NICUでの面会
入院中は何回でもNICUに行っていいよと言われたので、遠慮せずに何回も通った。
小さい我が子はまだ赤黒く、そしていろんなケーブルや管に繋がっていた。
呼吸器に至っては顔の半分くらいの大きさだった。
未熟児用のおむつもブカブカしていた。
チューブやケーブルの合間から見える我が子はとても愛おしかったが、
見ていて痛々しかった。
そして色々な画面がピカピカ光っており、
他のブースでは大きなアラーム音が鳴り響いていたりした。
いまだに大きなアラーム音を聞くと当時の不安感を思い出す。
うちの子は他の子よりもよくアラームがなっていたと思う。
「息子君、まだお外の世界慣れてなくて呼吸するのを忘れちゃうことがあるんですよ。」
と、教えてもらった。
先生からの説明ではまだ肺が未熟だという。
ただ、肺がまだ育ちきっていない以外は問題はないと言われたが、まだまだ色々な検査があり、薬も処方されるとのことだ。
赤っぽいことについてはまだ皮下脂肪がついていないのでと説明を受けた。
体が大きくなっていくごとに脂肪もつき、普通の肌質になっていくとのことだった。
また、顔や背中に毛がいっぱい生えていた我が子だったが、先生の話によると未熟児で生まれた子には多いとのことだが、そのうち薄くなっていくとのことだ。
先生や看護師さんたちはとても親切に質問に一つ一つ答えてくれた。
本当に感謝である。