突然の退院
この頃には検査で学生さんたちと先生が一緒になって親身に励ましてくれた。
問題は30mmまで稼いだ距離が少々短くなったというところだった。
だが、距離はそこで安定したらしい。
炎症も数値も落ち着いているらしく、先生から突然
「いつ退院したい?」
と聞かれた。
驚きつつもいつでもいいが、家に戻るのは少し不安であると正直に打ち明けた。
先生は22週に入り、数値なども落ち着いているので家で安静にしていた方が精神的にもいいのではと言われた。
ただ、不安はあるとは思うので、家族と相談してもう少し様子を見るかどうか決めていい。と
すぐさま旦那と親に電話した。
旦那は家で安静にして、ゆっくり過ごそうと言われた。
家は病院からタクシーで15−20分の距離であるし、何かあっても対応できるであろうと。
逆に親は退院には反対であった。
お腹の子に何があるかわからないから病院で何があっても対応できるように生まれるまで無理せずいた方がいいのではと。
諸々話し合った結果、
家に帰って様子を見ることになった。取り急ぎ1週間。
その間に数値が悪化などしたらまた病院に戻るということになる。
「じゃぁ明日退院で!」
と、先生に言われた時は入院、手術も急だったが、退院も急だなと。