マガジンのカバー画像

バッハ関連まとめ

13
バッハ関連の記事についてまとめています。
運営しているクリエイター

#ゴルトベルク変奏曲

【Portrait of BACH】三分でわかるバッハの素顔【祈り、歌え】

 クラシック音楽史上、数多の名曲で知られながら最も誤解されている作曲家と言えば、音楽の父ことバッハ(1685-1750)だろう。    学校教育で習うバッハ像はもとより、インヴェンションや平均律を通じて体感するバッハの音楽は、一種独特のものがある。    バッハの素顔とは?    珠玉のショートピースは無数にある。  これぞというものを三つだけピックアップしてみた。 祈るバッハ  セロ弾きのバッハは、踊りながら、祈る。  ここでは、通常とは異なる時間が流れている。  

G線上のアリア論-BACH音楽の普遍性(番外編)和楽器によるバッハ演奏

 和楽器(日本の伝統楽器)によるバッハ演奏を聞いたとき、以下の記事の構想を得た。  今回は番外編と称して和楽器によるバッハ演奏をいくつか紹介したい。 1.無伴奏チェロ組曲第1番プレリュード 琴によるバッハの無伴奏作品の演奏。  琴独特の音のゆらぎも含め、低音から高音まで楽器の音色をじっくりと深く味わうことのできるこの曲は、もはや琴のための作品と言っても過言ではない。 2.無伴奏フルートのためのパルティータより《サラバンド》 続いては尺八によるバッハの無伴奏作品の演奏であ