マカオのプロテスタント墓地は密かな人気（世界遺産）

私のカジノの主戦場、マカオ。カジノのイメージとは真逆で、30もの世界遺産があるので、多くの観光客で賑わっています。マカオのプロテスタント墓地は、異国情緒と歴史的価値が詰まった場所で、マカオの多文化的な歴史を感じられる場所として世界遺産にも登録されています。

■プロテスタント墓地の歴史背景

マカオのプロテスタント墓地は、19世紀初めにマカオ半島の聖ラザロ地区に建てられました。当時のマカオはカトリックが主流で、プロテスタントの埋葬地がなく、外国人のプロテスタントが埋葬されることは難しかったのです。

そこで、1814年にイギリス東インド会社が墓地を設立し、ヨーロッパ諸国からの貿易商や宣教師がここに埋葬されるようになったそうです。

尚、2005年に「マカオ歴史地区」の一部としてユネスコの世界遺産に登録されました。これは、マカオが多文化的な歴史を持ち、東西の宗教や文化が融合した重要な場所として評価されている証だと言えます。

■プロテスタント墓地が人気の理由

マカオのプロテスタント墓地は、観光客からも人気のスポットです。なぜなら、聖ポール主天堂跡等の世界遺産から徒歩圏内の立地の良さに加えて、美しい庭園や墓石デザイン、小さな礼拝堂など見どころが多いからです。

私もたまに観光の案内を頼まれますが（プライベート）、40歳以上の方からプロテスタント墓地へのリクエストが多いですね。

墓地内には古い石碑や美しい墓石が並んでいますが、墓石には英語やポルトガル語で刻まれた碑文があり、歴史的なエピタフも見られます。また、他の観光地と違って、墓地は木々や緑に囲まれているため、静寂で落ち着いた空間が広がっています。

また、墓地の中には小さな礼拝堂があります。当時のプロテスタント信仰を反映したデザインが印象的で尊厳な雰囲気があり、訪れる人々が祈りを捧げることができます。

私は無宗教なので、プロテスタント信仰自体に興味はありません。しかし、マカオにおける歴史的背景や価値には興味がありますし、墓地の雰囲気などには心が落ち着きます。カジノやエンタメ、グルメなどで心躍る環境が多いマカオにおいて、意外と心に残る場所だと言えます。マカオに来られた際はぜひ。

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