画を見る限りはどうみても知的があって、

クラスに1人はこういう子いたよなー、という感じだけど

はじめ、時代設定がかなり古いのかと思ったくらい、周囲の対応が悪すぎた(途中でswitchで遊ぶ小学生が出てきて、あ、え、現代の話??となった)

田舎の方って今もこんな感じなのかな

原作は15年前、私は小学生だったけど、都内ではこんな家庭なかなかないと思う、、、

この話、かなり戦犯なのはお母さんの情緒

ヒス母すぎて、、

流産であそこまでなる?

と思ったけど、田舎特有の、近所のおばたちからの、赤ちゃん残念だったわね、、みたいのはたしかにかなりくる、

でもべつにめちゃくちゃ不妊治療してとかでもないのに、3人目なのに、、とか思ってたら

再婚相手だった

初産なんだろうねー、あれは

でもあそこまでメンタル不安定な女が、なぜ子持ちのバツ男と結婚するんだろう、、、

というか書道の先生なのに精神統一できないのやばくないか

やっぱりここでも
私は
子供を産むことの想像がどのくらいできてるのか、という点がすごく

気になる

だって流産するかもしれないし
難病や障害を持ってるかもしれないし
知的かもしれない

その覚悟、あるの?

母にそれ言うといつも
子供産む時にそんなこと考えない、自然なことだから、リスクとか考えてないよ、なんとかなるからそんなの産んでみないとわからない
と言われる

私はすごく考えてしまうし、

母親が5回妊娠して2回流産したこと知ってるし、

特にその最後の流産の時の記憶はかなり鮮明だし
すごく
今回みた、あみこのお母さんの流産のシーンと似てたし、

その子の遺骨
今もなお、ぐちゃぐちゃのゴミ屋敷の棚の奥にあって、
誰も拝んだことも話しかけたこともない


自分の命でさえ、死の選択ってタブーなのに
なんで
他人の命なのに生の選択って
こんなに軽んじられているんだろうか

私は今でも、母がその子を妊娠してなかったら

幼稚園の帰りに母が急に大量出血して
そのまま日赤の救急外来まで付き添って
迎えが来るまでひとりぼっちだった私(6)も

私の初めての移動教室前日にも関わらず
またもや大量出血して救急車で運ばれていって
そのまま帰ってこなくて
ひとりで髪の毛上手く結べないし(幼稚園ついてから先生がやり直してくれた)
お見送りがパパなのも悲しいし移動教室中も不安でいっぱいで涙が止まらない私(6)も

入院中の母と交換日記をするかわいそうな私(6)も

そのあとずっと3人兄弟で母の実家に預けられることもなかったよなー、と

考え続けてるし

母は
一度も思ったことないと思う

あの時寂しい思いさせたなーとか絶対無くて

そのくらい図太くて何も感じない馬鹿だから

のうのうと生きてるんだと思う

だからこそ、あみこのお母さんがあそこまで精神崩壊してるのって(書道家なのに、、!)
私にとっては意外で

でもよくあることなのかもしれない、、
(ホルモンのバランス乱れるだろうし)

わたしは齢6歳にて母を見ていて妊娠→出産の成功率って3/5くらいのことなんよな、という感覚あったし

幼稚園の頃に、父親が亡くなってる同級生もいたし、
別の子で、よく一緒に遊んでた友達の優しかったお母さんが急にガンで亡くなったこともあったから
(そして私の母はここをくっつけたがってて倫理欠乏だしきもかった)

急に片親になることってかなり身近だったし
(離婚再婚も周りで多かった)

なんでみんな当たり前のように死ぬまで暖かい理想の家族(全員健常者)を築けると信じてやまないんだろうか、
と思っている


けど家系もあるとは思う

うちは母方がほぼ全員ASDの気で、母の弟は知的だし、そこも未熟児だったしうちの弟も生まれた時1kg無いとかだったから

私からそう簡単に健常者が生まれてくるとは思えない(血液ドロドロの遺伝はほぼ確だし)





私は綺麗事言えたことないし優しい心も持ってないから

あみこのお兄ちゃんと坊主が良い子すぎて、
ああいう人でありたいな、と思ったほんとに

のりくんの気持ちも超わかるけどね


お兄ちゃんもさ、兄弟児なわけで、
もし妹が無事産まれてたとしたらその子も兄弟児だったわけでしょ


近所にダウン症の子とその妹(兄弟児)がいて、その子のこと思い出した

休日に公園にお兄ちゃん連れてきてて一緒に遊んでて
結構ヒヤヒヤする場面もあって(妹はまだ小3とか)
わたしはいつも親は?と思ってた



やっぱり親は、あみこの存在を無かったことにして、普通の子供育てたかったのか、ただのデキ婚(再婚)なのかわからないけど、それって自分勝手すぎるし

きちんとあみこが自立できるようにしないといけないと思う

あみこを育てないといけないのに
新たに子供産んでる場合じゃ無い

のりくんに死ぬほど殴られてる時点であみこに社会性は無いし

女の子だから
もう少し大人になったら岬の兄弟みたいに本人にその気がなく性的搾取されることもあるかもしれない

障害児の話で、漫画家の母親(これもどうみても知的)がダウン症の子産んで、育ててる途中で、2回りも下の若い障害者と不倫したのちにその障害者と再婚(ののちにここも破局して離婚)とかいう胸糞エッセイ漫画読んだことがあって

そこで思ったことで、

障害者も矯正次第ということ

うっすらの記憶だけど、

その不倫相手の若い障害者は、健常者のように育てられて(親が障害を認めたく無かった)

ダウン症の子は漫画家母が1人息子として甘やかしすぎて、外に出せないレベルで

そこで教育方針の違いで喧嘩が絶えない的な

障害の重度もそれぞれだから一概には言えないけど

高嶋ちさ子のお姉さまもよっぽど育ち方が良いと思うんだよね

特性を理解した上で、
子育ての最終目的って、自分が先だったあと、子供が生きていくことだから

自立するか、誰かの支援を得るのか、
親ができることでそれを実現しないと

と、ど素人なりにすごく考えた話だった

深めたいこと

死生観の本とか読む


#こちらあみ子 #死生観 #流産 #兄弟児








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