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Visageパロディ・モチーフ集

以下Visageのネタバレ・憶測を含む内容となっております。
閲覧は自己責任でお願いします。

サイレント・ヒルやP.Tを初めとしたオマージュ、パロディで知られるVisage。
しかしVisageに散りばめられているオマージュやパロディはゲームに限ったものだけではない。

鏡(不思議)の国のアリス


鏡の中を行ったり来たりするドロレスのステージ。
このステージは随所に、ルイス・キャロルの有名著書「鏡(不思議)の国のアリス」のオマージュが散りばめられている。

  • 鏡の中を行き来する

  • 紅茶

  • 不気味な詩=ナンセンスな詩

  • 捻れた通路や空間

  • 喋る無機物

…etc

Mirrors


ルーシーは最期、自身で自身の顎を引き裂くという奇行にはしる訳だが、これは映画「Mirrors」のオマージュだと思われる。

件の映画はサスペンス・ホラーだが、同様にバスルームで自身の顎を引き裂く女性が出てくる。
ドウェインが潜ることになる血みどろの猫足バスタブもここから来ているものだろう。

ルーシーも中々だが、それよりも更にグロテスクなシーンとなっているので、閲覧の際はご注意下さい。

ペテロの否認


聖書の逸話の中の一つである「ペテロの否認」。
内容は、イエス・キリストの敬虔な弟子であるペテロが、イエスが捕らえられた際に「イエスを知っているか?」という質問に3回も「知らない」と応えてしまい、敬愛する師を3度も否認してしまったことを後悔するというもの。

これは、ルーシー・ドロレス・ラカンの3人を見てみぬフリをして、後悔しているドウェインの姿と重なる。
邸宅内にはマリア像やクロスなど、ドウェインがカトリック教徒だったことを匂わせるモチーフもある。
このことからも、この逸話がストーリーのベースに使用されている可能性は高いだろう。

7つの大罪


作中に出てくる7つのテープはカトリック教会の「7つの大罪」がモチーフとなっている。

実際同じなのは「GREED」と「PRIDE」の二つだけだが、タイトルについては飽くまでドウェインが犯した罪ということで他の5つが挙げられたのだろう。

3つの道


カトリックの教えでは、死後の世界は地獄・煉獄・天国3つの道に分かれている。
ルーシーの章で3度続く3つの分かれ道は、知らずの内に悪い道を選びとっていたということを表しているのかもしれない。

他にも3という数字はゲーム内で多く見られる。
(3:33で止まっている時計等)
これについての元ネタは現時点ではわからないままである。
知っている人がいたら教えて欲しい。

以上、Visageのパロディ・モチーフ集でした。

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