ドイツで梅干しが恋しくなったら「ルバーブ梅」
ドイツなどの海外暮らしで欲しくなるのが、梅干し。
しかし梅干しはドイツでは手に入りにくい食材です。
そのため梅干しが恋しくなったら、手作りしてみませんか?
ルバーブという野菜を使えば、簡単に練り梅が作れますよ。
ルバーブを使った「ルバーブ梅」の作り方を詳しくご紹介します。
ドイツで梅干し!ルバーブって何?
ルバーブは赤くて、セロリやフキのような形をしています。
春になるとドイツスーパーに並ぶ野菜です。
ドイツ語でルバーブは、「Rhabarber(ラバーバ)」。
スーパーだけでなく、マルクト(ドイツの青空市場)でも春には頻繁に見かけますよ。
ドイツではルバーブをジャムやケーキなど、スイーツの材料として用いられるのが一般的です。
おやつに使われるルバーブですが、味は酸っぱい!
そのため日本人に馴染みのある、梅干しに大変身する食材なのです。
ルバーブ梅の材料
ルバーブ梅を作るのに必要な材料は、たった2つ。
ルバーブ:100g
塩:小さじ1
塩とルバーブの比率を守れば、大量に仕込んでも問題ないですよ。
ドイツの簡単練り梅!ルバーブ梅の作り方
作り方は簡単で、塩もみしたルバーブを煮るだけ。
ルバーブ200g程度なら、約20分で練り梅が完成しますよ。
①ルバーブの準備
ルバーブを水で洗う
根本と葉の部分を切る
5~10mm程度に薄く切る
②ルバーブの塩もみ
鍋にルバーブと塩を入れる
手でルバーブを塩もみする
③鍋で煮る
塩もみして水分が出てきたら、火をつけ加熱
全体が温まったら、弱火で焦がさないようにときどき混ぜる
ルバーブが柔らかくなったら、形を潰すように混ぜる
全体の水分がなくなったら火を止める
③完成!
味をみて必要なら塩を追加
清潔な容器に移して、完成!
ルバーブ梅の味は?
ルバーブ梅は、酸っぱい昔ながらの梅干しのような味です。
そのため、そのまま食べるよりは料理のアクセントに使うのがおすすめ。
我が家では、
そうめん
冷奴
ざるそば
などの味変を楽しみたいときに大活躍です。
塩を減らしてハチミツを入れると、ハチミツ梅風になりますよ。
ルバーブの季節以外にも梅干しを楽しむ方法
ルバーブが手に入る時期は、3月末~6月末ごろまでの3か月間のみ。
もっと長い時期ルバーブ梅を楽しみたいなら、冷凍保存がおすすめです。
清潔な容器に入れて冷凍すると、2~3か月持ちます。
私は密閉袋に平らにルバーブ梅入れて、お箸で型を付けて冷凍しています。
型が付いていると必要な分だけ取り出して食べられるので、とても便利ですよ。
ルバーブの注意ポイント!
日本ではあまり見かけないルバーブ。
ルバーブの特徴や注意ポイントをご紹介します。
緑のルバーブは酸味が強め
ルバーブは茎が緑と赤のグラデーションになっていますが、緑が多いルバーブは酸味が強め。
昔ながらのガツンとした酸っぱい梅干しが好きなら、緑の部分が多いルバーブを選んでみてください。
一方、赤い部分が多いルバーブは甘みと風味があります。
酸っぱい梅干しが苦手なら、赤い部分が多いルバーブにしましょう。
ルバーブの葉は食べないで!
ルバーブの葉には多くのシュウ酸が含まれています。
ルバーブの茎の部分にもシュウ酸は含まれていますが、水溶性で加熱すると減るので問題ありませんよ。
ドイツで梅干しが欲しくなったらルバーブ梅
長い海外生活で梅干しが恋しくなったら、ルバーブ梅を作ってみてください。
ルバーブ梅は普通の梅干しを作るよりも簡単で、たった20分で練り梅ができます。
冷凍保存すれば日持ちするので、ルバーブの季節が終わっても梅干しが楽しめますよ。
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