Stay Homeな今、ご家庭でのお口のケアが大切です!!
緊急事態宣言を受け、歯科医院も厚労省や歯科医師会からの通達に基づき、緊急性の低い治療は延期をすることも考えていかなければならない状況です(※1)。
もちろん、延期することで悪化する場合もありますので、そこは自己判断ではなく、自分の治療を延期しても良いのかは、通院中の歯科医院と相談する必要があります。
今回は、緊急事態宣言で在宅勤務や休校でご家庭にいる場合のむし歯予防、初期のむし歯を悪化させないためのコツを考えていきたいと思います。
なお、むし歯の大きさや重症度は個人で判断せず、かかりつけの歯科医院の判断を仰いでください。
◾️STAY HOME に求められる、むし歯予防とは…?ポイント3つをご紹介
① 規則正しい生活を送る
ついつい、夜更かし朝寝坊といったサイクルになりがちです。早寝早起きのリズムを崩さず、朝食を毎日摂る、昼や夜ご飯も時間も決め、就寝時間も遅くならないようにしましょう。
② フッ化物配合歯磨剤をつけて1日2回は歯磨きする
歯ブラシに何もつけずに磨くよりも、フッ化物が配合された歯磨剤を使うことで、むし歯予防になります。年齢に応じた濃度(6歳未満は500ppm以下、6歳以上は1000ppm)を使い分けましょう。詳しくは厚労省のHPに載っています(※2)。
③ ダラダラ、ちょこちょこ食べをしないという強い気持ちを持つ!
● 子どもがぐずると外出もできないし、ついお菓子を与えてしまう…
● 家にあるお菓子や甘い炭酸飲料を食べながら飲みながら仕事するようになった…
ストレスにさらされていると、ついつい甘いものが欲しくなります。しかしながら、ダラダラ砂糖の入ったものを口にしていると、自粛が終わったころにはむし歯だらけ、となりかねません。
ここは、心を鬼にして、「砂糖の入ったお菓子や飲み物を買わない」か「口にする時間を決め、おやつの時間以外は食べない」といった強い気持ちが大切です‼️
特に歯医者さんから、「小さなむし歯がある」「初期むし歯がある」「生え途中の歯がある」「唾液が少ない」「エナメル質形成不全の歯がある」など、注意するように言われている方や心当たりのある方は注意しましょう。3月の休校中も、いつもよりむし歯が進行して治療する症例が増えたように感じました。
どうか、このStay Homeでお口の中が悪化しないよう、お気をつけください。
【参考文献】
※1 新型コロナウイルス感染症についてー日本歯科医師会(https://www.jda.or.jp/corona/)
※2 フッ化物配合歯磨剤ーeヘルスネットー厚労省(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth/h-02-007.html)