ドイツスーパーのお米を食べ比べ!安くておいしいお米は?
ドイツスーパーで日本で食べるようなお米が買えることをご存じですか?
ドイツ生活が長くなると、日本の味であるお米が恋しくなりますよね。
アジアスーパーに行くと日本のお米が手に入りますが、値段が高いのが悩みどころ。
特に留学やワーキングホリデーでドイツに住んでいる場合は、食費を抑えたいこともあります。
今回私がドイツスーパーで買える安いお米を食べ比べて、どの種類が一番よかったかを検証したので結果をご紹介します。
炊飯器がなくてもお米が簡単に炊ける方法もお伝えするので、炊きたてのおいしいご飯がすぐに食べられますよ。
ドイツスーパーはお米の種類が豊富
ドイツスーパーには、豊富な種類のお米が売っています。
日本ではあまり見かけない細長いお米や、玄米もあります。
1つが500g~1000g程度の小さなパッケージなので、好みのお米を探すのにもちょうどいいです。
パエリアやチャーハンなど、作る料理によってお米の種類を変えるのもおすすめですよ。
ドイツスーパーで買った3種類のお米を食べ比べ
ドイツスーパーのREWE(レーベ)で購入したお米3種類を、食べ比べてみました。
Langkorn Reise(ラングコーンライス)
Milch Reis(ミルヒライス)
Sushi Reis(スシライス)
それぞれのお米の味を「甘み・粘り・香り」の3つのポイントを3段階で評価しました。
Langkorn Reis(ラングコーンライス)
ラングコーンライスは直訳すると「長い粒の米」。
その名の通り、米粒は細長い形をしています。
ドイツのアジアレストランでよく出てくるお米の種類です。
甘み:1(なし)
粘り:1(なし)
香り:1(なし)
ラングコーンライスは、炊くのではなく茹でる!
作り方は鍋にたっぷりの湯を沸かし、お米を入れて15分ほどパスタのように茹でます。
茹で上がりはパラパラとしており、お箸で食べるよりもスプーンで食べるほうが食べやすいかもしれません。
ラングコーンライスは、日本のご飯のようにして食べるのではなく、パエリアやリゾットにするのに向いているお米です。
Milch Reis(ミルヒライス)
ミルヒライス(ミルクライス)は、本来はデザートとして食べるお米です。
見た目は日本のお米と変わりありません。
甘み:3(あり)
粘り:2(少しあり)
香り:2(少しあり)
炊き方は日本のお米と同じ方法で炊きます。
炊きあがりも味も日本のお米に似ていました。
Sushi Reis(スシライス)
スシライスはお寿司のために作られているお米です。
日本のお寿司はドイツでも人気のメニューで、寿司レストランやスーパーのお惣菜でもお寿司を見かけます。
焼き海苔も売っており、お寿司が好きなドイツ人は、家庭でもスシライスを使ってお寿司を楽しんでいるようです。
甘み:2(少しあり)
粘り:2(少しあり)
香り:2(少しあり)
スシライスの炊き方は、日本のお米と同じです。
ミルヒライスと似ていますが、今回購入したスシライスは甘みが少なかったです。
お米の食べ比べまとめ!おすすめはミルヒライス
3種類のお米の味と価格を表にまとめました。
ドイツスーパーで買ったお米を食べ比べた結果、「ミルヒライス」が一番おいしくて、値段もお手頃価格でした。
炊飯器なしでミルヒライスをおいしく炊く方法
我が家には炊飯器がないので、お鍋でお米を炊いています。
お鍋でもおいしく炊ける方法を紹介します。
①準備
ミルヒライス1合(150g)を準備
水でミルヒライスを研ぐ
厚手の鍋に研いだミルヒライスを入れる
水250mLを入れる
10分程度、浸水しておく
②炊く
浸水させたミルヒライスを火にかける
中火で加熱する
沸騰したら弱火にして3分加熱
火を消して10分そのまま放置(蒸らす)
③炊きあがり
10分の蒸らしが終わったら完成!
蓋を取り底からしっかり混ぜてお茶碗に盛る
驚きの調理方法!お米を袋ごと茹でる?お米がデザート?
今回購入したお米のパッケージに書かれている調理方法を見ると、驚きの連続でした。
またドイツカフェでミルヒライスにも挑戦してみたので、ご紹介します。
お米はビニール袋ごと茹でる
ラングコーンライスの箱を開けると、1食分のお米が穴の開いたビニール袋に入っていました。
調理方法を読んでみると、どうやらそのまま熱湯に入れて茹でるよう。
ビニール袋にはフォークなどを通せる穴まで設計されています。
茹で終わるとビニール袋を切って、お皿に出して食べます。
茹で上がり時のザルが不要で、お米の計量もしなくていいので、とても便利な設計だと思いました。
ミルヒライスはデザート
ドイツではミルヒライスをデザートとして食べます。
ドイツカフェのデザートメニューにミルヒライスがあったので、注文してみました。
温かいものか冷たいもの、どちらにするか聞かれて迷いましたが、今回は温かいミルヒライスを注文。
見た目はクリームリゾットのようですが、すいかやオレンジなどのフルーツが盛られています。
小さなお皿には砂糖とリンゴジャムが入っていました。
気になる味は、衝撃・・・・・。
砂糖たっぷりの甘い牛乳に、お粥のようなご飯。
黒コショウのように見える黒い粒は、バニラビーンズです。
頭ではクリームリゾットのように理解しているのに、味覚が甘いので混乱して不思議な感覚に陥りました。
温かいミルヒライスを注文したため、上に盛られたフルーツたちもほんのり温かくなっていました。
甘いご飯と温かいフルーツに驚きながらも、なんとか完食。
恐らく私は二度と注文しませんが、怖いもの見たさに注文するのはいかがでしょうか。
アジアスーパーやネット通販で日本のお米も
アジアスーパーやドイツのネット通販で、日本のお米が売られています。
甘くて粘り気のある日本ならではのお米が食べたいなら、アジアスーパーやAmazon.deを探してみてください。
値段はドイツスーパーのお米に比べると高いですが、味は間違いありません。
日本から輸入した日本米もありますが、イタリア産のコシヒカリ「ゆめにしき」やスペイン産のあきたこまち「みのり」などが人気です。
ドイツスーパーのお米はミルヒライスがおいしい!
ドイツスーパーで購入できるお米3種類の食べ比べをしました。
その結果、ミルヒライスがおいしくて値段も安いので、一番よかったと判断しました。
ドイツでの生活が長く続くと、お米が恋しくなります。
アジアスーパーのお米は値段が高くなかなか手が出せないというときは、ドイツスーパーのミルヒライスを試してみてください。