トロイトマン・オルガンで聞くバッハのオルガンコラール
ベルリンからハノーファー経由、合計3時間の鉄道の旅を経て、中世以来の鉱業都市であるゴスラーに到着する。
ゴスラー近郊のグラウホーフには聖ゲオルク修道院がひっそりとたたずみ、我々を聖なる時間へと導く。
修道院教会のオルガンはバッハ存命中の1737年にクリストフ=トロイトマンによって製作されたもので、幸いにも、現在に至るまで当時の姿をほぼそのままにとどめている。
ジルバーマン系のオルガンに典型的な、波打つようなファサードが実に美しいが、なにより、オルガンのさまざまの音